どうしようもない人間について



本当はこんなことここに書きたくなかった。

読んでくださる方々には、私の文章を読んで、なるべくならいい気分になっていただきたい。そう望むからだ。


しかし私はこれからずっと、この山口という人間と一緒に仕事しなければならないのだろうか。


そう考えると、やはりガス抜きしなければ眠ることもできない。


酒を飲んで寝てしまったりとか、何とかこのムカムカを忘れようと努力するのだが、いったん忘れたようになっても、また仕事場で山口に会うと、もう夜はムカムカして、眠れない。


もともと私は何かあると引きずる性格なので、どうすることもできない。


要するに、山口というのは低俗で、図々しく、テレビばかり見ているくだらない自分が優れていると自信を持ち、テレビを見ないことを普通のことじゃないと本気で思い込んでいる。そして人として遠慮がない。そのバカさ加減が気に入らないのだ。


○△を知ってるか?と、女優の名前などを聞いてきて、私には興味のない、どうでもいいことにこだわりだ続ける。

知らなければ知らないでこちらを低く見るし、知っていれば知っているで「見栄をはっているだけだ」などと言う。


「はあ〜?! 女優を知っているのが見栄?!」

頭おかしいんじゃないの?


1度、私が山口の当然知らない映画監督の名前を「知ってる?」と聞き、作品名を1つ挙げて、「山口さんが私の知らないことを聞くから、私も山口さんの知らないことを聞いたんです」と言ったら、自分が何でも知っていると思っていた彼には、このパンチが猛烈に効いたらしく、それから山口は半日くらい何も喋らなかった。

そして大分落ち込んでいるようでもあった。


しかし、喉元過ぎれば熱さ忘れるで、このところは前にも増して図々しく、質問も重たく、キツい調子になってきた。


何で俺がこんなバカと仕事しなきゃいけないの?


本当にもう、顔も見たくないのだが、明日また仕事場で、おはようございます、と挨拶して一緒に仕事するんだろうな。


ちくしょう!

今度の時は、もっともっと山口の知らないこと聞いてやろ。


読んでくださった方、私のガス抜きに付き合ってくださって本当にありがとうございます。

そしてこんなつまらぬものを書いて、本当に申し訳ありませんでした。

ごめんなさい。

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