第193話 2020/05/02/土 かわいんだからもう!

 私が何かに夢中になってるとき、スコちゃんは部屋の隅っこ(なんなら廊下)にいることが多い。

 同じ部屋に入ってくるのでも、音を立てずにそっっっと。

 で、今日は蒸し暑いので部屋にはクーラーを入れており、リビングは昼間の熱気もそのままに、じっとりしているのに、祖母が下着姿でうろついて、クーラーは寒い、というから仕方がない。


 ようするに、猫にとってはストレスでしかないリビングなのに、わざわざ、私の様子を見るためにだけ! 姿を現わしたのが明白なんである! かわいいではないの。

 今、私の腕をふんふんして去っていきましたが、きっと部屋には戻りませんよ。

 私が行くまで床にぺたーんとして、待っているに違いありません。


 それだから、私は早めに切り上げて、スコちゃんのもとへはせるのです!

 るんるん ←


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