幕間

 Q・あなたはほのか様をどう思いますか?


一年C組・女子「いやありえないっしょ? 犬とか連れてるし、サマだしさ。ちょっと空気読めって感じ?」

 ――あんたのケバい化粧のほうがありえないです!


一年C組・男子「おもしろいし、いいんじゃない? ほら、あの演出とかさ。メイドさんでイリュージョン? 笑っちゃう。存在そのものがカッコ笑いって感じ?」

 ――おもしろいとは何事ですか。うやまうのです、たっとぶのです、あがめたてまつるのです。つーか絶対バカにしてるでしょう? 許さないです!


 一年C組・男子「ちょっといい感じじゃね? 髪キレイだし、胸大きいし。ただ、目が小さいのがね。いや俺、二重で目が大きい子が好きだからさ」

 ――ほのか様をいやらしい視線で見るなんて言語道断なのです。あとあのオメメがいいんじゃないですか。わかってないです、まったく目が節穴のです。ていうか本人気にしてるんだからそこはタブーなんです!


 二年D組・女子「ほのか様? 誰それ?」

 ――知っとけ!


 円山公園・オス「ポッポッポ、クルックー」

 ――むきーっ!


 許しませんです許しませんですこれを許さでおくべきかなのです。

 こんなことではいけないのです。やつらは魔王をあがめるということを知らぬのです。ほのか様の威光と偉大さを知らしめるためには、このままではすみませんのです。

 絶対に、立派な魔王にしてあげるんですから!

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