穏やかな日曜日

きのうはなんともうららかな、気持ちの良い天気だった。とても11月とは思えない暖かさだった。

窓を開けていたら大きなハエが1匹入ってきて、柴犬キリが追いかけ回して遊んでいた。ハエはまた窓から飛び出して行って,キリは悔しそうにしていた。所詮ワンコロがハエに勝てるわけないだろう。無理無理。


お昼時、妻と、ウッドデッキでおにぎりを食べた。昨日は日曜日だったから、どこに行っても人が多いだろうと思ったからだ。

陽射しが暑いくらいに降り注いで、目の前の公園は紅葉真っ盛りで、とてもいい気分になった。

それでつい調子にのって、妻に明日はどこかで外食しようね、と言ってしまった。

最近、安いとはいえ回る寿司店とかでよく寿司をつまむので、小遣いがちょいピンチなのだ。まだまだ年金ももらえないので、あまり無駄遣いは良くないと思いつつ、外食しようなどと言ってしまう。妻に払ってもらうしかないじゃん。

だけどこの頃思うのは、妻が病気をしたことで、人間いつどうなってもおかしくないのだから、少しおおらかに金を使って、楽しいことをして、できれば有意義に日々を送って、後悔しないようにしておいた方がいいのではないか、ということだ。何歳まで生きるか分からないからなるべく節約して、なんて考えていて、なんかあったら泣くに泣けない。やっぱりある程度楽しまないと。もちろん金を使うことだけが楽しむことではない。たとえば昨日のようにウッドデッキでおにぎりを食べたりとか、こうしたことももちろん生活の楽しみのひとつなのだ。だけどたまにはちょっとした贅沢も悪くないだろう。贅沢といっても、庶民のささやかな外食程度なのだから。慎ましい話である。


最近「狂気と風のレクイエム」という小説を発表したら,なんだかそれから腑抜けのようになってしまって、もう小説は書けないと感じる。書いてもこの作品は超えられないだろうと。

どなたもそうはおっしゃってないけど、自分では、あれはいい作品だった、自分の最高傑作だった、と思っている。もう、あれを超えることはできないだろう。年だからもう集中力がもたない。


年といえば、最近夜中に必ず1回トイレに起きるようになってしまった。夏場はまだ疲れ切って寝ていたからそんなこともなかったのだが、最近はどうも眠りが中断してしまう。

で、トイレに行ってすぐ寝ればいいのに、昨夜私が寝てから上がった捨石さんという方の「とっしーの一言」やらマフユフミさんの詩やら読んでしまうと(暗がりに叫ぶ6)、いいなあ、などと思って目が冴えてくる。その上きょうはおふたりとも私の近況ノートに書き込みをしてくださったので、嬉しくて冗談を返したりして、今、眠れなくなってこんな駄文を書いている次第です。

念のために付け加えると、捨石さんやマフユフミさんにはなんの責任もありません。私が読みたくて明日まで我慢できずに読んでるだけです。


ところできょうは何の外食をするのだろう。

ちょっと楽しみだなあ。和食にするのか洋食にするのか。どこの店に行くかなあ。

さあ、さあ、こんなこと考えてると尚更寝られなくなっちゃう。このエッセイをあげたら、もう寝ないとね。

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