四日目

その1

 朝の川の水ほど、心地の良いものはない。

 足首までの深さの清流は、眠い体を覚ますのにちょうどいい冷たさだ。流れる水の音は熱くなった頭にも適度な落ち着きをもたらしてくれる。

 そんな冷静な意識の中で水の中に手を入れていたマシューは、ふと何かを見つけつかんだ。水から引き上げたそれは、昨夜影に向かって投げつけた斧であった。

 マシューとクマヨシのふたりは、昨夜追跡劇を繰り広げた草原を訪れていた。朝日が昇っておぼろげながらも明るくなった今、ふたたび現場を検証しようというのである。



 この地を訪れる前に、ふたりは村はずれにハンスじいさんを見送りに行った。ふだんは畑仕事に使っている老いぼれ馬の背にまたがったハンスじいさんの姿は、村の代表というにはどこか頼りない。確かにこの馬でノイバーブルクに向かうには、朝早くに出なければ約束の時間にはつかないだろう。

 厩で若い馬を借りればいいじゃないかとマシューは言ったが、ハンスじいさんは「長いつきあいのあるこいつのほうが何かと都合がよくてな」と笑った。



 昨夜の件で村人から一層厳しい目を向けられることになったマシューたちに、唯一優しい声をかけてくれたのもハンスじいさんだった。


「考えすぎるなよ。確かに次の犠牲者を出したのは痛恨の極みだが、それでめげてしまっては解決するものも解決しない。だいいちお前さんたちがいなきゃ、犯人の姿を見つけ出すこともできなかったのかもしれんのだからな」


 隣でかけてくれた言葉が、絶望に打ちひしがれつつあったマシューとクマヨシを再び立ち上がらせてくれた。

 そんなハンスじいさんは、青白くなり始めた東の空を見つめながら、しみじみとつぶやく。


「今回のことは、わしにもどうなるかわからん。かれこれ六十何年生きてきて、初めてのことばかり起きる」

「なあに、人生ってのは、そうじゃなきゃいけない。じいさん、昔そう言ってくれただろ?」


 今度は逆にハンスじいさんを励ますように、マシューは言った。どうやらハンスじいさんも、見た目にはわからないが立て続けにいろいろなことが起きて疲れているらしい。その言葉に、しわだらけのハンスじいさんの顔が小さくほころんだ。顔のしわは、今回の件でもう一本は増えたことだろう。


「マシュー、それにクマヨシ君、この数日でいろいろあったが……どんなことが起きても、気は確かにもっておくれよ」

「はいっ。ではハンスさん、よろしくお願いします」


 クマヨシが元気に答えた横で、マシューは大きくしっかりと頷いた。


「それじゃあ、行ってくる。あとは頼んだ」

「じいさん、どうか気をつけて」

「ああ、お前さんたちもな」


 そう言って、ハンスじいさんは都に続く道へと消えていった。



 クマヨシは丘の上で、足跡などの痕跡を探している。マシューはクマヨシに、昨夜の追跡中に鳥の羽らしきものが舞っていたことを話し、それについても調べるように伝えていた。

 水から引き上げた斧の刃を、マシューはじっと見つめた。斧の刃に、欠けはない。その代わりに、刃の側面にかすかに傷がついている。となると、固いものに当たってはじき返されたのではなく、刃の側面に何かが当たってはじかれたと考えられる。その『何か』とは……。


「やっぱり、刃物か……?」


 マシューは小さくつぶやいた。これまでの事件の犠牲者はいずれも、鋭利な凶器で喉元を切り裂かれている。遺体の傷を見た時には、切れ味から考えて獣の爪とも刃物とも考えられたが、獣の爪ならば熊のそれでもない限り、斧をはじき返すことはできないだろう。

 と、その時……。


「父さん、やっぱり父さんの言う通り、鶏の羽根だったよ」


 川べりからこちらを見下ろすようにして、クマヨシが声をかけてきた。


「あの影が立ってたあたりから、いろいろな方向にたくさん散らばっていたよ」

「どこかに鶏の死骸が落ちてたりしなかったか」

「いや、このあたりには足一本落ちてなかったね」


 鶏を襲って食べる際に羽根をむしり取る動物はいないわけじゃない。しかしほとんどの動物、特に狼ならば鶏を食べる際には食い散らかすようにするだろう。それに昨夜あの影が見せた体をくねらせるような妙な動きが、一心不乱に鶏の羽をむしり取る動きだったと考えると、妙に合点がいくような気がする。だとしたら人間か、人型の怪物なのではないのか……?

