突然だけど、梅林茂という作曲家をご存知ないだろうか。

「花様年華」という映画の主題曲を作曲した方で、この曲は映画を見た頃からとても好きだった。

もちろん映画も特別な味わいがあった。

ところが調べてみると、この作曲家には他にもとてもいい曲があり、気に入っている。

たとえば、松田優作さんや藤谷美和子さんが出演した夏目漱石原作の「それから」の主題曲。

1985年の映画だそうだが、音楽は何とも言えない寂しさを湛えていて、私の心に染み入ってくる。

次はこの音ならすごくいい曲になるな、というところをわざとはずして、そうくるか！　と感じさせる、独特で不思議な音楽なのだ。

「初恋のきた道」などで知られるチャン・イー・モウ監督の、金城武とチャン・ツィイーが主演した「Lovers」の主題曲もすごくいい。

深い哀愁を湛えた、これも何とも言えない音楽だ。

その他にもコン・リー主演の「Train」の主題曲なども捨てがたい魅力がある。

そういうわけで、海外でも活躍されている、この梅林茂さんという作曲家の作品についてについてちょっとご紹介した。

なぜって、ちょっと今マイ・ブーム（古い）なのです。

ねえ、知らない？　梅林茂。

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