どこまで攻める?

 今書いてるアーキエンジェの話なんですけどもね?

 この作品、別に意図的に攻めているわけじゃないんです。いや、これ言葉がおかしいな。えーと、正確には「面白い(と思う)ものを追求していたら攻めてました」でしょうか。

 アーキエンジェという作品自体は実はまだそこまで攻めてないと思ってます。だって例えばエロならあはーんなシーンとかうふーんなやつとかは書いてないです。グロも割と簡単な描写でまだ済ませてます。克明にぐろくなーれぐろくなーれとか考えながらやってはいないです。

 じゃあ何が攻めてるのかというと。設定とか出てくるものですよね。例えば警察が出てきますが、この警察は普通の警察よりもダメです。設定上ダメ警察です。そして思いっきりクスリを注射するシーンが出てきます(肯定的には書いていませんが)。というように。設定的に出てくるもの自体が攻めているんですよね。

 これが割と難しくて。例えば何の気なしにこの作品を読む方はそこまで攻めてるとは感じないと思います。たぶん(笑)。でもろくに読まずに“そういう言葉や団体の名前”に敏感な人は内容説明だけで「やばかろう」となるわけです。この辺難しいですよね。

 で、ちょっと最初の言葉に戻るんですが。この作品は私が面白いと思うものを詰め込む形で作られています。もっと言っちゃうと、「みんなこういうの好きやろ?」っていうのを集めてます。過激に言うと「セックス、ドラッグ、バイオレンス」なわけです。人間が面白いと感じるものは、何をどうしたって根源的な欲望からは逃げられないんです。例えばアンパンマンとか戦隊モノとかでも、話上戦わなくても成立はするような話でも戦いは毎回必ず盛り込まれます。何故でしょうか? それは作品の見せ場だからです。つまり面白いから。で、世の中にはそのからくりを知ってる人間が知ってるからこそ「じゃあ面白いと思うものを詰め込んじゃおうぜうへへ」っていう作品群があるわけです。で、アーキエンジェはわりとそこを目指してるんですね。

 そんなわけで描写としてはそこまで極端にはしないかもしれませんが、設定的には攻めていってしまうかもしれない今日この頃です。みなさんいかがお過ごしでしょうか?(?)。

 まあ、こういう話をすると攻めればいいじゃないかとか、じゃあ書くのやめればいいじゃないかとか、気軽に思うひともいると思うんですよ。でもまあ、このカクヨムを利用してるユーザーだったら書くのやめるっていうのはあまりとらない選択肢だと思います。でもだからって攻めに攻めていいのかっていうと、それも違うんですよ。ちょっと匿名でお話しますが、とある有名な漫画家さんがいます。でもそのひとは差別用語とか酷い設定とか、そういうのを書いたところ、こういわれたそうです。「そういうの書いてもいいけど、その作品(あるいはそれに連なる作品)以外書いちゃだめよ」と。ここで言うかいちゃだめよ、は要するに他のタイトル書いたらダメよってことです。他の漫画でそういう表現使っちゃだめよとは違います。というようにですね、こういう表現は割と悩むことなんですよ。まあ注意されればもちろん書くのやめるのも考えますけども。

 カクヨムのガイドラインはセルフレーティングでR15としていますが、設定だけで割とR18とかになっちゃう悩み、ありませんか? 私は割と悩みながらも筆が止まりません()。

 とりあえず運営から何か言われるまではそのまま書くスタイルです。たぶん心配するほどじゃないと思うんだけども。

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