第2話 2019/11/01(金)
本日のスコちゃん日記~~どんどん! ぱふぱふ~~!
今日は心からまったりと過ごしました。
どういうことかというと、朝の2時(丑二つ時)に目覚めてからというもの、鶏ササミをレンジで解凍、加熱して、自分もコーヒーを飲みながら、冷めるのを待ってたんです。
スコちゃん、今日も私の後をついてきてね。
キッチンで探検を始めちゃった!
今月18日で6か月だというのに、頭がよい。
見ていると、あの箱の上に乗って~~こっちの段に乗ると~~流しの上に出て~~水が飲める!
みたいなことをしてるんです。
でもうちは猫用アスレチックにはできてないから、カウンターへ上ってからが続かない。
1Mなん十センチもあるところから、飛び降りたり、させられないから、私、イスを引いてきた。
けど、スコちゃんそれは使わなかった。
また、こっちへ行って~~段になってるところを~~降りて~~箱を降りれば~~ここに来る!
みたいなことを、一つ一つ、確認してる!
すっごく生真面目な動きをしています。
そして、冷ましつつ、細かく裂きつつあった、ササミをガブッといきました。
おやおや、と笑いがこみ上げましたが、スコちゃん、赤ちゃんだから噛み切れない。
あぐあぐとそしゃくしようとした跡はあるんだけれど、それは嚥下されず、皿に残りました。
ササミを裂き終えて、フード皿に入れてやってから、こちらですよと呼ぶと、ようやくお皿をなめるのをやめて、私についてきてくれました。
今日は夕べの残りのフード(いわゆる置きエサ)の上にササミを乗せたので、もしかしたら、フードも食べてくれるかも。
思いましたがうまくゆきません。
やはり、フードはお水かお湯でふやかしてあげないといけないようです。
スコちゃん、ササミだけ食べて。
お腹はきょうもぽんぽこりんです。
そして、家族たちが起きてくると、私の食事が始まります。
スコちゃん、部屋を出る時に命懸けのダッシュをかけて、また私についてきちゃった。
キッチンで阿鼻叫喚の母と祖母たち。
彼女たちは、スコちゃんが赤ちゃんだということを忘れています。
「これっ、しっし!」
と言って、追い出しにかかるので、これはストレスになる。
トラウマになってもいけない。
しかたがないので、おもちゃで釣ることにいたしました。
私の、ドリームキャッチャーのネックレス。
彼女、これが好きみたいなんですよ。
うちに来てから、初めて遊んだおもちゃだからかなあ。
『蜂ぶんぶん』おもちゃで遊んでいるときも、ドアノブにかけたこのネックレスをチラチラ見る程度にはお気に入りらしいです。
*蜂ぶんぶんというのは、比較的新しいおもちゃで、杖の先についてる紐であやつる蜂の形をしたおもちゃです。
*スコちゃんは頭がいいので、先っぽについてるおもちゃより、それをあやつる紐のほうにかみつくことが多いです。
そうして、疲れて朝寝などしていますと、おもちゃにつられてなのか、居心地が良いのか、わかりませんが、私の隣で寝ています。
『若き隠遁者の詩』に書いていた通り、スコちゃんはちょっと、危なっかしいので、危険なものには近づかないように、しつこくしつこく念じていたら、どうやら私も危険物だと認識したようで、気がつくと遊んでいるとき以外の定位置が、ドアの後ろの部屋の隅っこという、せつないことになっていました。
しかし、眠っているときの私は安全ということなのでしょうか、やわらかいおなかを放り出して、あごをのばして眠っています。
おおこれは!
癒されます。
起き抜けに鼻血ものですな。
なでてあげればいいのかな?
寝かせておいてあげればいいのかな?
かける言葉も見つかりません(変な意味でなく)。
しかし、熟睡しているのとは違うようです。
蜂ぶんぶんをとって、枕元に突き刺すと、ぴくっとスコちゃん目をさまし、また臨戦態勢に入ります。
眠ってたんやないのかーい。
でも、どこかうっとりした表情がかわいくて、3DSのカメラでパシャパシャ、写真を撮りました。
むふー。
こうして思い出を積み重ねてゆくのね!
最初はだっこもさせてくれなくて、自分から膝にあがって、抱擁されるのはOKなのに、持ち上げて移動したらパニックになっちゃったりして、驚いたけれど。
まあ、いい思い出よ。
家じゅう逃げ回って、つかまえようとすると、腕からシュポーン! と飛びぬけていく姿も、もう、言葉が通じない動物って感じで、とてもおもしろかったわ。
私も少しはグーグル先生でお勉強したから、しつこく触ったりしない。
扇風機もラジオも鳴らさない。
部屋の温度は(自動、プラス2℃)窓を開けて管理してる。
それにね、おトイレの砂が飛び散って、スコちゃんがなめたりしないように掃除するから、前よりはるかにいい環境。
私も身ぎれいにして、ゴミはちゃんと期日に捨てに行くわ。
今まではゴミは倉庫に放りっぱなしだったけれど、猫砂を親に捨てさせるわけにいかないし。
どうやったって、定期的にたまるものだ。
足の甲と膝が朝、ごきっと音がして痛くなったんだけど、ケガをしてもいられないから、栄養付けて、気合いで治す。
スコちゃんは私が守ーる!
えいえいおー。
13
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます