人物紹介 9回目

 バローズ・フォン・クロストパージュ



 ユニバンス王国宮廷魔術師を務めていた人物です。

 現クロストパージュ家当主のケインズから見ると叔父さんに当たる人で、ケインズの父親の兄弟。御祖父さんの末の子供となります。ので年齢は結構近いっす。


 魔法使いとしてよりも相談役としてウイルモット王に重宝されていました。

 得意魔法は操作系に属する精神魔法です。精神を病んでしまったフレアに今までの経験(死刑囚相手に磨いた腕前)を発揮して魔法を使用しました。


 一応ユニバンス王国魔法学院の学院長を兼任していましたが、王都を出た時に辞任しています。

 いつか書くであろう学院編で学院長として天才児たちが巻き起こす騒動の後始末に奔走することでしょう。


 グローディアとアイルローゼの師匠になりますが、二人が同時期に学んでいたことは無いので『私はこれでもグローディア姫に魔法を教えていたのだよ』という言葉をアイルローゼが覚えている程度ですね。 グローディアはアイルローゼが弟弟子って変か? 妹弟子だということも知らないかも。


 バローズさんに関しては大半を作者の独り言で語っているはずですが、たぶん気になる点は『精神魔法』の一点かな?


 ユニバンスで精神魔法を扱う人はごく少数です。理由としては腕の磨きようがないってこと。ちょっとでも失敗すれば廃人にしてしまう魔法なので、簡単に使用することが出来ません。バローズも精神魔法を弟子に伝えることはしませんでしたし。


 で、レニーラの告白だとファシーなどにこれを使った人物が居るはずです。ですがバローズさんではありません。

 では誰が? それがたぶんこれ以降の追憶編のネタになって行くことでしょうw




 ゾング・フォン・ロイール



 近衛の副団長。一応騎士の位を持つ騎士の1人です。

 ですが現場より事務仕事の方をやった人で、後記の近衛団長となるドウリアスの懐に上手く潜り込んで出世をし続けたタイプです。ので、上には弱く下には強い……完全に部下たちから嫌われる人ですね。


