第30話 ファッションヤンキー、運営メッセージが届く

 今日は体調不良のため短めです…申し訳ないです。

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 道具屋から退店した私はワンズフォレストに来てます。狙いは勿論薬草の採取。

 いやぁ店主の言った通り、冒険ギルドに薬草採取の依頼がありましたよ。無期限って書いてあったからいつでも受けられるのだろう。……何で私今まで受けなかったんだろう。地味だったから気づかなかったからか。

 ちなみに薬草知っているのかという問題は大丈夫。依頼を受注した時、受付の人から薬草の詳細な絵を渡されたからね。



 お、薬草あった。む、こっちにも!

 私は発見した薬草を受付の人に教わった通り思いっきり引き抜く。薬に使うのにこんなに乱暴にしていいのかな……?

 しかしアレだね。私みたいなのが草をブチブチ引き抜いていると、ヤンキーが何かしらの罰で雑草除去させられているようにしかみえないな。人に見られる前に早く終わらせよう。


"重要なメッセージが届きました。"


 うん?いつものメッセージじゃなくて赤いメッセージ?重要なメッセージ?なにこれ。

 とりあえずタッチしてみると……

 "運営よりオウカ様へお聞きしたいことがございます。最寄りの街へ戻り再びメッセージを選択してください。なお、メッセージを起動した場合、現パーティは自動的に解散になりますのでご注意ください"だと。

 これ思った以上に重大かもしれないな。でも私、運営に呼ばれるなんて心当たり……あるじゃん。道具屋の一件じゃん。プレイヤーの胸ぐら掴んじゃったじゃん。……どうしよう、でもとんずらするのもなぁ……AFWしている以上監視されていそうだし大人しく言われた通りにしよう。まだ私が悪いって決まったわけではないしね!お腹痛い。



 という訳で、戻ってきましたウーノの街。気は進まないけど、再び重要メッセージを開く。すると、先程までなかった"転移しますか?"という文が現れたので意を決してYESを押す!その瞬間、私は光に包まれ――転移した。

 目を開くとそこは――AFWのファンタジーな世界とは打って変わってリアルで見かける長机とソファがある面談室のような空間だ。リアル過ぎて怖いんだけど?

 なんてことを考えていると、突如として目の前に光の球体が現れた。これってクギの時と同じ……?


「やぁいらっしゃい、プレイヤーネーム、オウカ。私はビルドが一柱、ノコ。」


 ……どうなるんだ私、

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