第461話 兄と妹(1)
「帰城くん、明けましておめでとう! 今年もよろしくね!」
「明けましておめでとう。今年もよろしくお願いするわ」
1月9日火曜日。正午過ぎ。冬休み明けの学校に登校した影人が、昼休みの喧騒に包まれた廊下を歩いていると、前方からそんな声が掛けられた。陽華と明夜だ。
「・・・・・・」
陽華と明夜から新年の挨拶を受けた影人は軽く会釈をすると、そのまま2人の前を通り過ぎた。
「帰城くん! 無視は傷つくよ!? 一応、予想はしてたけど!」
「そうよ! 予想はしてたけど!」
「予想してたんなら突っかかって来るなよ・・・・・・」
陽華と明夜はバッと動き、通せん坊するように影人の前に立ち塞がった。影人は面倒くさそうな顔で頭を掻いた。
「はぁ・・・・・・明けましておめでとう。今年はどうか俺に関わらないでください」
「私が知ってる新年の挨拶じゃない!?」
「逆に斬新ね」
影人の挨拶を聞いた陽華は驚き、明夜は呆れたような顔になった。
「紛れもない本心だ。俺は忘れてないからな。クリスマスに、俺が酷い目に遭ってるのをお前らがただ見ていた事を」
「いや、あれは話を聞く限り、間違いなく帰城くんが悪かったでしょ・・・・・・」
「帰城くん、それは多分逆恨みだと思うよ・・・・・・」
恨み言を吐く影人に明夜と陽華はそう言葉を返す。影人は「うるせえ」と2人の意見をバッサリと切り捨てた。
「俺があの日どれだけ恐怖して苦しんだか・・・・・・思い出すだけで震えて来るぜ」
「ま、まあ、あれはね・・・・・・」
「あれは普通にホラー映像よね・・・・・・」
クリスマスの事を思い出してカタカタと体を震わせた影人に、陽華と明夜は同情の視線を向けた。それほどまでに、聖夜に起こった事は恐ろしいものだった。
「・・・・・・取り敢えず、用事は済んだか。済んだんだったらそこどけよ」
影人は自分の前に立つ陽華と明夜にそう言った。影人にそう言われた陽華と明夜は、影人の前から離れた。
「あ、ごめんね」
「そうだ。今日の放課後、イズちゃんと早川さんと『しえら』で女子会をするんだけど、帰城くんも来る? きっと楽しいわよ」
「行くわけねえだろ。あと、仮に俺が行ったとしらそれは女子会じゃないだろ。じゃあな」
明夜の誘いを断った影人は2人の元から去った。影人の答えを聞いた明夜は、小さくため息を漏らした。
「残念ね。火山から氷が噴き出すレベルのワンチャンスはあったと思ったんだけど」
「それってつまり絶対有り得ないって事でしょ・・・・・・はあー、明夜は相変わらずバカだなー」
「誰がバカよ!? 火山だってもしかしたら氷を噴き出すかもしれないでしょ! だからワンチャンスよ!」
「いや、今の言葉そのものがバカの証だよ・・・・・・」
キレる明夜に陽華は呆れた顔になる。基本的に陽華が呆れた顔になるのは、明夜がバカな事を言っている時くらいだ。
「でも、何でわざわざ帰城くんを誘ったの? 明夜がいくらバカだからって、帰城くんが女子会に来るはずないって事は分かってたでしょ?」
「だから誰がバカよ・・・・・・だって、もうあと少ししかないのよ」
「? 何が?」
陽華が首を傾げる。明夜は去り行く影人の背を見つめながら、こう呟いた。
「帰城くんと・・・・・・同じ学校に居られるのは。だから、出来るだけ思い出を作りたいじゃない」
「・・・・・・しかし、年が明けたと思ったら、もう9日か。年々時が経つのが早く感じるな」
放課後。学校を出て1人で帰路に着いていた影人は、夕暮れに染まる空を見上げポツリとそう言葉を漏らした。
(朝宮、月下、香乃宮、暁理、A、B、C、D、E、F・・・・・・ 3年生が卒業するまで大体あと2ヶ月。早いもんだ・・・・・・)
そう思うが中々実感は湧かない。ただ、別に悲しいとか寂しいだとかそんな気持ちは全くない。そんな気持ちから、3年生が卒業する事を受け入れられない、なんてセンチメンタルになるほど影人は素直な心を持ってはいない。
むしろ、影人は騒がしい陽華、明夜、光司、暁理が卒業すれば、学校生活がかなり快適になると思っている。だから、出来ればさっさと卒業してほしい。まあ、さすがに魂の親友であるA、B、C、D、E、Fが卒業するのは少し寂しく感じるが。
「・・・・・・俺も来年には卒業できるようにしないとな」