 反乱時にゴーンズの誘いを受け要塞から脱出。自身の領地の山間部に作った施設に隠れます。

 つまりノイエたちが過ごしていた施設の関係者です。この辺は追憶編でまた。

 ちなみに本編に出て来るのでお楽しみに~。




 セルグエ・フォン・エフリエフ



 ユニバンス王国大将軍。王国軍のトップな人。

 まあ多数派工作でその地位を得たタイプなので、実力重視のウイルモット国王からは嫌われ、早く解任したいと言われ続けていた人です。


 共和国からの誘いに乗って、薬の売買で得た資金を元に反乱を決行。

 ユニウ要塞でこの世の春を過ごしていたら、クロストパージュ家の秘匿魔法『煉獄』で灰すら残らず焼かれました。


 特に書くことが無いモブ中のモブな御仁です。




 ゴーンズ・フォン・エフリエフ



 ①に続いて②でも出て来たモブw

 ①で王妃の護衛をほったらかし……救援を呼びに行ったとか言い訳していた人です。


 左遷した港町でも案の定色々とやらかし、密偵に見張らせていたウイルモットの策に嵌った馬鹿。

 家ごと潰されましたが、その後は本家筋のセルグエを頼りどうにか食い繋ぐ。

 共和国との連絡要員となり、『あれ』に目を付けられてユニウ要塞からで死なずに済む。


 一応本編にも出て来るのでお楽しみに~。




 ドウリアス・フォン・グエル



 ユニバンス王国近衛団長。剣の腕前は抜けていたが、酒と女に弱い典型的な馬鹿。

 鍛練も怠けていたので衰えるばかりで……最後は結構酷い状態でした。


 普段から遊んでばかりいましたが、ハーフレンが副団長になってから自由に使えるお金が極端に減ってしまい借金で大変な事態に。

 で、密告者から得た情報で『金目の物があるかも……』と勝手に旧ロイール領へ。

 略奪途中でハーフレンが来たために言い訳出来なくなり、この施設での報告書を完成させてから解任されました。


 ちなみに本編でノイエの情報を共和国に売ったのはこの人です。ハーフレンの読みが正解です。密偵衆が捜索していますが発見されていません。

 本編に出て来るのかは現時点で不明です。




 ゴブリアス



 前線で名を馳せた"巨人"さんです。

 元は一般の出ですが、その恵まれた体形で大暴れを続け、兵となってからは前線での活躍は……カミーラに劣るよな。カミーラ&スハのコンビは次元が違うんで。


 騎士に叙されなかったのは粗暴すぎる性格が故です。

 名前は本文通りドウリアスの名を弄って自分で新しく作った感じです。


 ハーフレンに一度は勝ったが次で確りと負けた典型的な噛ませ犬。

 ですが薬を飲み過ぎた故に絶命せず、動いていた所をゴーンズたちに拾われました。

 追憶②のラストが示す通り、本編に出て来ます。




 ソフィーア・フォン・アーグル(旧家名ムルストン)



 アイルローゼの3人の弟子の1人。


 スタイルだけなら師であるアイルローゼよりも良いとかw

 胸のサイズが圧倒的に違うのだよ! 弟子の中で最大サイズを誇ってました。

 心優しくて、普通に平然と馬鹿をし始める先生の後始末を泣きながら自ら進んで外れくじを引くタイプの少女です。


 実家は領地の運営で失敗し続け借金まみれ。裕福な下級貴族に嫁ぐはずが婚約者は前線で非業の死。変な噂まで流され……結局地方の下級貴族に売りに出される。(この噂を流したのは上級貴族の娘というステータスを欲した夫であるデルグドの差し金だったりします)


 不幸が続いて自分の人生に絶望し、例の薬を作ってしまいました。

 魔法使いとしての彼女はアイルローゼの弟子に選ばれるくらいなので優秀です。だから不可能なはずの薬を作れたのですが。


 で、捜査の手が及んでいると確信し、最後はせめて友の近くで……と向かった墓地でフレアと遭遇。

 彼女の境遇を知り、可愛かった末っ子のようなフレアの助けになりたいと『とっておきの魔法』を使用します。


 刻印さんが作ったこの魔法は対価を必要とする魔法であり、『使用者の全て』と引き換えで発動します。まあ魔法式を刻むのにも高度な器用さを要求されますが。

 魔法自体は無事に発動しています。効果は…その内本編で語られるよ。だって刻印さん居るしw


 当初の予定だと、もっと不幸な最期を迎えるはずでしたが……いくらなんでもな~と作者が救済する方向に傾きフレアに看取られてお亡くなりとなりました。

 たぶんそのせいで本編の文章に不都合が生じることが発生するかもですが、「長期連載で内容の一部に矛盾が生じるなんて普通のことですから!」と開き直っちゃダメですか?


 夫は完全モブだったのですが、殺す場面で名前が無いと誰が死んだか分からない……という理由で名を得ました。




 鼻曲り



 モブ中のモブ。キングof噛ませ犬!

 使い勝手良いと作者が気に入って何度も出て来てはハーフレンにやられるキャラ。

 ここまで来たら最後まで名前を与えずに行こうかとw

 恐ろしいことに本編で再登場する予定です。マジで!


 仮に名前が必要になったら公募して名前を募ろうと言う夢がありますw




~あとがき~


 次話からしれっとMain Storyの開始です。

 フレアとハーフレンの関係を纏めつつ、次なる目標は『家族愛』なのです!

 それぞれの家族愛をいろんな形で表しつつ、迫りくる厄介事をアルグスタがどう華麗に回避しつつノイエを愛でるのかにご期待ください。


 主人公のキャラ設定……絶対に間違えた気がする……




(c) 甲斐八雲

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