禁煙の害
タバコをやめて14ヶ月になる。その間1本も吸っていない。
あれほどのヘビースモーカーで、タバコをこよなく愛していたのに、よくやめられたものだと思う。7、8回目の挑戦での成功だった。長い道のりだった。
で、タバコをやめて何が1番変わったか、というと、実感としては、健康でもない、体力がついたわけでもない。
実はおなかである。
おなかだけでなく、14ヶ月で体重が7、8キロ増えた。その結果、おなかが大分出たのである。
うわー、いやだー、ちくしょう、いつの間に!?
もともと、ある年齢に達した頃から、私は自分の体型を許せなくなっていた。自分の美学(かっこつけすぎ)が許さなかったのである。
プールなんぞ絶対行けない。夏は海に行きたいけど、それは若い人の楽しみだと、ガマンするようになった。
そんなふうになって、もう10年以上だろう。
うっ、見たくない!自分のスタイル!
肉は落とせても、おなかの肉は1番落としにくいと聞く。
しかも、これほどなんだかんだ言いながら、怠け者の私はおなかを引っ込める運動など、多分めんどくさくてやらないだろう。結局、そうしておなかに負けていくのである。
食べる量を減らして体重を落とせば少しはへこむだろうと思うのだが、妻や子が、今がちょうどいいよ、それ以上痩せるとおかしいよ、と言うので、少し決心が鈍ったりする。
それでもやっぱり方法は少し痩せるくらいしか思いつかない。そこで食べる量をここのところ少し減らしている。とりあえず、それしかなさそうだ。
ああ、かつては俺にも息子のようにハタチすぎと言う若かりし、美しき(?!)年頃もあったのだ。
時が経つのは本当に早い。
おれ、やっぱりいやだ、はら出てんの。
なんとかしてへこまそう。
かくして、今回は、決意を述べるエッセイとなったのだった。
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