そのためにも、今年は面倒事に巻き込まれないようにしなければ。影人がそんな事を思いながら歩いていると、前方に見知った背中が見えた。
「穂乃影」
影人が名前を呼ぶ。すると、その背が振り返った。扇陣高校の制服を着た穂乃影は、影人の姿を見ると嫌そうな顔を浮かべた。
「・・・・・・なに?」
「なにって・・・・・・お前の姿が見えたから声を掛けただけだ」
「・・・・・・特に用もないなら声をかけて来ないで。あなたと知り合いだと思われるのは不快で不名誉」
「酷くね!? 俺、お前の兄妹だぞ!」
影人は軽く泣きそうな顔を浮かべた。影人は穂乃影の隣に並ぶと、悲しんだ様子でこう言葉を続けた。
「昔は影兄影兄って懐いてきてくれたのに・・・・・・時の流れは残酷だぜ」
「キモい。子供の時の事をいちいち持ち出さないで。というか、事あるごとにそう言うけどそれもキモいから」
「・・・・・・マジで泣きそう」
穂乃影に軽蔑の目を向けられた影人は沈み切った声でそう呟く。妹に本気の声音でキモいと言われる辛さだけはどうにも慣れそうにない。
「影人〜!」
影人が穂乃影と並んで歩いていると影人の名を呼ぶ声が聞こえてきた。見ずとも誰か分かる。零無だ。零無はニコニコとした顔で影人のすぐ側にまでやって来た。
「ふふっ、約8時間ぶりだね。ああ、会いたかった。寂しかったよ。やっぱり本物のお前はいい。やはり、吾がいるべき場所はお前の隣だ。吾とお前の愛は永遠に不滅だよ」
「・・・・・・」
隣に穂乃影もいるので、影人は零無の重い言葉に特に反応はしなかった。そして、穂乃影も零無に気づいた様子はない。その理由は、今の零無が幽霊の状態だからだ。今の零無は純粋な『無』の力を得ており、肉体を持つ事も可能だ。
しかし、肉体を持てば当然影人以外の者たちにも零無が認知されてしまう。そうなれば色々と面倒な事になる。そのため、影人は基本的には零無に今までと同じ幽霊の状態でいる事を命じていた。
「学校はどうだ? 適当に楽しくやれてるか?」
「・・・・・・なに急に」
「別にただの世間話、もとい兄妹トークだ。俺の可愛い妹は学校で楽しく過ごせてるかなと。お前は可愛いから兄貴としては色々不安なんだよ。女子に嫉妬されていじめられてないかとか、男子に言い寄られて迷惑してないかとか。もしそんな事があったら遠慮なく言えよ。俺がそいつを生まれてきた事を後悔するレベルでぶちのめしてやるから」
影人は至極真面目にそう言った。影人の言葉を受けた穂乃影は眉を
「・・・・・・本当の本当に気持ち悪いし恥ずかしいんだけど。妹に可愛いとか、急に格好つけたり・・・・・・私にとって1番迷惑なのはあなたの存在」
「ねえやめて穂乃影さん。本気で気持ち悪いモノを見るような目を向けないで。お兄ちゃん、そろそろ本当に死んじゃう」
「その言い方もキモっ・・・・・・」
「がっ・・・・・・」
妹に気持ち悪がられたキモ前髪は、遂に膝から崩れ落ち、その場に両手と膝をついた。しかし、影人はすぐに立ち直ると何事もなかったように、再び穂乃影の隣に並んだ。
「で、実際はどうなんだ?」
「今の間、いる・・・・・・? 別に普通。楽しいかどうかはよく分からないけど、友達もいるし・・・・・・」
「へえ、お前友達いたんだな」
「・・・・・・殴るよ?」
「すんません・・・・・・」
穂乃影に本気で怒っている目を向けられた影人は即座に謝罪した。穂乃影は少しの間、影人を睨み続けたが、やがて影人から視線を外した。
「・・・・・・でも、今はやっぱり少し大変って感じ。来年は受験だし」
穂乃影がポツリとそう呟く。穂乃影は元々高校卒業後は就職しようと考えていた。日奈美や影人は隠しているが、穂乃影は帰城家の養子だ。これ以上迷惑をかけたくはない。出来るだけ親である日奈美の負担を減らしたいと、穂乃影はそう考えていた。
だが、日奈美は穂乃影に対し、強く進学を勧めた。どうしてもやりたい仕事があるなら別だが、そうでないなら大学に行った方が選択肢が広がる、という事だった。育ての親であり家主である日奈美の意見を無碍にはできない。結局、穂乃影は奨学金を借りて大学に行くと日奈美に言った。
しかし、日奈美はその必要はないと穂乃影に言葉を返してきた。進学費用は既に貯めてあると。穂乃影はそれは流石にと断ったのだが、結局日奈美に押し切られた。日奈美の押しの強さは帰城家随一である。今の穂乃影は、せめて受験に失敗しない事を目標としていた。
