第396話 決戦の狼煙
「始めましょうか。イズ、お願いします」
6月下旬のとある日の夜。日本。とある町外れ。フェルフィズは自分の隣にいたイズにそう促した。
「はい」
イズは異空間から夜の闇に溶けるような大鎌を――自身の本体である「フェルフィズの大鎌」を取り出した。
「空間認識能力拡大。マーカー補足完了」
イズがアオンゼウの器に搭載されていた機能を使い、世界各地に痕跡を残しておいた場所を一斉に認識した。跡を残した場所は全部で4つだ。
「私の本体への生命力の供給を開始します」
イズは目には見えない繋がりから、フェルフィズの生命力を引き出し大鎌に喰わせた。大鎌はフェルフィズの無限の生命力を存分に喰らう。その生命力の総量は、常人にしておよそ100万人分。尋常ではない量だ。それはつまり、それだけの生命力を喰らわなければ、今から殺すものを殺せないという意味でもあった。
「ぐっ・・・・・・いくら不死で無限の生命力があるといっても、一瞬でこれだけの生命力を持って行かれるのは流石に堪えますね」
「・・・・・・」
フェルフィズは少し苦しげな顔を浮かべた。凄まじい脱力感と、キュッと心臓が引き絞られるような不快な感覚がフェルフィズを襲う。イズはそんなフェルフィズを一瞬だけ見つめた。
「生命力のチャージを完了。対象、世界間を安定させているという『事実』。その事実を殺します」
イズは怪しく輝いた大鎌の刃で、自分の目の前にある、空間に奔る大きな亀裂を切り裂いた。同時に、その斬撃は世界各地の5つの痕跡のある場所をも切り裂いた。
すると次の瞬間、ゴゴゴゴと空間が揺れ始めた。
「・・・・・・作業完了しました」
「ご苦労さまです。さて、では私たちはこの場所を
イズの言葉にフェルフィズは満足げに頷いた。そして、くるりと振り返りそこにいたもう1人の人物に目を向けた。
「・・・・・・」
そこにいたのは、黒のフードで顔を覆った不審な人物だった。黒いローブに身を包んでいるため、性別や体型は分からなかった。ただ、フードの隙間から白い髪が覗いていたため、髪の色だけは分かった。
「それでは、あなたもお仕事をお願いいたします。頼りにしていますよ」
「・・・・・・」
フェルフィズにそう言われた謎の人物はフイとフェルフィズに背を向けた。そして、紫と黒が混じったような闇を纏い、フッと夜の闇に消えかの如くその姿を消した。
「おやおや、随分と無愛想ですね。ですがまあ、仕事はしてくれるでしょう。契約を破れはしないのですから」
フェルフィズが軽く首を振る。イズはその人物が消えた虚空を見つめ、こう呟いた。
「・・・・・・手を抜きはしないでしょうか」
「それは出来ませんよ。手を抜くという行為は契約に抵触しますからね。彼もその事は理解しているでしょう」
イズの呟きにフェルフィズは問題ないといった様子でそう言うと、こう言葉を続けた。
「さあ時間もない。早速取り掛かりましょうか。私の・・・・・・忌神の神殿作りに」
そして、最悪の神はニィと狂気的な笑みを浮かべた。
「っ、これは・・・・・・」
真界「空の間」。そこで座していたシトュウは世界と世界の境界の揺らぎを感じ取った。
「ふむ、どうやらフェルフィズの奴が動き始めたみたいだな」
シトュウと同じく揺らぎを感じ取った零無がそう呟く。今この瞬間、シトュウと零無の力によって保たれていた境界の安定は崩れ去った。それが示すものはつまり、次元の境界の崩壊が再び進行したという事だ。放っておけば、影人たちが住む世界と、いわゆる「あちら側」と呼ばれる世界が1つになる。
「・・・・・・懸念はしていましたが、やはり彼の忌神は崩壊を進行させる術を有していましたか」
「まあ、あの大鎌があいつの手にあるからな。今回もあの大鎌で何とかしたんだろう。吾をしても、あの武器はチートだと言わざるを得ないぜ」
「フェルフィズの大鎌・・・・・・そして、それを扱う大鎌の意思ですか。それらが合わさる事で、あの大鎌は最大の力を発揮する。全く本当に厄介な物を生み出してくれましたね」
シトュウは小さく息を吐きながらも、詳細な状況の分析を開始した。
「・・・・・・どうやら、境界崩壊の再進行の原因となっているのは、次元間の6つの大きな亀裂のようですね。最も弱い点を同時に狙う事で、この事態を引き起こしたようです」
