第29話 閑話休題・若葉5才✖蒼一郎17歳 前編
「はあっ、はあっ、はあっ」
—— 美紀子の濡れた舌が京介の鈴口をぬるぬると蛞蝓のようにはい回るたび、いよいよ肉棒は鍛えられた太刀のように強直して海綿体にドクドクと血液が送り込まれるのだった。
「きょ、恭介さん、早くぅ欲しいどすえ~! もうぐちょぐちょどすえ~!」
狂乱した美紀子は自らの指で柘榴色の秘所を押し広げると、猛る鎌首を当てようとした —― 『古都の獣狂い』
「おにぃ!」
「どわあっ」
俺は驚いたあまり椅子から転がり落ちた。
なんて日だ!
オナニー中に妹が部屋に乱入するというハプニングが起こっちまったぜ!
若葉は朝から熱があって、寝室で薬を飲んでよく眠っていた。だからすっかり警戒を解いてだな、親父の本棚で見つけた官能小説を読みながらまったりオナニーしてたのに。
ひとまず、チンコを隠さねば。えいッ。まだ固いぞ。
「あ―――! おにぃ、それ、なあにー?!」
目ざとい若葉は、俺がパンツにしまうより早く、チンコの先端をぐっとつかんだ。
「うっ!」
「かーわーいー! ずるーい! いつから飼ってたの?」
チンチンをなでなでし始めた。こいつ、チンコを生き物だと勘違いしてる?
まあ、5歳だし、熱もあってナチュラルハイだし。
この調子でごまかせるか?
「こ、これは融合個体のつむぎちゃんと言ってだな、パンツの中で飼ってんだぜ。若葉、母さんにはヒミツだぞ」
「うん!」
若葉はちっこい手で俺のチンコをなでなでする。やべ。手が柔らかくてあったかくてすっげー気持ちいい……。俺、ロリじゃねえのに、そんなことされると、元気になっちまうじゃないか――――――!
「あれあれ? つむぎちゃん、なみだながしてる?」
やべ。先走り汁が。
「そ、そうだな。つむぎちゃんはせんさいでな、あんましさわると怒って噛みつくかもよ」
「へーきだもーん! あたしも噛みつくから。うがーっ」
「や、止めろ! 止めてください、お願いします! つむぎちゃんが噛まれたらおにぃちゃん泣いちゃうよ」
「ふーん。だったらね、つむぎちゃんにチューしてあげる!」
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