第305話 静かなにゃんこ(もういやー;;)
読書に夢中で、気遣ってやれなかったのは悪かったと思っているけれど。
全然、ちらっとも見えず、こそっとも音を立てず、気配がしない! 冬用ベッドにもいないしトイレにも押し入れにも、コピー機の下にも、祖母の部屋にもソファの下にも納戸の中にも、お風呂場にも母の部屋にもわたくしの部屋にもいない。
部屋中の雨戸を開けて外を照らして、懐中電灯を持って家の周りを二巡、三巡、近所のお庭も覗いてきてがっくし。
そのあげくがこれよ――
こそ……っ(!?)
いたー! スコちゃん、いたー;; リビングのワゴンの陰に丸まってたー。
あぁあん。
どうしたものか、ああ、スコちゃん! あなたはどうして静かなのっ! 泣いちゃいます;;
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