第304話 ドキドキ! 風邪みぎー;;

 昨日母が、出かける際にスコちゃんを部屋に閉じ込めて、脱走を阻止してたのだけれど……それを、私は聞いていたのに昼間まで放置してしまった。

 スコちゃんの気配がしないなー、あれ? って思って、初めて母のへやを覗いたら、空気の入れ替えで冷えた室内にスコちゃん、ベッドの上に丸まっていて。

 私が声をあげて近寄ったらぐるぐるのどを鳴らした。


 猫がのどを鳴らすのには二つの理由が考えられ、一つは気分がいいとき、で、もう一つは満たされたい気持ちが強い=不満なとき。

 後者だと思いましたので、よしよししてリビングに連れて行きました。

 で、夕方になってスコちゃんがえづいている。


 か、風邪をひかせちゃったかなーと。

 大慌てで母に報告し、明日病院へ連れていきましょう、となった。

 で、今朝、ごはんをあげたら食べないので「食欲増進」のフードを少しあげた。


 そしたらテンションUPして、ソファの上で何かと戦っていたり、段ボールにいっぱいになってきゅむっとつまって優雅な目線をくれたりしていた。

 あと、窓際によって景色を見たり、床に死んだように横たわってびっくりさせてくれたりした。

 怒ったりはしないけれど、これはどうなんだろうか。


 風邪、さてどうしたらいいのか。

 スコちゃんは吹きっさらしのベランダで、欄干に上って限界に挑戦したりしている。

 今は家族のいるキッチンにて、「あー(母の席に)座られてる」とか母にぼやかれてます。

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