「確かに受験は面倒だよな。穂乃影はどの大学を受験するんだ。やっぱり◯◯大学か?」
「・・・・・・うん。そんなに難しくないし、学費も安めだし、交通費もほとんど掛からないし」
「そっか。まあ、この辺りの奴は大体あそこだしな。俺の知り合いもほとんどあそこ志望だ。まあ、お前ならきっと大丈夫だよ。俺と違って頭いいし」
「・・・・・・なにその他人事みたいな態度。あなたも流石に今年は3年生でしょ。もう、進路を決めなきゃならない時期。あなたは進路どうする気なの?」
穂乃影は呆れた様子で影人を見つめた。穂乃影にそう聞かれた影人は「んー、そうだな・・・・・・」と軽く悩んだ。
「・・・・・・正直、まだ分かんねえな。特にやりたい事もないし。でもまあ、俺はこの辺りでのんびりと生きてたいからな。就職するにしろ進学するにしろ、この辺りにはいるよ」
「はあ・・・・・・あなたにまともな答えを期待した私がバカだった。流石は社会不適合者」
「・・・・・・さすがにそこまで言わなくてもよくないか?」
「それで適当。お母さんに言われて進学を決めた私が言える事じゃないけど・・・・・・あなたはもっと真面目に将来を考えて。じゃないと、色々と困る事になる」
穂乃影はスッと影人に目を向けると、そう忠告した。穂乃影のもっともな言葉に、影人は「うっ・・・・・・」と口ごもった。
「・・・・・・分かってるよ。卒業までにはちゃんと決める」
「何を言っているんだ影人。お前の未来は吾とラブラブな家庭を築く事だと既に決まっているだろう」
「お前は黙ってろよ」
「は?」
「い、いやお前に言ったんじゃない。ちょっとイマジナリーにだな・・・・・・」
ギロリと睨んで来る穂乃影に対し、影人は慌てたようにパタパタと手を振る。零無の言葉につい反応してしまった。零無を認識できない穂乃影からすれば、今の影人の言葉は穂乃影に言ったようにしか聞こえない。穂乃影が怒るのも当然だ。
「・・・・・・まあいい。あなたがおかしいのはいつもの事だし。むしろ通常」
「お前の中での俺っていったいどんな奴なんだよ・・・・・・」
穂乃影にそう言われた影人がどこか悲しそうな顔になった。今日はよく涙が出そうになる日だ。
「ああ、そういえば今度父さんが――」
影人は穂乃影に話題を振ろうとした。しかし、その時、何の前触れもなくピキッと空間がヒビ割れた。
そして、
「・・・・・・!」
パリンと空間が割れ、そこから異形が現れた。その異形は巨大な骨の怪物だった。頭にはツノ、背には骨の翼、腰部からは骨の尾が生えていた。見た目は明らかに死んでいるのに生きている。その怪物はドラゴンのゾンビと形容するのが1番しっくりと来た。ただ、普通の竜とは違うのは、四足歩行ではなく二足歩行という点か。
「なっ・・・・・・」
「え・・・・・・」
突然目の前に現れた異形の怪物。非日常の光景を見た影人と穂乃影は思わず固まった。影人と穂乃影がいる路地は人の姿はそれ程なかったが、影人と穂乃影の他にも2、3人の姿はあった。その通行人たちも、影人と穂乃影と同じように固まっていた。
「・・・・・・? ・・・・・・!」
竜の亡骸の如き怪物はキョロキョロと辺りを見回すと、その虚ろな眼窩を影人と穂乃影に向けた。そして、骨で出来た巨大な腕を2人に向かって振るって来た。怪物の腕の先端には鋭い爪がある。あれに引き裂かれれば、人間など容易に切断されるだろう。
「穂乃影ッ!」
「きゃっ!」
影人は反射的に穂乃影を抱き寄せ、地面に押し倒した。結果、怪物の腕は影人と穂乃影を切り裂く事はなく、空を切った。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ようやく、この光景が現実だと理解した通行人たちが悲鳴を上げながらこの場から去る。影人は押し倒した穂乃影に声を掛けた。
「大丈夫か穂乃影!?」
「う、うん・・・・・・」
影人の問いかけに穂乃影が小さく頷く。穂乃影の答えを聞いた影人は思わずホッと息を吐いた。よかった。本当によかった。穂乃影の無事を確認した影人は、前髪の下の目を怪物に向けた。
(くそっ、ここで向こう側からの流入者かよ・・・・・・! しかも問答無用で攻撃してきたって事は、凶暴な奴らが多い裏世界の奴だ。竜、ってよりかは死兵族か?)
