YouTube動画アップロード体験記
YouTubeに初めて動画をアップロードしたのは半年くらい前だろうか。
今は誰でもiPhoneひとつあれば表現者として世の中に出られるのだから時代は変わったものである。
しかしいざYouTubeにあげようと思っても、完成度の高い動画を作るには、それこそカメラから照明、小道具まで、映画並みに凝らなきゃならないから、所詮私はどうでもいい的な遊び感覚で動画を作ってアップロードしてみた。
初めてアップロードしたのはスペインの話をスペインやフランスの写真を背景に語ったつまらぬものである。
わざわざスペインに出かけて行くこともできず、著作権に触れないような写真を映して、字幕を入れて、著作権に触れないBGMを流した。
再生回数は、やっと100を超えた。
なるほど、YouTubeとはこういうものか。
それから自分の体験などを字幕で入れて、適当な映像を流して、適当なBGMを入れて何度かアップロードしたが、どれも再生回数は100にも届かない。
なるほど。難しいもんなんだな。だけど私は溢れるように出ている人の恐怖心を煽って何を食べたらがんになるとか、体に悪いとか、逆に元気になるとか、そういった人を惑わすようなものは作りたくなかった。調べて作ればそうした類の動画も作れなくはないだろうが、大体作ってて面白くない。
いい加減、100人も見てくれないならやめるか、と思って出した犬の動画が、バズってしまった。
再生回数は五千、一万、二万、三万と伸び、チャンネル登録者もあっという間に250人を超えた。コメントも、英語で来たりする。
なんか、やめるわけにいかなくなってきた。
仕方なく犬の動画を続けて出したが、それ以降はいいとこ再生回数3000回で、それ以上は伸びない。しかも犬の動画なんて作ってて面白くない。
これはひとえに私の犬に対する愛情不足なのだが。
撤退した。
もう辞めることにした。
所詮は多忙な中で片手間にやった趣味である。惜しくはなかった。
実はそう言いながら金儲けの夢もあるにはあったわけなのだが、そのためには500人以上チャンネル登録者がいて、再生回数ももっともっと伸びないと話にならない。
しかし私は結局iPhoneでカクヨムをやっているのと同様に、iPhoneひとつでYouTubeに挑戦してみたのはいい経験だった。
アナログ人間の私も、案外短期間で三万数千回の再生回数を達成したのだから、そうそう捨てたもんじゃない。
何でもやってみるもんだな。
いい経験だった。そう思った。
皆様もしやってらっしゃらなければ、ひとついかがでしょう?
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