第449話 熱血、ドキドキ、体育祭(3)

「――遂にこの時が来たか。まさか、友と戦う事になるとはな・・・・・・」

「ああ・・・・・・運命ってやつは残酷だな。だが、人生には誰が相手でも戦わなければならない時がある」

「それが今。悪いが、俺はお前たちの屍を越えて行くぜ・・・・・・!」

 体育祭、午前の部の最終競技、騎馬戦。幾多の騎馬を倒し、残った騎馬は3組だった。1組目はAこと窯木篤人を大将とする騎馬、2組目はBこと天才を大将とする騎馬、3組目はEこと梶谷英賢を大将とする騎馬だ。A、B、Eは互いの顔を見合わせ、真剣な様子でそう言葉を交わした。大将を支える各クラスの3人の生徒たち――騎馬は4人1組で構成されている――もそれぞれ真剣な様子だった。

「じゃあ・・・・・・」

「ああ・・・・・・」

「ここで・・・・・・」

 A、B、Eが己の気力を最大限にまで高める。緊張感が運動場に張り詰める。騎馬戦に参加し、A、B、Eに倒された生徒たちもゴクリと唾を飲む。

「行くぞッ!」

「終わらせるッ!」

「決めるッ!」

 A、B、Eの気合いの込もった言葉と共に、3人を支える騎馬たちも動き始める。A、B、Eは互いのハチマキを激しく取り合い始めた。

『おーっと! 3年2組の窯木篤人くん、3年3組の天才くん、3年4組の梶谷英賢くん、一斉に仕掛けました! 窯木くんと梶谷くんは同じ赤組なので、協力して天くんのハチマキを取れば1位と2位を独占できるのですが、そんな事は全く考えず本気でハチマキを取り合っています! だがそこがいい! 価値があるのは最後まで立っていた者のみ! これぞ本当の戦いだー!』

「「「「「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」」

「いいぞ! 熱い、熱いぜ! お前ら全員ナンバーワンだ!」

 実況に煽られたかのように大きな歓声が上がる。前髪野郎も歓声を上げた内の1人だった。バカモードの前髪はA、B、Eを応援した。

「うぉぉぉぉぉぉっ! 俺の、俺たちの勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 そして数分後。運動場中央には激闘を制した者の姿があった。赤と白のハチマキを掲げていたのは、Eこと梶谷英賢だった。

『決まったぁぁぁぁぁぁっ! 今ここに最強の騎馬が決定いたしました! 1位は3年4組の梶谷英賢くんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』

「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」」」」」

 実況役の女子生徒が高らかにEの名を叫ぶ。瞬間、運動場は爆発的な歓声に包まれた。

『皆さん、素晴らしい戦いをありがとうございました! それでは、これで午前の部を終了いたします! 午後の部は午後1時30分から開始予定です! では皆さん午後の部でまたお会いしましょう! アディオス!』

 ハイテンションな実況役がそう告げ、風洛高校の体育祭、午前の部は終了した。










「・・・・・・『提督』のサンドイッチ、正直美味かったな。まあ、サンドイッチを不味く作る方が難しいかもだが・・・・・・」

 昼休憩も終わり、体育祭午後の部が始まろうとしていた。運動場の端の日陰に陣取っていた影人は、先程アイティレから渡されたサンドイッチの事を思い出していた。 

 ロゼが言っていたようにアイティレはサンドイッチを用意しており、それを影人に渡してきた。いや、正確には渡してきたというよりかは、押し付けてきたという感じだろうか。

 影人は最初、割と真面目に毒でも盛られているのではないかと考え、受け取りを拒否しようとした。だが、ロゼやいつの間にかロゼからその事を聞いていたらしい陽華と明夜、ついでに暁理が、受け取らなければ影人が留年している事を全生徒にバラすと影人を脅したため、影人は渋々アイティレのサンドイッチを受け取った。食べ物を粗末にするわけにもいかないため、影人は毒を食らわば皿までの気持ちでサンドイッチを食べたのだが、サンドイッチには毒は盛られていなかった。

「しかし、本当に『提督』の奴はどうしちまったのかね・・・・・・前はあんなに笑う奴じゃなかっただろ。俺がサンドイッチの感想伝えたらニヤけてたし・・・・・・何か悪いモノにでも憑かれたのか?」

 影人は本気でその可能性を考えた。ここ最近でアイティレの様子が変わった理由を説明しようと思えば、それくらいしか考えられない。憑き物落としはいったいどうすれば出来るのか。