「なら対処法は簡単だな。奴が狙ったその6つの大きな亀裂を安定させればいい。そうすれば、吾とお前の力で主導権を取り戻せる。いくらフェルフィズの大鎌が全てを殺す力を持っていたとしても、弱点なしの状態で吾の『無』の力とお前の『時』の力による安定を殺す事は出来ないからな」
零無が即座に対処する方法を述べる。零無の言葉に同意するようにシトュウが頷く。
「ええ。あなたの『無』の力で崩壊の概念を消し、私の『時』の力で境界を安定・修復する。私たちは今までその方法で崩壊を止めていました。その方法を取るには、あなたの言うように、大きな弱点ともいえる6つの亀裂を安定させるしかない。要は、私たちがより強く干渉すればいいという事です。ですがそのためには・・・・・・私たちがその亀裂に直接干渉するか、またはそれをする事が出来る媒体が必要になります」
「だな。そして、吾たちは出来る限り、ここで何か崩壊を遅らせる方法を取って、時間を稼がなくてはならない。なら残るのは自ずと1つ。媒体を使って亀裂に干渉する方法だけだ。取り敢えず、影人をここに呼ぶか。どちらにせよ、影人を呼ばなければ手は打てないからな」
影人は真界に入る事が出来る唯一の人間だ。言葉だけならば、影人以外の者にも届ける事は出来るが、それ以外のもの、例えば物理的なものなどは他の者に届ける事は出来ない。零無の言葉は、贔屓からではなくその事実に基づいてのものだった。
「・・・・・・そうですね。では、帰城影人をここに呼びます」
零無の言わんとしている事を察したシトュウが頷く。そして、シトュウは影人に対し念話を飛ばした。
「・・・・・・話は分かったぜ。要は決戦の狼煙が上がったんだな」
約10分後。真界の「空の間」に呼び出され、シトュウと零無から話を聞いた影人は、真剣な顔でそう言葉を述べた。
「端的に言えばそういう事です。帰城影人、あなたやあなたの仲間には彼の忌神を止めてもらいたい。私はあなた達に忌神との決着を希望します」
「任せろよ。言われるまでもなくそうするつもりだ。あの野郎には何回も逃げられちまったが・・・・・・本当にこれで最後にしてやる」
シトュウの言葉に影人が力強く首肯し、グッと右手を握る。フェルフィズ。影人とは過去の世界から因縁があり、光と闇の戦いにおける全ての元凶となった神。絶対に許す事は出来ない者だ。負の感情が影人の中に渦巻く。
「あと、悪いがシトュウさん。細かいが他の奴らを俺の仲間って呼ぶのはやめてくれ。あいつらとの多くは、ほとんどただの協力関係だ。俺は孤高の一匹狼。群れることはしないんだよ」
「・・・・・・よくもまあ、このような状況下で真顔でそんな事を言えますね。大した人間です」
ここだけは譲れないといった感じでそんな事を言ったバカ中のバカ野郎に、シトュウは呆れ果てた。零無は「ははっ、流石は影人だな」と恋は盲目っぷり全開といった感じで笑っていた。
「はぁ・・・・・・とにかく、具体的にフェルフィズを止めるためにも、あなたにこれを渡します」
シトュウは軽く息を吐き自分の心をリセットすると、どこからか6つの短冊のようなものを取り出した。その短冊は透明で一部がクリアに、ところどころに紫色の装飾が施されていた。
「これは?」
「私と零無の力が込められた符です。それを先ほど言った6つの大きな亀裂に貼れば、私と零無が直接干渉する事が出来ます。私と零無の力が込められていますから、何をしてもそう簡単に消し去る事は出来ません。これを手分けして亀裂に貼ってください」
手渡された物を見てそう呟いた影人に対し、シトュウが説明を加える。その説明を聞いた影人はなるほどといった様子で首を縦に振った。
「了解だ。それで、デカい6つの亀裂の場所は?」
「国の名前で言うのなら、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、ロシア、南アフリカ、そして日本です。詳細な座標はここに」
シトュウは座標を示した紙を追加で影人に渡した。影人はそれも受け取った。
「ありがとな。しかし、日本か・・・・・・もしも、フェルフィズの奴がいるとしたらあいつの事だ。間違いなくここにいるな」
「だろうね。フェルフィズの奴も亀裂に干渉されれば元通りの状況になる事は分かっているはずだ。だから、亀裂を守ろうとするだろう。そして、日本の亀裂は自分で守っている可能性が高い。あの機械人形、確かイズだったか。あれと共にね」
影人の呟きに零無が自身の見解を述べる。その言葉を聞いた影人は少しの間沈黙すると、こう言った。
