魔銃使いの最強おじさん、知識チートで異世界復興！～三国志？ 水滸伝？ いいえ、とあるおっさんの異世界建国記です～

ラベレ連合

第80話 前回までのあらすじ 登場人物紹介

前回までのあらすじ

　タケオはヴィジマでの戦いに勝利した。だが同時に隣国マルカから百万を超える獣人の難民が押し寄せる。

　これは魔女王軍の軍師リァンの策であり、難民を見捨てることが出来ないというタケオの性格を見抜き、兵糧攻めを仕掛けてきたのだ。

　だがタケオはその策を逆手に取る。食料生産を成功させ、更に新しいギフトに目覚めたことでマルカ進攻の支度が整う。

　リァンは魔女王軍は撤退したと言ったが、それは嘘であることを見抜いたタケオは動ける獣人と共にマルカ入国を果たす。辛くも勝利したタケオは決意する。

　魔女王に勝利するにはより強い国が必要だと。そしてタケオはバルル、ヴィジマ、マルカの三国で国家連合を作ることを宣言する。

　タケオはどのような国を作るのか？

登場人物

タケオ：人族。実年齢は不明。四十歳前後の容姿をしている。かつて地球からやってきた転移者。地球に帰ることが第一の目的。

　ギフトという神から与えられた能力を多数保持しており、高い戦闘力を誇る。だがあくまで人としての強さを超えることはないので常に慎重に動く。

　時間操作というギフトの力で自分の寿命を止め、数えきれない年月を生きている。更に空間転移というギフトを使い、異世界転移を繰り返す……が行きつく世界はランダムなので、いつか地球に帰れる日を夢見て異世界を彷徨っている。

　現在アリアへの想いは強くなっている。好きなのだが、未だ想いは伝えられていない。

　ヴィジマでタバコの葉を見つけて大喜びしている。　

ステータス

年齢:？？？

種族:人族

HP:9999　MP:9999　STR:9999　INT:9999

能力：杖術10　　

ギフト：

時間操作：大年神の加護

空間転移：猿田彦の加護

多言語理解：思金神の加護

分析：久延毘古の加護

魔銃：吉備津彦の加護

気功：日本武の加護

湧出：少彦名の加護

アリア：魔族。十九歳。とある事情でタケオが作り出した時が止まった森に辿り着く。傷ついた彼女はタケオに助けられ、命を救われる。

　アリアは事情を話し、一緒に戦ってもらうよう懇願する。

　長い金髪とエルフのような耳、そして山羊の角を生やしている。アリアは短い角しか生えていないことをコンプレックスに感じているが、それ以上におっぱいが小さいことを気にしている。

　ヴィジマでは酔った勢いでタケオに告白したが、本人は覚えていない。

　サキュバスの特性は無いとはいうが、自覚が無いだけ。ちょいちょいタケオを魅了している。　

ステータス

年齢：19

種族：魔族

HP:1762　MP:2258　STR:2101　INT:2350

能力：水魔法10

ギフト：鍵

ルネ：タケオ達がバルルで出会った竜人族の幼子。バルル北方にある避暑地に母と住んでいた。魔女王の軍勢が侵攻してきたが、何とか逃げることに成功。そしてタケオに保護されることに。

　彼女は竜人達の上に立つ存在であり、特殊な能力を有している。普段は人族に近い姿をしているが、腕に竜鱗が生えており、小さな翼と尻尾も生えている。

　父親はおらず、優しくしてくれたタケオを父をして慕っている。

　ステータスはドラゴンに変化した時のもの。経路（パス）というギフトは念話のようなものだが、経路が繋がる相手は限定される。

ステータス

年齢：0

種族：竜神族

HP:2041　MP:452　STR:1209　INT:1887

能力：ブレス5

ギフト：経路

ベルンド：竜人族であり、竜人の里では一番の戦士。リザードマンのような姿をしている。バルルでタケオと出会い、当初は敵対していたが、共に戦うことでタケオを信頼するようになる。