『お前って奴はアレだよな。本当にアホだよな。致命的なまでにアホだ。まあ、見てる分には面白いから全然いいがよ』

「っ、急に何だよイヴ。お前が罵声を浴びせてくるのはいつもの事だが・・・・・・お前、その言い方だと、『提督』の奴が変わった理由に心当たりがあるのか?」

 突然語りかけてきたイヴに影人は首を下げそう聞き返す。イヴの本体であるペンデュラムだが体育祭という都合上、ポケットに入れていては落としてしまう可能性があるため、影人はペンデュラムを首に掛け体操服の下に仕舞っていた。

『まあな。多分だがお前以外なら誰でも分かる理由だぜ。だけど、絶対教えてやんねえ。お前は俺とか他の奴らを含めた観客のためにせいぜい面白おかしく生きろ。ラノベ主人公。そんで死ね』

「あ、おいイヴ! ったく・・・・・・意味が分からん」

 イヴは一方的にそう言うとだんまりになった。こうなったイヴは基本的に影人の呼びかけに応える事はない。影人はもやもやとした気持ちを抱きため息を吐いた。

『さあさあさあ! それでは皆さん風洛高校体育祭、午後の部を始めちゃいますよー! 午後の部1発目の種目は1年生の団体競技! 綱引きです!』

 すると、そんなアナウンスが影人の耳を打った。影人が運動場中央に前髪の下の目を向けると、1年生が入場を始めていた。

「綱引きか・・・・・・あれ、普通に疲れるしダルいんだよな。そう考えると、まだ玉入れの方がマシだな」

 風洛高校の団体競技は学年ごとに決まっている。1年生は綱引き、2年生は玉入れ、3年生はリレーだ。影人は去年玉入れを経験し、本来ならばリレーをする歳なのだが、留年したのでまた玉入れをやらなければならない。

『決まったー! 綱引きの優勝は1年1組! 1組は赤組なので大量の得点が赤組に入ります! これで赤組がリードしていた白組に追いつきました! さあ、結果が分からなくなってきましたよー!』

 ぼうっと影人が運動場端から綱引きを眺めていると、いつの間にか決着がついていた。運動場中央辺りからワアッと大きな声が上がる。

「・・・・・・次は借り物競争か。まあ、俺には関係ないな」

 体育祭のプログラム表を確認しながら影人はそう呟いた。玉入れは借り物の競争の次の競技、二人三脚の後なので、運動場から離れる事は出来ない。影人は変わらず運動場端の日陰にとどまった。

「ん? 朝宮の奴、借り物競争にも出るのか。相変わらずの元気さだな・・・・・・」

 借り物競争が始まり、影人がなんとなくそれを眺めていると、スタートラインに陽華の姿が見えた。陽華や他の競技者は真剣な顔でスタートの合図を待っていた。そして、スタートピストルの音が響くと、陽華や他の者たちは一斉に走り出した。陽華を含む走者たちは、それぞれライン上に設置されている机の上にある箱――中には借り物の指示が書かれた紙が複数入っている――を目指した。

「よし1番!」

 最初に箱に辿り着いたのは陽華だった。陽華は箱の中に手を入れると、紙を1枚手に取り、それを取り出した。そして、書かれている内容を確認した。

「ふぇ!?」

 内容を確認した陽華は思わずそんな声を漏らした。影人は少しの間ビシっと固まってしまった。

『おおっと!? 3年5組の朝宮陽華さん、借り物の内容を見て固まりました! これは相当難しいモノを引き当ててしまったようです! ですが、その間にも他の方たちはお題を確保すべく動き始めています! 朝宮さん、このままでは最下位になってしまうぞー!?』

 実況役が言うように、陽華以外の生徒たちはお題を確認すると運動場に散って行く。このままでは、間違いなく陽華は最下位だ。

「うっ、こうなったら・・・・・・!」

 しかし、陽華はそう簡単に勝ちを諦められる性格ではなかった。特に、運動に関するものは少し自信があったから余計に。陽華は覚悟を決めると、お題の書かれた紙を握り走り始めた。もちろん、紙に書かれていたモノを探すためにだ。

(どこ!? どこにいるの!?)

 陽華は必死でとあるモノを探し始めた。パッと周囲を見渡すが、どこにもいない。

「っ、いた!」

 だが、陽華は運動場の端に自分が探しているモノを見つけた。陽華は運動場端に向かってダッシュした。

「・・・・・・ん? 朝宮の奴、何でこっちに向かってダッシュして来てるんだ・・・・・・?」

 一方、運動場端にいた影人は恐ろしい勢いでこちらに向かって走って来る陽華に対し、訝しげな顔を浮かべた。

「帰城くん! ごめん一緒に来て!」

「は? ってちょ急に何だよ!?」

 影人の元に辿り着いた陽華は事情も説明せずに影人の手を握った。そして、運動場中央に向かって駆け出した。陽華に手を握られた影人は、訳のわからないまま陽華に引っ張られ走った。

『おーっと! 朝宮さん誰かを連れてこちらに戻って来ました! そのお相手は・・・・・・なんと、2年7組の帰城影人くんです! あの前髪は間違えようがありません!』

「え、何であの人・・・・・・?」

「さあ・・・・・・? お題がものすごく長い前髪とかだったんじゃない?」

「朝宮さんに手を握られるなんて、何て羨まけしからん野郎だ・・・・・・」

「許せねえ・・・・・・」

 陽華が影人を連れて運動場中央に戻ると、生徒たちがザワザワと騒めいた。中には恨み言まで混ざっている。最悪だ。影人は自分が目立っているという事実に、そう思わざるを得なかった。

「す、すみません! 確認お願いします!」

 影人を連れた陽華が確認係の女子生徒に紙を渡した。紙を受け取った女子生徒は内容を確認し、影人の方に視線を移すと「あ・・・・・・」と声を漏らし、ほんの少し顔を赤く染めた。

「お、お題はクリアです。どうぞ」

「よし!」

 女子生徒が陽華に許可を出す。陽華はそのまま影人の手を引きゴールテープを切った。

『朝宮さんゴール! 一瞬最下位かと思われましたが、見事に1位を勝ち取りました! いったい朝宮さんの紙には何が書かれていたのでしょうか!? 気になるところではありますが、残念! お題はシークレット! 本人と確認係以外知ることは出来ません! だけど、気になる! 私、とても気になります!』

「朝宮さーん! 何が書かれてたの!?」

「陽華ー! 何が書かれたのか教えてー!」 

「答えてくれ朝宮さん! 答え如何によっては俺たちはその前髪くんを許せなくなる!」

 実況に煽られるように周囲の生徒たちが陽華にそう声を飛ばす。中にはかなり危ない事を言っている輩もいた。勘弁してくれ。こっちは被害者だと影人は声を大にして訴えたかった。

「おい、そろそろ手を離せ朝宮。で、結局紙には何て書かれてたんだよ」

 影人は少し苛立った様子で陽華の手を振り解いた。影人はそのまま自分も気になっていた事を陽華に聞いた。

「あ、ご、ごめんね。えっと、その紙には・・・・・・」

「紙には何だよ」

 陽華は顔を赤くさせ、ごにょごにょと口ごもった。影人は催促するように言葉を掛ける。

「その・・・・・・と、とにかく帰城くんを連れてこなきゃダメだったんだよ! じゃ、じゃあね帰城くん! 助かったよ! ありがとう!」

「あ、おい待て朝宮!」

 しかし、陽華はそう言い残すと凄まじいスピードでどこかへと走って行った。影人は陽華を呼び止めようとしたが無理だった。

「ったく、なんだってんだよ・・・・・・」

 結局、目立ってしまっただけで陽華が影人を連れて来た理由も分からない。影人は解消できない疑問を抱えたままその場に佇んだ。

「・・・・・・世の中って何が起こるか分からないものね」

 一方、その光景を見ていた借り物確認係の女子生徒はポツリとそう呟いた。女子生徒の手には陽華から預かった紙がある。そこに書かれていたのは――

「・・・・・・あの人が朝宮さんにとって、大事な人なんて・・・・・・」

 女子生徒が紙に目を落とす。そこには、「大事な人(異性)」という文字が書かれていた。












「ひゅー! 影人目立ってたね! ねえねえ、影人は何で朝宮パイセンに連れてかれたん!?」

 玉入れが近い事もあり、影人が2年7組の控え場所のテントに戻ると、魅恋が興味津々といった様子でそう聞いてきた。魅恋以外のクラスメイトたちも、影人に興味の込もった視線を向けて来た。

「さあ・・・・・・俺も朝宮・・・・・・先輩に理由を聞いたんですが、教えてもらえませんでした。だから、俺も何で連れて行かれのかは分かりません」

「そうなん? うー、めっちゃ気になる! 何で影人なんだろ。やっぱり前髪が長い人がお題だったのかな?」

 魅恋は腕を組むと悩むようにそう言った。それは影人も知りたかったが、答えを知るのは陽華と陽華から紙を受け取り確認した女子生徒だけだ。陽華は先ほど教えてくれなかったし、確認係の女子生徒も答えてくれるとは思えなかった。

「ま、それはすっごい気になるけど、次は玉入れだから切り替えて行こ! みんな、絶対勝とうね!」

「「「「「おおっ!」」」」」

 魅恋がクラスメイトたちに声を掛けると、クラスメイトたちが一斉に応えた。ここまで人望があるというか人気のある人間も珍しい。前から思っていたが、魅恋は陽華や明夜と同じタイプの人種だなと影人はそう思った。

『さあさあ、お次はご注目! 2年生の団体競技の玉入れです! 団体競技の得点はかなりの高得点! 赤組と白組、それぞれここで大量の得点が欲しいところです! それでは、2年生の入場です!』

 二人三脚が終わり、いよいよ2年生の団体競技がやって来た。影人たち2年生は各クラスごとに整列し、運動場に入場した。

(めんどくせ。さっさと終わらねえかな)

 影人は内心でそう思いながら、籠と球が置かれている場所まで移動すると、他の者たちと同じように、しゃがんでその場に待機した。

『それではルールをご説明しましょう! 玉入れはトーナメント形式で行います! 各クラスまずは対峙しているクラスと争っていただき、勝利した方が次に進めます! そして、最後まで残った2つのクラスで決勝戦をしていただき勝った方が玉入れ優勝です! 2年の皆さん、張り切っていきましょう! では早速行きますよ! 2年生の皆さん準備の方をお願いします!』

 指示を出された2年生たちが立ち上がる。対戦カードは2年1組と2年2組。2年3組と2年4組。2年5組と2年6組。2年7組と2年8組。影人たちの2年7組の初戦は2年8組である。この勝負に勝てば、次の試合にといった形だ。

「それでは、これより2年7組対2年8組の玉入れ対決を行います。7組は赤い籠に、8組は白い籠に球を入れてください。両クラス、開始の合図があるまでその場で待機してください」

 2年7組と2年8組の戦いの審判役の生徒が指示の言葉を述べる。

 そして、

『各クラス準備が整ったようですね! では、玉入れスタートです!』

 実況の合図と共に影人たちは一斉に地面に転がっている球を拾った。












「ああもう! 悔しいー!」

 約20分後。控え場所であるテントに戻っていた魅恋は言葉通り悔しそうにそう叫んでいた。

(まあ、現実はそう甘くないって事だな)

 影人は特に普段と変わらない顔で内心そう呟いた。玉入れの結果は、影人たちのクラスは初戦敗退という何とも情けないものだった。

「ま、まあ仕方ないですよ。それだけ相手が手強かったって事ですし。確かに、団体競技では負けちゃいましたけど、赤組としてはまだ負けてません。だから、諦めずに応援して頑張りましょう!」

「海公っち・・・・・・うん、そうだね! 赤組として勝てば問題なし! よーし、みんなまだまだ応援頑張ろうぜー!」

 海公の励ましの言葉を受けた魅恋が明るくそう言うと、クラスメイトたちも明るい顔でそれぞれ頷いた。落ち込みやすいのも若さなら、立ち直りの早さもまた若さか。前髪野郎は格好をつけ、そんな事を考えた。どこから目線やねん。

『さあさあさあ! 気づけば体育祭午後の部も大詰め! 次が最終競技となります! 最終競技は3年生の団体競技、リレー戦です! ここが大一番! 赤組、白組の現在のポイントから考えるに、この競技で1位を取った組が体育祭優勝となります! 白熱する事は必至です! それでは、3年生の入場です!』

 実況と共に3年生が運動場中央に入場する。その中には、当然ながら影人がよく知る者たち――陽華、明夜、イズ、暁理、光司、A、B、C、D、E、Fの姿があった。

(・・・・・・本当なら、俺もあの中にいるはずだったんだがな)

 思わず影人はそう思った。1度死んで世界から忘れ去られ、零無が影人を蘇らせてくれた結果、影人は留年した。もし、もしも影人が死なず、留年もしていなければ、今頃影人もあの中にいたのだ。その事実が、影人を何とも不思議な気持ちにさせる。

「・・・・・・お前らにとっては最後の体育祭だ。せいぜい頑張って・・・・・・楽しめよ」

 影人は小さな声で3年生全員にエールを送った。影人のその声が3年生たちに届く事はない。

 だが、

「あ・・・・・・えへへ!」

「ぶい」

「・・・・・・はあ」

「あ、影人だ。ちゃんと僕のこと応援しろよな」

「帰城くん。勝利を君に捧げるよ」

「「「「「「行って来るぜブラザー!」」」」」」

 陽華、明夜、イズ、暁理、光司、アルファベットズは影人に気がつくとそれぞれの反応を返して来た。そんな顔見知りたちの反応に、影人は思わず苦笑した。

『準備が整ったようです! それでは3年生の皆さま! 悔いのないようにしっかり走り切ってください! 私も全力で実況させていただきます!』

「行くぞ! 位置に着いて! よーい・・・・・・」

 各クラスの最初の走者がスタートラインに着く。スタートを知らせる教師、体育教師の上田勝雄がスタートピストルを天に掲げる。

「ドンッ!」

 勝雄はそう言うと同時にスタートピストルを鳴らした。パンッという音が響き、3年生たちは一斉に走り始めた。


 ――残暑が厳しい青空の下、若者たちが流す汗が太陽の光を反射して煌めく。その煌めきは、青春の煌めきであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る