HAND1-01
♠CEOルーム
「
リクライニングチェアに
遊具機器メーカーとして国内で
「歯車が
「
命が
「そう。あの時だ、日本人のギャンブル知能指数がとてつもなく低いと、諸外国にバレたのは」
再び
日本には、ほんまもんのアホがいる。それも
ただし、それはあくまで小さな
本物の
「そんな折に政府は
IR=INTEGRATED RESORT。かいつまんで言ってしまえばカジノ統合型のリゾート
デュース・カンパニーも
「そして
だから、それがどれほど
「まず当然に、カジノの売り上げが中国に流れる。それに関しては
心底
実際問題、平均して日本人を見ると、むしろリスクを過度に
しかし金持ちの二代目三代目がアホの見本市みたいになってしまっていた。いつからこうなのか、
どうあれ事実として今の日本では、
選民思想の強い
「さらに
もう一度
「何をすべきか。まず、
その手の関係のないことまでいちいち口に出すから、
なお余談だが、外国
それに、国内の資金が流出しているとはいえ、税収という形で政府にはしっかり金が入ってくる。
どれだけ民間がエナジードレインされようが、
「そして第二の矢が国民に対する幼少期からの教育だ。文科省や私立系のエスカレーター校と組み
答えは簡単。『それでもアホはやってくる』からだ。他国のカジノ事情を
情報化がおおよそ行き着くところまで行き着いた現在、社会の構図は数学的思考のできる
すなわち
国内
それが自分の使命だと考えている。
民間から多額の金を巻き上げているところにさえ目を
さておき、
代わりに副作用も発生してしまったのだが。
副作用。それは、日本に
「第三の矢が必要になったのはまったくの誤算だった。まあ、正しい判断ではあるのだがな。カジノで長期的に勝てる可能性のあるゲームはポーカーしかない。それは確かなのだ」
あとはブラックジャックもですよね、と
その点ポーカーはよほどの素行の悪さでも発揮しない限りずっとカジノの『客』でいられる。そして、実力
なぜか。それは他のゲームが『カジノVS客』の構図になっているのに対し、ポーカーだけが『客VS客』の構図になっているためだ。カジノ側はポーカーテーブルを提供し、全員から均等に場代を回収すること以外では、客の金に手を付けない。
だから、ポーカーは強いプレーヤーが勝ち続ける。
「ポーカーを選んだという
ここ数年でようやく
個人的には、競馬などの公営競技と日本式
「さて、ここでようやく君の登場だ」
本当にようやくだ。今までの話、はたして今日改めて
「外国勢とのIR戦争を制すための第三の矢、それは若きポーカープロの
失意のさなかだった
──今後
──その代わり、
数日
「それではさっそく先週の活動報告をしたまえ」
どこが『さっそく』なのやら。こんな長話が毎回オプションでついてくるのは何よりも想定外だった。
……いや、それは言い過ぎか。長話は『想定外』の中でせいぜい三番目くらいだろう。
「承知しました。
二番目の想定外はさしずめ、
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