「っ、【あちら側の者】・・・・・・」
光導姫である穂乃影も、怪物の正体に辿り着いたのだろう。そう呟いた。そして、覚悟を決めたような顔になると、影人の手から離れ立ち上がった。
「・・・・・・下がってて。ここは私がどうにかする。その間にあなたは逃げて」
「っ、おい何を言ってるんだ穂乃影! そんなこと出来るわけねえだろ!?」
穂乃影にそう言われた影人は、しかし穂乃影に向かってそう返答した。
「いいから早く逃げて! 色々と混乱してると思う。何が起きてるか分からないと思う。あなたには言っても分からないと思うけど、私にはこの怪物に対抗する力がある。でも、あなたを守りながらだと十分に戦えない。あなたは邪魔なの。だからお願い。私を信じて早く逃げて!」
穂乃影は制服のポケットから紺色の宝石のついた指輪を取り出した。そして、力ある言葉を放った。
「変身・・・・・・!」
「・・・・・・!?」
瞬間、指輪の宝石が眩い輝きを放つ。怪物は目玉などないはずであるのに、眩しそうに穂乃影から顔を背けた。
「・・・・・・これで少しは信じられたでしょ。分かったら逃げて」
紺色と黒色を基調としたコスチューム――長袖に膝上くらいのスカートといったもの――という光導姫としての装束を身に纏った穂乃影が、再三影人にそう告げる。
「穂乃影・・・・・・」
穂乃影のいっそそっけない、きつく聞こえる言葉は心の底から影人を心配しているための言葉だった。穂乃影はどうにか影人を守ろうと必死なのだ。兄である影人には穂乃影の思いが分かった。
(穂乃影、お前は俺に何の躊躇いもなく光導姫としての姿を見せた。光導姫として一刻も早くこの流入者に対処するために。そして、俺を守るために)
影人はギュッと拳を握った。穂乃影は家族である影人に光導姫である事を知られたくはなかったはずだ。それでも、穂乃影は影人の目の前で光導姫に変身した。自身の秘密の保持より、誰かや影人の安全を優先したのだ。そこには確かに穂乃影の覚悟が見えた。
「・・・・・・だったら、俺も覚悟を決めないとな」
ポツリと影人はそう呟いた。
「流入者か。吾と影人の時間を邪魔しやがって・・・・・・影人、あいつ吾が消してやろうか?」
光導姫に変身した穂乃影には目もくれず、零無が影人にそんな提案をしてきた。今の零無は『無』の力を保持している。そのため、流入者を文字通り消す事は容易だった。
「いや、いい。あいつは俺が相手をする」
影人は零無に対してそう返答すると、一歩前に出た。
「っ、何してるの!? 逃げてって言ったでしょ! こんな時まで格好つけようとしないでよ! これは現実なの! 死にたいのあなた!?」
自分よりも一歩前に出た影人に対し、穂乃影は必死さと怒りが混じった声を上げる。穂乃影がここまで感情を露わにするのも珍しい。
「分かってるよ。そんな事は十分過ぎるほど分かってる。だからこそ、俺も・・・・・・戦うんだよ」
影人は怪物を見つめながら、背後にいる穂乃影にそう告げると、ズボンのポケットから黒い宝石のついたペンデュラムを取り出した。
「俺もお前を死なせたくなんてないからな」
「・・・・・・!」
影人がそう言ったと同時に、怪物はその顎門を開けた。すると、怪物の口内に氷が渦巻き始めた。恐らく、氷のブレスを放つつもりだろう。竜との戦いの経験がある影人はそう思った。
「・・・・・・
「・・・・・・!」
影人が力ある言葉を放つとペンデュラムの黒い宝石が漆黒の輝きを放った。同時に怪物も影人の予想した通り、氷のブレスを影人に放って来た。
「っ、影兄!」
穂乃影は黒い輝きに目を細めながらも、影人を氷のブレスから守ろうとした。だが、その前に穂乃影の体は何者かの手に抱かれた。そして、氷のブレスは闇色の障壁に阻まれていた。
「え・・・・・・?」
その光景に穂乃影が驚いた顔を浮かべる。こんな障壁は穂乃影には展開できない。いったい何が起きているのか。穂乃影は自分を抱いている者に顔を向けた。
「・・・・・・・・・・・・え?」
穂乃影は再びそんな声を漏らした。片手で穂乃影を抱いていたのは、漆黒の外套に身を包んだ金目の男だった。そして、穂乃影はその男の事を知っていた。
「・・・・・・大丈夫か、穂乃影」
そして、その男――スプリガンは穂乃影にその金色の瞳を向けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます