#011:意外だな!(あるいは、待ちかね!SATSURIKU大暴祭)
起死回生(と思われる)「カード」を手にしたということよりも、それを得るに至った過程の方に衝撃を受けている俺なのだが。ネコル大丈夫か?
ともかくコレは、
先ほどまでの
「『三番勝負』とか言ってたよなあ……初っ端はお前さんの圧勝。これで俺は追い込まれたっつうわけだが……どっこい
とっておきの
瞬間、「勝負」の一区切りがついたのか、俺の右肩付近に深々と刺さっていた「槍」が、光の粒のようなものに変化し、霧散していった。痛みは当然持続してるものの、まあそれはもうどうでもいい。うっとおしさが消えただけで御の字よぉ……(ケレンミー♪)
下顎を突き出し斜に構えた姿勢で、野郎のツラをねめつけてやる。「レジェンド」カードなるものを今俺は保持してるっつうことは理解できている。そしてそれが問答無用の絶対的な力を持っているだろうことも……
「せっかくだから俺は『こいつ』で勝負するぜ……よく見てこいつに勝てるカードを『
脳内でガンガン鳴っている甲高い効果音じみた声に、不思議と酩酊感を覚えている。歪んだ
「おやおや? 『パス』かよぉ、おいおい? 随分と豪気だなぁ。それとも次の布石なのか? わからねえが、とりあえずこっちは勝手にやらせてもらうぜ?」(ケレンミー♪)
俺は奴の眼前に、右手に掴んだ「カード」を突きつけてやる。そこには、
<法則:どついたるねん>
今の俺の、正にの心情をグッドな感じで表現してくれた
そうだよなあ……こっからはよぉ、殴り合いだッ!! 「魂の」なんつう、ぬるさは皆目無え、厳然たるッ!! 「物理」の殴り合いだよ……!! あるいは、一方的にボコしナメす事になるかもだけどなあぁぁぁぁぁああッ!!(ケレンミー♪)
ユズ「そそそんな法則あるかぁぁぁぁあああッ!! み、認めんッ!! そんな荒唐無稽ッ!! 『ルール』無用の残虐
ギン「……『ルール』に則ってやってやってるつもりだがよぉこちとらは……何も違反してるとこは無いと思うが? どの道、『ルール』で縛られてんだろ? 出来ないことは出来ない……なら……出来るかどうか身をもって試してみろよ……」(ケレンミー♪)
ユズ「ゆ、優位に立った途端、この達観落ち着き&上から
ギン「わかってきたぜネコル……俺は……俺、なんだよな……(ケレンミー♪)……おおおおおおおああぁぁッ!! 全開ッ!! 『ケレンミック=パゥワァー』ぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
ユズ「ヒィィィィィ、理解の及ばない言の葉を堂々と振りかざされると、得体も知れない恐怖が脊髄辺りをおろし金でぞりぞりすりおろしてくるかのように怖いよぉぉぉぉおッ!!」
もう、なけなしの理性を保つ必要は無かった。「どつく」言うたら、どつく言うねん。
「んなあああああああああアアアアアアアアアッアヒアアアアアアアアアッ!!」
タガの外れた俺は、もはや狂乱に駆り立てられた奇声を上げ続けるだけだったが。
「!! ……!!」
その両の拳は、寸分違わず、野郎の顔面およびその身体前面を的確にとらまえ、断続的に前後左右へと跳ねさせる。
あるてっつぁ、みたいな叫び声を上げながら、俺の渾身の左右連打を、なす術も無く喰らい続けるだけの長髪。その
ネコルのこととか、この異世界のこととか、諸々のことは全て忘れ吹っ飛んだまま、俺はただただ自分の中の快楽に任せて両腕を振り回すだけだった。いやあかんけ↑ど→……でも……でもッ!!
うん……気持ちええ……これが俺の能力というのなら……ッ!! この混沌たる世界を統べること、それすら、それすらぁぁぁあぁあああッ!! ……
何かを悟ってしまった俺は非常に凪いだ目で、奥行き方向へ吹っ飛び行く長髪を、ただ見送るだけの俺がいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます