第11話 セクシー叔母様と温泉大浴場
「ルぅシャぁーちゃん!温泉入ろっ!イチ大佐も一緒に入りたい?ウフッ!」
「遠慮する。俺はいま一人になりたくてしょうがないんだ。猛烈にな。」
「ウィンクルさん!二人で入りましょう!!」
***
渡り廊下でつながっている温泉大浴場は天井が高くて広い。
もともと下着姿のウィンクルさんは、パッと脱いで裸になってしまった。
羞恥心が……あまりないらしい。
まぁ、女性同士だし……いっか。
髪を結い上げて温泉につかる彼女は、下着姿の普段よりさらにエロい。
女性の私が見ても、なんだか気恥ずかしい。
「広くて気持ちいいでしょー!」
「二人で使うなんて贅沢ですね。」
源泉かけ流しなだけあって、トロっとしたお湯で体の芯から温まる。
はぁ気持ちいいな。疲れがとれる。
シスターたちにも入らせてあげたい。
「女性はウィンクルさんだけなんですか?」
「うん!」
「怖くないんですか?」
「えー?みんな優しいよ!ご飯は美味しいし、温泉はあるし、給料はたくさんもらえるし、最高の職場!」
「うーん?そうですか。」
「背中洗ってあげるね!」
「ありがとうございます。」
「胸も洗ってあげる!」
「けっこうですっ!も、揉まないでくださいっ!!」
「恥ずかしがっちゃって!カワイイ!」
「着替えの服、これ露出度高すぎて無理です!!
胸のところがパカパカして、見えちゃいますっ!」
「あら、いいじゃなーい。みんな喜ぶわよー。」
「お願いします!他のに変えてください!」
***
ウィンクルが真剣な顔で俺の執務室に来た。
「イチ大佐。あの子、胸元とお腹のあたり、気になるところあった。」
「胸がなくて、腹が出てるのか?」
「胸はあるわよ!発展途中だけど。サイズの問題じゃなくて。
心臓のあたりに術痕があったわ。
何かの魔術の痕ね、あれ。
もう一つお腹にも術痕があったわ。同じものではなくて別な種類ね。」
「何の魔術だ?」
「あの子恥ずかしがって、なかなか見えにくいし、痕は薄くなってたけど。
形からして、ワタシ知らない。ノーシアの魔術じゃないわね。」
「二つも術痕があるのか。ますます胡散臭いガキだ。」
「あら、とてもいい子よ。本人はね。ワタシ、妹が欲しかったんだー。
あと二、三年もすれば、大人の女になるわ。
大佐好みになるかもよー。ウフッ。楽しみでしょ!」
「監視を続けろ!」
「はーい。」
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