第7話 サマータイム
私が読んだ頃は、「サマータイム」と「九月の雨」が別々の単行本になっていたのですが、それから十年ほどたった今、文庫本一冊にまとめられたようです。
コンパクトになってうれしいのですが、単行本の表紙も装丁も大変きれいだったので少し寂しい気もしつつ…。
この本をみつけたのは中学校三年生のときでした。
表紙がきれいで何気なく読んでいたのですが、登場人物が生き生きとしている様子や、鮮やかな色彩が読んでいるだけで目の前に浮かび上がってくるような描写、強く印象に残る本で、先生や友人に無理やり読ませた覚えがあります。
もちろん、夏休みの読書感想文はこの本で書きました。
しかし哀しいかな、私の表現力ではこの本の素晴らしさを人に伝えることはできませんでした。
当時駆け出しだった(多分)作者も、今ではかなり有名な方になっておられます。
十年あれば、人はいろいろなことができるのだなあと思う今日この頃です。
(今となっては十年どころではないが…)。
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