海外リタイヤ生活

第3話移住先としてのフィリピン

[フィリピン]って言うと、日本ではイメージ悪いですね。水商売で出稼ぎに来ているフィリピン人女性のせいかな。

　実際に私の感覚では、企業の駐在員を除けば、フィリピンに住み着いている日本人の90％以上は女絡みです。

　日本人同士で夫婦揃ってフィリピンに移住している方も居ますが、住む場所が問題です。日本人女性が快適に暮らせるというとマニラ近郊では高級コンドミニアムが建ち並ぶグローバルシティ等が出て来ますが、物件の価格も高く20ミリオンペソ(4000万円以上)は覚悟が必要です。

　リゾートで有名なセブの場合は8～10ミリオンで見つける事も出来ますが、周りは中国人と韓国人ばかりです。

　賃貸の場合は何処でも同様で、年間の家賃が物件価格の7～10％が相場です。

　マニラもセブも治安は悪いです。特にマニラのマラテエリアとセブシティのダウンタウンには観光客が集まるために、彼らを狙ったスリやホールドアップが多発しています。

　一戸建ての場合ですが、基本的に外人がフィリピンの土地を買うことは出来ません。(手は有りますが)賃貸限定になります。

　夜遊び目的で無ければ大きな街を離れた場所、出来ればセブやマニラには飛行機に乗らなければ行けない島に腰を落ち着けるのがお勧めです。

　私の場合、仕事でフィリピン各地に滞在した事があり、私見で街を歩いた場合の危険度を数値化してみます。

　東京を1とします。

マニラ中心部(マラテ) 100

マニラ近郊　　 50～80

スービック　　 　10～50

セブシティ(ダウンタウン)

　　　 昼　20 夜　100

セブ(マクタン)　　10～70

ミンダナオ島

ダバオ　　　　　10～30

カガヤンデオロ　15～30

ブツアン　　　　15～40

ボホール島　　　15～30

ボラカイ島　　　10～30

パラワン島

プエルトプリンセサ　5～10

エルニド　　　10～30

観光客が多い場所程危険ですが、ボラカイ島の様に小さな島で治安に目を光らせている場所は危険度は低いです。それでもスリや置き引きは日常茶飯事です。

　ミンダナオ島はテロ集団の巣窟が有ったり爆弾テロが何度も有ったりで危険なイメージですが、その為、街中(特にダバオ)は治安維持に力をいれている分安心して歩けます。

　ダバオでタクシーに乗った時に、黙っていても全ての運転手がメーターのスイッチを入れたのに感激したのを覚えています。

　今現在住んでいるプエルトプリンセサでは、数年前、日本から遊びに来た友人が、2週間毎晩酔っぱらって、一人で深夜にホテルまで歩いて帰ってきても無事だった程に安全です。

　私自身はパラワン島には20年以上前から来ています。その頃は島内に信号が一つも無く、タクシーもショピングモールも無かったのですが、今は観光客の誘致に力をいれており、大きなショピングモールが２つ出来、ホテルが乱立し、空港にはタクシーが待っています。

　便利になった反面、この街には発展してほしくないと思う今日この頃です。

因みに今現在の私の住処の治安は数字で表すと東京と同じ(1)か、それ以下です。ローカルの場所で近所の目にも守られていますので・・・

パラワン島、プエルトプリンセサ。日本人の移住先としては最高ですよ。海は綺麗で魚が旨くて安い！

貸家もアパートも沢山有ります。

夫婦揃ってでも楽しめるし、男一人だとしても、マニラと比べるべくも無いけれど、夜の遊び場も有るのだ！