第361話 ソラとの日々

「――じゃ、悪いがちょっくら出てくる。日が沈む前までには戻る」

 影人たちがシザジベルに来て2日目。近くの食堂で昼食を食べ外に出た影人は、シェルディアやキトナ、フェリートやゼノたちにそう告げた。

「昨日の夜に話してくれたソラって子の所に行くの?」

 シェルディアが影人にそう聞く。シェルディアの言葉通り、影人は昨日ソラと出会った事を話した。そして、「羽無し」が何であるのか、町の人々がどうして影人たちに怯えていたのかなどの情報も分かったため、影人はその事もシェルディアたちに話していた。

「ああ。昨日約束しちまったからさ。もし何かあったら、悪いが誰か呼びに来てくれ。俺は町の西外れの孤児院にいる。逆に、こっちからみんなに伝えるような事があれば、俺から宿に行くから」

「分かったわ。じゃあまた後で」

 影人はシェルディアたちと別れ孤児院を目指した。

「嬢ちゃんたちも普通に町には出てるし、いずれソラやあのベゾトって子が嬢ちゃんたちに気づいてもおかしくないな。嬢ちゃんたちは普通に吸血鬼って答えてるだろうし、その辺りの整合性の取れた嘘も考えとかねえと・・・・・・」

 ぶつぶつと癖である独り言を呟きながら影人がそんな事を考えていると、孤児院に着いた。ただでさえ一見「羽無し」で、前髪が顔の上半分を覆うほどに長く、加えて独り言を言っているので、シザジベルの人々は震え上がったような顔を浮かべていた。

「すいません、影人ですが――」

 影人が孤児院のドアをノックし言葉を紡ごうとすると、突然ドアが開けられ中からソラが飛び出して来た。ソラはかなり勢いづいていたのか、影人の体にタックルするように抱きついて来た。

「遅いよ影人兄ちゃん! 俺ずっと楽しみに待ってたんだから!」

「ぐおっ・・・・・・!? お、おう、それは悪かったな・・・・・・」

 キラキラと輝くような顔で影人を見上げて来るソラに、影人は苦笑い気味に笑う。ソラが抱きついて来た衝撃で腹部がけっこうな痛さを訴えているのだが、ここでソラを引き剥がして蹲るわけにもいかないので、影人は我慢した。

「こらソラ。急に抱きつくなんてお行儀が悪いでしょ。すみません影人さん・・・・・・」

「い、いえ大丈夫です」

 ソラに続き中から出て来たユニルに影人はそう言った。

「ねえねえ影人兄ちゃん! 早く遊ぼうよ! 何して遊ぶ? 追いかけっこ? イタズラ巡り? それとも町の外に冒険? 何でもいいよ!」

「ソラ! イタズラはしちゃいけないって言ってるでしょ! それに町の外も危ないから遊びにいっちゃいけないって言ったはずよ!」

「べー! ユニル姉ちゃんの小言なんか知らないもんね! ほら、行こ行こ影人兄ちゃん!」

「あ、ちょ・・・・・・」

 昨日と同じように、ソラが影人の右手を握り駆け出す。影人はソラに手を引かれ小走りになった。

「もうソラ! 絶対イタズラと町の外はダメだからね! 夕方には帰って来るのよ!」

「はーい!」

 慣れているのかユニルは怒ったような呆れたような様子で最後にそう言い、ソラもそう返事をした。

「で、何する影人兄ちゃん? 俺何でもいいよ!」

「そうだな・・・・・・じゃあ、追いかけっこするか。最初は俺が追いかける方やるからソラは逃げる方な。10秒したら追いかけるぜ」

「分かった!」

 ソラは笑顔で頷くと影人を置いて走り始めた。影人は10秒数えながら、走るソラの背中を見つめた。

「さて10秒・・・・・・追いかけるか。はっ、追いかけっこなんざ小学校以来だぜ。だがまあ・・・・・・子供には負けないぜ・・・・・・!」

 影人はニヤリと大人げない笑みを浮かべると、ソラを追いかけ始めた。












「はあ、はあ、はあ、はあ・・・・・・お、おえっ・・・・・・だ、ダメだ・・・・もう走れねえ・・・・・・」

 果たして約数十分後。そこには膝を地面につき、ガクガクと生まれたての小鹿のように足を震わせる前髪の姿があった。普段の自分がモヤシである事を忘れていた影人は、結局ソラを捕まえる事が出来なかった。要は子供に負けたのである。