「・・・・・・じゃあ、あいつも6つの亀裂の内のどこかにいるな。亀裂を守るために」
「・・・・・・そうですね。まず間違いなく」
影人が言ったあいつというのが誰なのか理解したシトュウが小さく頷く。
「・・・・・・帰城影人。私は未だにあの時のあなたの判断が正しかったとは思えません。あなたの判断は敵に戦力を送る事と同義でした。そして、今回彼は敵となった。それも強力な」
「・・・・・・ああ。分かってるよ」
シトュウが透明と紫のオッドアイで影人を見つめる。影人は様々な思いが滲んだ声でそう返事をした。
「別に正しい判断だとは思ってねえよ。冷静に考えなくても、俺がゴリ押した判断は愚かの極みみてえな判断だろうぜ。だが・・・・・・後悔はねえよ。例え世界をより危険に晒しても、いけ好かない奴の罠だとしても、あいつらが出会えるなら・・・・・・それは何よりも価値がある事だ」
影人はとある兄妹を思い浮かべた。あの兄妹はどちらも自分の恩人だ。あの2人がいなければ、今の自分はここにはいない。あの2人のためなら、影人は大抵の事はやれるつもりだ。
「まあ、任せてくれよ。絶対にフェルフィズは俺が、俺たちが止めてみせる。だから大丈夫だ」
力強く影人はそう断言しきった。むろん、影人の言葉を保証できるものは何1つない。だが、それでも影人に恐れや不安などいったものは一切なかった。
「・・・・・・根拠のない言葉ですね。ですが、いいでしょう。私はあなた達を信じます」
「もちろん吾も信じてるぜ。全ての世界において、お前のことを1番信じているのは吾だからな」
「けっ、お前に信じられても何にも嬉しくねえよ」
零無に対し影人は嫌そうな顔を浮かべた。零無の言葉は色々とシャレでは済まない。
「伝える事は全て伝えました。帰城影人、これは時間との戦いです。境界が崩壊する前にあなた達がその符を6つの亀裂に貼ればあなた達の勝ち。逆に間に合わなければあなた達の負けです」
「ああ、分かった」
最後の確認に影人はしっかりと頷いた。
「では行きなさい。私たちはここで出来るだけ時間を引き伸ばしますが、残された時間はそれほど多くはありません」
「寂しいがまた一時の別れだな。ああ、吾とお前を引き裂く世界なんていっそ壊れてしまえばいいのに。まあ、吾とお前が別れる事になった原因はフェルフィズの奴だから、しっかりあのバカを殺してきてくれ」
「・・・・・・決着はつける。じゃあなシトュウさん、零無。そっちは頼んだぜ。行ってくる」
シトュウと零無に送り出された影人は数秒後真界から姿を消した。
「そういう事になった。ソレイユ、ラルバ。悪いが、お前たちは光導姫と守護者に情報を伝えてくれ。俺はこの後、嬢ちゃんやレイゼロールと会って情報を伝える」
真界から一旦地上に戻った影人は神界のソレイユのプライベートスペースに来ていた。影人は先ほどシトュウと零無から聞いた情報をソレイユとラルバに伝えた。
「っ、なるほど・・・・・・分かりました。今すぐに光導姫たちに伝えます」
「ああ、僕も守護者に伝えるよ」
「頼む。後、何人か戦闘力が高い光導姫と守護者・・・・・・具体的にはレイゼロールとの決戦にいたようなメンツか。ああいう奴らを亀裂に向かわせてくれ。今回は符を貼る都合上、ある程度戦力を分散させなきゃならないからな。取り敢えず、ソレイユ。お前に符を4枚渡しておく。これを光導姫か守護者に渡してくれ」
影人はそう言うと、ソレイユにシトュウから預かった符を4枚手渡した。
「それは分かりましたが・・・・・・残りの2枚はどうするつもりなんですか?」
4枚の符を受け取ったソレイユが影人にそう聞いてきた。
「1枚は俺が請け負う。俺はフェルフィズがいるだろう日本の亀裂に行くつもりだ。で、もう1枚はレイゼロールに渡す」
「レールにですか? というか、影人あなた1人でフェルフィズやイズと戦うつもりですか。いくら何でもそれは危険では・・・・・・」
「分かってる。別に無茶をするつもりはねえよ。あくまで俺は先兵みたいなものだ。どうせ、1番手間取るのは俺が行く亀裂だろうからな。他の奴らは他の亀裂を安定させて日本の亀裂に来ればいい。多分だが、最終的にはそうなるぜ」
「・・・・・・そうだね。君の予想通りだと思う」
ラルバが同意する。必要な情報を全て2人に伝え終えた影人はソレイユにこう言った。
「そういうわけだ。じゃあ、俺は地上に戻る。ソレイユ、頼む」
「分かりました。影人、ご武運を」
「ありがとよ」