　竜人は他種族の顔の見分けがつかず、いつもタケオとアリアを間違えている。

フリン：エルフである彼はヴィジマの北の森に住んでいた。貫通という貴重なギフトを所持しており、相手がどんな防具を着こんでいてもダメージを与えられる。

　北の森では最強の戦士として、ダークエルフ討伐に赴いたが、そこで出会ったダークエルフのサシャに出会い恋に落ちる。

　バカップルであり、エロフでもある。

サシャ：ダークエルフの女性。その剣の腕は凄まじく、アリアとの模擬戦では1度も負けていない。父親のテオと共にエルフを滅するべく戦っていたが、フリンと出会い、戦う内に恋に落ちてしまったことに気付く。

　隙あらばどんなところでもフリンとエッチをしてしまうダークエロフでもある。

テオ：ダークエルフの戦士のまとめ役。長老会議に意見を言える立場にもあり、かなり影響力が高い。見た目は30代だが、サシャの父親でもある。かつての仇でもあったエルフのフリンと娘が付き合っていることをよく思っていない。いつもムカついている。

　シャーマンとしての素質も持ち合わせており、精霊の声を聞くために、時折タバコを吸う。タケオの貴重な喫煙仲間でもある。

リリン：ダークエルフの女性。サシャの幼なじみ。酒好きが高じて、発泡ワインを作り皆に振る舞う。

　タケオとアリアが二人で飲んだ時の酒もリリンが作ったもの。

　おっぱいは大きい。最近彼氏と別れた。

エル：ダークエルフの女性。サシャの幼なじみ。料理好きであり、食に対する情熱はダークエルフの中で一番だろう。

　アリアに食べさせてもらった卵焼きの味に感動し、自分でも作るようになる。

　おっぱいは大きい。彼氏募集中。

ルージュ：ダークエルフの女性。サシャの幼なじみ。おしゃれが大好きであり、色んなドレスを作っている。

　アリアがタケオと飲んだ時に着ていたドレスも彼女の作品だ。

　おっぱいは大きい。歳上好き。彼氏無し。

フゥ：虎獣人。マルカでは傭兵団を経営していた。部下からの信頼は厚い。

　脳筋のような発言も多いが、実は頭脳明晰。四大元素魔法を全て使えるギフトを所持しているが魔法自体の才能が無く、努力で他のステータスを上げた。

　高いINTを買われたフゥは戦闘に置いてタケオの右腕として活躍することになる。

　虎のくせに水浴びが嫌い。風呂もあまり好きではない。

ルー：熊獣人。フゥの部下であったが、妻を人質に取られ魔女王軍の間者となりタケオの命を狙う。しかし最終的にタケオに許され、彼に忠誠を誓う。

スゥ：熊獣人。ルーの妻であり、マルカ熊獣人の中では最も美しい女性。

　人族から見れば、ただの熊だが。

リァン：魔女王軍の軍師。謎の存在。

ユン：魔女王軍の将軍。人ならざる力を秘めている。

世界設定

　アリアが住む世界は九州と四国が無くなった日本列島のように細長い大陸であり、各地に様々な種族が住む。

　北海道にあたる国コアニマルタ。人族と魔女王が支配する国で、近年になり魔女王率いる人族の軍勢が各国を侵攻し始めた。

　東北にあたる国コアニヴァニア。アリア達魔族が住む国。魔族とはいうが、邪悪な種族ではなく、魔物の体の一部を引き継いでいるに過ぎない。北にあるコアニマルタとは盛んに文化、経済交流を行っており、豊かな国だった。

　関東にあたる国バクー。ドワーフが住む国。やや閉鎖的な国民が多い。山岳地帯であり、良質な鉱脈が多数存在する。

　中部にあたる国マルカ。獣人の国。特に特産などは無いが、痩せた土地でも生き抜けるだけの強い肉体を持つ。獣人は己自身を商品とし、傭兵として各国に赴き外貨を得ている。現在復興中。

　関西にあたる国ヴィジマ。エルフの国。北の森を火事で失っている。現在かなり国土が荒れている状態。現在大農業国に変貌。

　中国地方にあたる国がバルル。この国から魔女王の軍勢を追い出すことに成功。