第222話 2020/06/04/木 ログ。

 ダイエット四日目につき、すでに低血糖で日本語が読めなくなっております。

 なので、ノートのコメント欄に綴ってきたログを記載します。




 スコちゃんが、午前、長いすでヘソ天しているから、上から覗いてみたら、気配でいやんな気持ちになっちゃったらしくて、



『みゅみゅん……』



 ってー、頭をもたげて首を縮めた。

 水道屋さんが、配水管をみてごちゃごちゃ言って、ガンガン音を鳴らしてくれるからスコちゃん、起きちゃたあ。




 スコちゃんって一日中ヘソ天してる気がする。

 他は私を探し回って。



「うにゅん?」



 って首を巡らせている。

 困るのはコーヒーのカップをなめるそぶりをすることだ。

 思わず空になったカップを伏せる。


 それを母がみつけて、猫がひっくり返したのかと思ったわ! と言いがかりをつける。

 もう、やたらと驚かないでほしいな。




 夜になると、さあ寝ようと部屋にむかうが、スコちゃんが階段の下でじっと上方を見つめて動かない。

 何かと思ったら、また虫。

 昨日はガガンボを追ってスキップしてたが、今日はじーっと見上げているだけ。

 見たら、スコちゃんから見て一メートルほどの高さの壁に、甲虫がとまっている。

 指先でつんとしたら、ぽろりと私の手に落ちてきて――で、スコちゃんが気がつかないで壁の上を見つめているから、鼻先にもっていってやったら、ふんふんと鼻を鳴らして、しまいにぺろりと口に入れようとした。

 かわいいけど、それは、迷うけれど、虫さんかわいそうだから、窓から逃がした。

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