第254話 のろけられるのが嫌い。

2020/08/03/月。


 うちのスコちゃんは、噂話が大嫌い。

 私がカクヨムでのろけるのも嫌みたい。

 そして、なぜか私が書いたことをしっかりチェックしている。


 うーん。

 たぶん、私の思考を読み取ってるんだろうなあ。

 それで、エッセイで何を書いているか、把握している。


 穿ちすぎ? いや、そうでもない。

 最近、彼女は私をよく踏む。

 おなかが空いたら踏みますし、構わないと踏みます。


 って書くと、踏まなくなるかもしれないけれど。

 明らかに私の眠りを醒ましたい時の踏み方と言ったら! こう、前脚でですね、きゅむっと体重を乗せて、私の鎖骨の下あたりを踏みます。

 ぐお! ってなって起きる私のそばに、彼女はいる。


 様子を見てるんです。

 化け猫の話を思い出すから嫌だなあ、とは思いますけれども。

 愛猫のすることですから、苦笑して頭をなでることくらいしかできません。


 今は、書庫で扇風機をかけながら、PCでカクヨムしていますけれども、彼女は扇風機の風が当たらないエリアで、本棚の本の上の隙間に入って寝ています。

 かわいい。


 本当に狭いところが好きだなああ。

 というのも、のろけなのよ。

 許して、スコちゃん。






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