いつもの無事を祈ってくれる言葉に影人が感謝の言葉を述べる。そして、影人は神界から姿を消した。
「・・・・・・そうか。奴が動いたか」
「忌神との決戦の幕が開けた、という事ね」
神界から地上に戻った影人はシェルディア宅に来ていた。そして、レイゼロールとシェルディアに現在の状況を伝えた。家主であるシェルディア、シェルディアの呼び出しを受けたレイゼロールは、それぞれそう言葉を述べた。
「遂にこの時が来てしまったのですね・・・・・・」
「はぁー、もう最悪・・・・・・」
影人の話を聞いていたのはシェルディアとレイゼロールだけではない。すっかりシェルディア宅の住人になっていたキトナと、元からの住人であるキベリアもそんな言葉を漏らした。ちなみに、ぬいぐるみもいたが、ぬいぐるみは「何かピンチみたいだね!」的に軽く首を傾げていた。
「今言ったみたいに俺は日本の亀裂に行く。レイゼロール、お前は他の亀裂を頼む。あと、出来れば闇人たちも亀裂に向かわせてくれ。フェルフィズの事だ。そう簡単に亀裂を安定させないために、何か仕掛けてるに決まってる。戦力は多いに越した事はないからな。符は光導姫か守護者が持ってるだろうから、協力するように頼むぜ」
「・・・・・・分かった。すぐに亀裂を安定させて、我もお前のいる所に向かう。だから、無理はするなよ影人」
「お前もな。嬢ちゃんは悪いが、一旦向こう側にいる白麗さん達を呼びに行ってくれるか? 使い走りみたいな役をさせて悪いんだが・・・・・・」
「了解よ。私も白麗たちをこちらの世界に呼び次第、すぐにあなたの所に向かうわ」
「ありがとう」
影人は素直に了承してくれた2人に感謝の言葉を述べた。
「さて、じゃあ俺も亀裂に向かうか」
影人が席から立ち上がる。影人に続くように、レイゼロールとシェルディアも立ち上がった。
「レイゼロール、あなた闇人たちに情報を伝えた後はどの亀裂に向かうつもりなの?」
「どこでもいい。それこそ適当に――」
レイゼロールがどうでも良さそうな様子で言葉を紡ごうとした時だった。突然、世界にある気配が奔った。
「っ・・・・・・!?」
「あら、何かしらこの気配。初めて感じる気配ね。でも、どことなく似た気配を感じた事があるような・・・・・・」
その気配を感じたレイゼロールは驚いたような顔になり、シェルディアは少し不思議そうに首を傾げた。
「・・・・・・レイゼロール」
影人がレイゼロールの名を呼ぶ。影人もその気配を感じ取っていた。そして、その気配の主が誰なのか分かっていた。それはきっと、自分の中にあの力があるからだ。彼から託されたあの力が。
「・・・・・・ああ、分かっている」
影人の言わんとしている事を察したレイゼロールが頷く。そして、レイゼロールはシェルディアにそのアイスブルーの目を向けた。
「シェルディア、我はロシアにある亀裂に向かう。行かねばならない理由が出来たからな」
「・・・・・・そう、分かったわ」
レイゼロールの事情を何となく察したシェルディアは何も言わずに頷いた。今奔った気配の発信地はロシアの辺りだ。レイゼロールの今の言葉と数日前に影人から聞いた話。それを合わせれば答えは見えてくる。
「だが、まずは1度拠点に戻らねばな。『十闇』は既に再召集してある。キベリア、行くぞ」
「ううっ、分かりました」
レイゼロールはキベリアを伴って転移した。後に残ったのは、影人とシェルディア、そしてキトナとぬいぐるみだ。
「じゃあなキトナさん。毎度悪いがまた待っててくれ。すぐに終わらせてくるからよ。お前もまたな」
「その子としばらくの間お留守番をお願いね。滅多な事は起きないと思うけど、何か危険が訪れたらこの紙を使って私を呼んでちょうだい。使い方は書いて燃やすだけよ。終わったら、また観光に行きましょう。あなたにはまだまだ見せたい場所があるから」
影人とシェルディアがキトナにぬいぐるみに対してそう言い残す。キトナとぬいぐるみはそれぞれ頷いた。
「ええ、是非に。皆さん、お気をつけて。私、ちゃんと待っていますから」
「! (行ってらっしゃい!)」
キトナとぬいぐるみから見送りを受けた影人とシェルディアが玄関から外に出る。そして、影人はスプリガンに変身し亀裂へと向かい、シェルディアは適当な亀裂から向こう側の世界に渡った。
――こうして、忌神との最後の戦いが始まった。
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