 様々な証拠や昨夜の出来事から考えれば考えるほど、昨夜パトリックが言った『狼だ』という証言に、首をかしげたくなる。


「そうか……クマヨシ、手を貸してくれ」


 クマヨシの差し伸べた大きな手をつかむと、マシューは川べりに脚をかけ、流れる水から上がった。

 川の水はひざ下までまくっていたマシューのズボンのすそをぐっしょりと濡らしたが、幸いこの日も暑くなりそうだった。きっとすぐに乾くことだろう。


「足跡か何か、見つかったか?」

「ううん、一面の草原だから足跡らしい足跡は残ってなかったし、においのするようなものも見つかってないよ」

「あんなことがあったというのに、ほとんど何も得られずか……」


 マシューの顔に、悔しさがにじんだ。


「なあクマヨシ、あいつの動きはそんなに速かったのか」

「うん、動きが本当にすばしっこくて、追いかけても追いかけても追いつけなかったんだ。それで何回も暗闇の中に逃げこまれるうちに見失ってしまって……」

「知恵をつけた狼なら、そういった攪乱もするかもしれんが……」


 と、ここまで話したその時。


「マシューさん」


 遠くから呼ぶ声がした。フィリップの声だ。


「パトリックさんが呼んでますよ」


 フィリップはそれだけ言うと、マシューたちを残してそのまま去っていった。

 昨夜の一件以来、フィリップはマシューに対しどこかよそよそしくなっていた。

 犯人の姿を目の当たりにしたにもかかわらずさらなる犠牲者を出したマシューに失望したのか、誰かからマシューが娘に会いに行っていたことを知り、信用できなくなったのかはわからない。しかし以前にもまして言葉数の少なくなった彼の姿には、自分の手でケリをつけなければいけないという思いがにじみ出ていたようにも見えた。

 そんなフィリップの後姿を追うように、マシューたちは草原を後にした。




 パトリックのもつ農場は、村の中でも一二を争うほど大きな敷地をもっていた。その広大な牧草地の中にパトリック一家の住む家や牛舎、厩、納屋などが点々と配置されている。

 昨夜から見回りをしていた男たちは、パトリックの農場内の納屋に集まっていた。その様を見て、犯人捜しの主導者がハンスじいさんからパトリックに移ったことを、マシューはひしひしと思い知ったような気がした。

 夜警から戻って疲れている様子の男たちの向こう側から、パトリックの声が聞こえてきた。


「何をしている、早くこっちに来い」


 その声に、ふたりは男たちの間をかき分けてパトリックのもとに向かった。

 パトリックは納屋の奥に、いつもの取り巻きの牧童たちとともにいた。


「勝手にウロチョロしやがって、今まで何をしていた」

「手掛かりがあると思って、昨日あの影がいたあたりを調べてた」

「で、手掛かりは見つかったのか」

「何も」


 マシューはそっけなくではあるが、正直に答えた。しかしパトリックは返事もせずにゆっくり立ち上がり、マシューに疑うような目を向けた。


「……お前、何か隠してるな」

「なっ……」

「犯人捜しの主導者は俺だ。わかったことを全部言わねえか!」


 パトリックはそう言い放ち、マシューの眉間にライフルの銃口を向けた。一瞬ひるんだマシューの姿に、パトリックの顔は半笑いになった。

 こいつを突きつけりゃ、誰だって正直になるんだぜ。

 まるでそう言っているかのようだった。


「嘘は言っていない。本当に何もなかった」

「ふん、まあいい」


 満足そうに銃を下げたパトリックに、マシューは切り出した。


「で、用件ってのは山狩りのことか。俺たちならいつだって準備はできてるが」

「ああ、山狩りといえばそうだが、正しく言うならちょっと違うな」


 こいつは何を言っているんだろうか。訝るマシューをじろじろと見ながら、パトリックは続ける。


「マシュー、お前このあたりの狼の縄張りは知ってるよな?」

「ああ」

「その狼の群れのなかに、俺が昨日見た奴がいるに違いない。殺しに行け」


 マシューは事件の犯人が狼であることに疑いを抱いている故に、当然反論の言葉を投げかけんとした。しかし言葉が口から出るよりも早く、さえぎるようにパトリックは言い放った。


「まさか、嫌なんて言わないだろうな、マシュー。家畜や人間を襲う害獣として狼を仕留めるなんて、つい先月もやったことだろうが。それに奴の正体が狼だってことは、俺がこの目でしっかり見ているんだ!ひょっとして貴様、俺を疑ってるのか!?」


 パトリックはマシューに向かって一気にまくし立てた。言い返したところで得がないような気がして、マシューは何も言わなかった。


「……わかった。それじゃあパトリック、支度をしろ」

「何を言ってる。俺は行かんぞ」


 その言葉に顔をこわばらせたマシューに、パトリックは納屋の隅に集まっている男たちの一団を指し示した。男たちは皆、ある者は旧式の鉄砲、ある者は鋤、またある者は先に出刃包丁をくくりつけた竿など、一様に武器を持っていた。


