第3話 ガニメデは歩く戦場でも
ガニメデは国家間の戦場であろうと関係無く進行し・・・戦場を破壊する。
これは古代兵器を周囲無差別にぶっぱなし、更地にする・・のでは無く、縦横無尽に動き回りその跡地を原生林に変えてしまうからである。
大元のガニメデを各国が討伐しようとしても現状ガニメデに傷一つ付けれず、寧ろ引き潰される、実際は避けて行くのだが大抵は移動後の跡地から逃げ延び切れない者が急速成長する植物に呑まれるか上の方に引っ掛かり帰らぬ者となる。
故に各国の好戦的な軍部には目の敵にされていわゆる『勇者』による討伐隊が何度か組まれたがガニメデの装甲に斬撃痕を与える端から再生したのを見て皆心をへし折られ二度と来なかった。
ガニメデに対抗するには同じ古代兵器であるガニメデクラスの古代兵器を発掘し居住者である男のスキルである『魔道具復元』で復活させてぶつければ対抗出来なくはないが、実際に起動状態なのはガニメデだけである男もガニメデもその懸念は有ったので事実上片っ端から古代兵器を発掘、復活させて意思疎通し安全性の高い場所で休止するかガニメデに搭載したりして対策はしたのである。
機動家屋『ガニメデ』 張果仙人 @tyoukasennin
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