「俺の代わりに、山狩りを志願した奴らを連れていけ。俺にだって本業がある。牛や山羊の世話をしなきゃならん」 

「だったらどうやって犯人の狼を見分けるんだ。その狼を見たのはお前だけだろうが」

「出会った狼を手当たり次第に殺していけばいい。狼の亡骸は全部俺のところに持って来い。首実検は俺がする」

「そんな滅茶苦茶が通るか!俺は無駄な殺生はせんぞ!」


 思わず口をついて出たその瞬間、マシューは異様な寒気を覚えた。あたりを見回すと、他の男たちは皆マシューに向けて、冷ややかな視線を浴びせている。

 マシューの脳裏に、昨夜パトリックの演説で興奮する男たちの姿がよみがえった。狩りで感じるのとはまた別の緊張感に、マシューは額に冷や汗がにじむのを感じた。


「と、父さん……」


 クマヨシの声で、マシューはふと我に返った。クマヨシも顔がこわばっている。異様な空気を敏感に感じ取っているのだろうか。

 マシューは無意識的に、クマヨシの肩に手を置いた。それがクマヨシを落ち着かせるためなのか、それとも自分が平常心を保つためなのかはわからなかった。

 そんなマシューたちの背後から、冷ややかなパトリックの声がした。


「いいか?俺たちはな、明日の朝にハンスじいさんが役人どもが連れてくるまでに事件を『解決』しなきゃいけないんだぞ?適当にでかい狼を殺して、そいつが犯人だったとでっちあげれば、すべて丸く収まるんだよ。ここにいる村人たちも、みんな同じ考えさ。行ってもらうぞ、マシュー」


 マシューは返事の代わりにパトリックをにらんだ後で、部屋のすみの男たちに近づいた。見たところ彼らは誰もが闘志満々かといえばそうではなく、大半がどこかくたびれた様子、というのが一番的確な表現だった。

 マシューは男たちの顔を一通り見た後で、そのうちのひとりに尋ねかけた。


「なあ、聞いておきたいことがあるんだが。どんな動物でもいいんだが、狩りをしたことはあるか?」

「いや、ありませんが……」


 マシューは少し沈黙した後でわかった、と言うと、今度は銃をもった男に同じ質問をぶつけた。


「ええ、一回だけ鹿を撃ちに行ったことがあります」

「成果は?」

「一度も当たりませんでした」  


 他の者たちも多かれ少なかれ同じで、結局十数人のうち半分が狩りの素人といえるような者たちであった。数十人規模の大人数で山狩りをするならともかく、狼を仕留めに行くのならば素人ばかり十数人も引き連れるのは無茶以外の何物でもない。パトリックの奴は、本当に事件を解決させる気があるのだろうか?


「パトリック。貴様、猟師ならばこんな無茶なことはしないぞ。自分が猟師だったときのことも忘れちまったのか」

「忘れた?忘れたんじゃない、猟師だった自分を捨てたんだよ。俺が生きるためにな。わかったらさっさと出かけろ」


 その言葉を聞いた瞬間、マシューはパトリックに関するすべてをあきらめた。

 他の男たちにはいろいろと教えてから、山に入ったほうがいいかもしれんな。そんなことを考えながらマシューが、


「よし、行くぞ」


 と男たちに声をかけた、その時だった。


「パトリックさん、私も行かせてください」


 突然声をあげたのはフィリップだった。

 マシューは正直なところ、フィリップは戦力にならず、むしろ足手まといになるのでは、と考えた。しかしパトリックはそんなフィリップの申し出を歓迎するかのような口ぶりで言葉をかけた。


「やる気だな?」

「はい、この事件は、やっぱり自分の手で解決させます」


 フィリップははっきりとした口調で答えた。だがその目はどこか、マシューと同じくパトリックに対しての不信の色があった。しかしパトリックは気づかずにフィリップにねぎらうような口調で言葉をかける。


「いいだろう。家族の敵討ちをする、その意気は買った!」


 続いてマシューに、


「おいマシュー!フィリップも討伐隊に同行させろ。だが必ず無事で帰せよ!分かったらさっさとみんなを連れて行ってこい!さっさと事件を解決させてくるんだ!」


 まるで説教でも食らわせるかのように怒鳴りつけた。


  

 討伐隊はマシューとクマヨシ、フィリップを含めて総勢十七人。彼らはマシューを先頭に列をなして、村の南西部にある山へと歩いていった。そこにはアーバンカルトの周りでは一番大きな狼の縄張りがある。


「よし、いったん止まろう」


 マシューは草原の中で、後ろに続く男たちに声をかけた。山に入る前に休憩をとっておきたいという考えもあったが、まず何よりも山に入った経験の少ない男たちに、疲れにくい山の歩き方や身の守り方を教えておきたかった。事故やけがを防ぐことは、山を歩く者にとって何よりも大切なことだ。

 マシューは少し座って休んだ後で、


「これから山に入るにあたって、いくつか注意するべきことがある」


 そう言って、男たちに山の歩き方や注意するべきこと、身の守り方を語った。先ほども言ったように、これは討伐隊の男たちの安全を考えてのことだったが、これには思わぬ効果があった。

 当初、男たちの大半は昨夜の件やパトリックがあることないことを吹き込んだこともあって、マシューに疑いの念や不信感を抱いていた。しかしマシューが必死に説明する姿を見て、男たちのそのような思いはいくぶんか薄らいでいたのである。


「そして、もしも野生の肉食動物と出会ったら、まずは逃げることを考えろ。だいたいの場合、俺たちが奴らを警戒してるのと同じように、奴らも俺たちを恐れている。そこで変に手出しをしなければ、襲われることはまずない。ただ、今回もし狼やそういった動物を見たら、呼子を吹いて俺に教えてくれ。ただ、絶対に一人で逃げるんじゃないぞ。逃げるときは集団で、みんなで逃げるんだ。それじゃ……」


 もしも襲われそうになったときのために、簡単な戦い方を教えておこう。そう言おうとした、その時だった。


「おいおっさんたち、そんなとこで何してんだ」


 討伐隊の男衆の中から、誰かが声をかけてきた。よく見てみれば集まった男たちの中に、討伐隊のメンバーじゃない男がふたりいる。

 ひとりは深緑色の帽子をかぶり、手に牛追い用のムチをもった若い男で、そしてもうひとりは……パトリックの息子、アランだった。よく見れば、帽子の男はパトリックの取り巻きの中にいた牧童のひとりだった。恐らく二人とも、パトリックから討伐隊がすぐに山に向かうよう、見張っておけと言いつけられてきたのだろう。

 牧童はマシューにムチを見せつけながら、上から目線で言葉を投げかけた。


「さっさと山狩りに行けといっただろ。パトリックさんに言いつけるぞ」

「わかってる。だがな、素人に何も教えずに山に入れるなんてことはさせられんだろう。慣れない山歩きで、みんな不安そうにしていたしな」

「パトリックさんだって言ってただろ。時間がないんだよ!お前だってわかってるだろ!こんな悠長なことしやがって、山菜取りに行くんじゃねえんだぞ」

「……口ぶりだけはだいぶ勇ましいな、気に入ったよ」


 牧童の言葉に、マシューは小さく頷きながら静かに返すと、


「そこまで言うんなら、お前も来い!列の先頭を歩かせてやる。度胸もねえくせに口だけは威勢のいい事ばかり、ガタガタ言うんじゃねえ!」


 打って変わっての一喝に牧童はたじろぎ、おずおずと下がっていった。パトリックの奴を、首根っこをひっつかんででも連れてくるべきだった。そうマシューは後悔した。

 一方アランはマシューを見つめながらも、何も言わなかった。ただどこか心配げなまなざしをしていたのだけは、マシューにもよくわかった。


「……よしみんな、あとは道中で説明しよう。全員出発だ」


 マシューの一言に、男たちは荷物を担いで彼の後に続いた。

 そして、牧童とアランはマシューたちが山に入るまでの間ずっと、まるで牛を追い立てているかのように討伐隊の後ろについてきていた。

 蝉の鳴き声が響く森へと続く道で、マシューは後ろのクマヨシに、ぼやくような言葉をかけた。


「村の存亡が決まる一大事かもしれんというのに、見送りがたったの二人とは、なんともやりきれんな」

「まあ、いないよりはマシじゃないかな」

「そうか?」

「アラン君が来てくれただけでも、まだ希望はあると僕は思うよ。あっ!」


 クマヨシが声をあげて空を指さした。頭に羽根飾りのある、暗灰色の体に朱色の喉をした小さな鳥が、青い大空を横切っていった。


「カワセミかな?あんな鳥、見たことないや。もしかしたらいいことあるかも」


 このあたりでは見かけない、珍しい鳥。それがクマヨシの言うように幸運の兆しか否かは、マシューにはわからなかった。マシューが空を見て唯一わかったことは、太陽が空のてっぺんに上がって、そろそろ狼たちが活動を始めてもおかしくない頃だということだけだった。

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