「あれ、もう終わり? あはは、情けないなー影人兄ちゃんは」

「う、うるせえ・・・・・・というか、お前が速すぎるんだ。加えて、体力までありやがるし・・・・・・」

 まだまだ元気いっぱいという様子で笑うソラに、影人は息を荒げながらそう言葉を返す。流石は遊びたい盛りの子供といった様子だ。

「へへっ、まあ俺孤児院で1番速いしね。じゃあ次は何して遊ぶ? 影人兄ちゃんどうせもう追いかけっこは出来ないでしょ」

「ガ、ガキが舐めやがって・・・・・・だ、だが、悔しい事にお前の言う通りだ・・・・・・」

 ようやく息が整って来た影人はヨロヨロと立ち上がった。影人とソラがそんな話を交わしていると、

「あら影人、奇遇ね。こんな所で会うなんて」

「あ、影人さん。先ほどぶりです」

 偶然この辺りを通りかかっていたらしいシェルディアとキトナが影人を見つけそう声を掛けて来た。

「っ、嬢ちゃんにキトナさんか。その感じだと偶然俺たちを見つけたって感じだな」

「ええ。今日もキトナとこの町を巡ろうと思って。こっちの辺りはまだ来てなかったから。それで、その子が?」

「ああ。ソラだ」

 シェルディアがソラを見つめ、影人は頷いた。

「わあ、お前も『羽無し』か!? 影人兄ちゃん、こいつと知り合いなの!?」

「お、おおう・・・・・・仕方ないとはいえお前すげえな・・・・・・」

 シェルディアを見て興奮した様子のソラ。影人は子供特有の無邪気な言葉を聞き、思わず若干引いてしまった。シェルディアは見た目こそ少女だが、その正体は幾千年以上の時を生きる吸血鬼だ。シェルディアの正体を知る者ならば、シェルディアに対してお前やこいつなど言えるはずもなかった。まあ、それは過去の影人にも言える事なのだが。

「ふふっ、こんにちは。そうね、私は・・・・・・」

 シェルディアがチラリと影人に視線を向ける。本当の事か嘘を言うかという事を暗に聞いているのだ。その視線の意味を理解した影人は、ソラにこう言った。

「いや、嬢ちゃんは吸血鬼だ。正真正銘のな。俺はこの2人と後2人の男の吸血鬼と一緒に旅をしてるんだ」

「え、そうなの?」

「ああ。一見すると分からないがな。だから、『羽無し』は俺だけなんだ。俺が吸血鬼って嘘をついてたのは、吸血鬼と一緒に旅をしてるからって理由もあったんだ」

 影人はシェルディアたちの正体は素直にソラに教える事にした。何となくという部分が大半ではあるが、そっちの方がいいと思ったからだ。

「ふーん・・・・・・そうなんだ。じゃあ、俺と同じなのは影人兄ちゃんだけなんだね」

 ソラのシェルディアを見る目が少し変わり、残念そうなものになる。影人は落ち込むソラにこう言った。

「まあな。『羽無し』はそうそういないって事だ。でも、嬢ちゃんもキトナさんも優しいぜ。翼人族じゃないから、『羽無し』でも関係なく接してくれるからな」

「・・・・・・そうなの?」

「ええ。初めましてソラさん。私はキトナと申します。見ての通り、獣人族です。よろしければ、私もご一緒に遊んでもよろしいでしょうか?」

 期待と不安が入り混じるような目になったソラに、キトナがしゃがみ優しく微笑みかける。キトナは聡明なので瞬時に状況を理解し、ソラの不安を解こうとしてくれたのだろう。影人は内心でキトナに感謝した。

「・・・・・・俺と遊びたいの?」

「はい。心から」

「ふ、ふーん・・・・・・そこまで言うんだったら、別に遊んであげてもいいよ」

「まあ、ありがとうございます」

 ソラは嬉しさを隠しきれぬ様子でキトナにそう言った。キトナはソラに感謝の言葉を述べた。

「あら、面白そうね。だったら、私も一緒に遊ぼうかしら」

 そのやり取りを見ていたシェルディアもそんな事を言い出す。まさかシェルディアまでそんな事を言うと思っていなかった影人は驚きを露わにした。

「え、じょ、嬢ちゃんも・・・・・・?」

「ええ。ダメかしら?」

「いや、ダメというか何というか・・・・・・」

 影人が何とも言えない微妙な顔を浮かべていると、ソラがこう言った。

「仕方ないな! お前も遊んでもいいぞ!」

「ふふっ、ありがとう」

 ドヤ顔で鼻息を吐くソラにシェルディアは嬉しそうに笑った。こうして、急遽キトナとシェルディアも遊びに加わった。

「さて、では何をして遊びましょうか? ソラさんがお決めになっていいですよ」

「えっとえっとね・・・・・・じゃあ、『カルタスの英雄ごっこ』! ずっとやりたかったんだ!」

「? ソラ、その『カルタスの英雄ごっこ』って何なんだ?」

 キトナの言葉を受けたソラが顔を輝かせる。影人は当然の事ながらそのような遊びは知らなかったので、そう聞き返した。

「え、影人兄ちゃん翼人族なのにカルタスを知らないの?」

「あ、ああ。俺のいた所は辺境の地だったからな。そういう伝説系は伝わってないんだ」

 影人は一瞬ドキリとした。どうやら、カルタスというのは翼人族なら誰でも知っている者らしい。影人は出来るだけ違和感のないように嘘をついた。

「そうなんだ。シェルディアとキトナ姉ちゃんも知らない?」

「そうね。私は知らないわ」

「私は一応存じています。カルタスというのは、数多の武勇の伝説を持つ翼人族の英雄の男性ですね。優しく強く誰からも好かれる方であったとか」

 キトナが端的にカルタスなる人物の説明を行う。ソラはその説明に首を縦に振った。

「そう! そのカルタス! 俺がカルタスの役するから、影人兄ちゃんとキトナ姉ちゃんとシェルディアは悪者役ね! あ、影人兄ちゃんは1番最初にやられる雑魚役だから」

「何でだよ!?」

「だって1番弱そうな見た目してるし。何か雑魚にピッタリっていうか」

「お、お前なあ・・・・・・舐めるなよ? 俺はこれでもけっこう強いんだぞ」

「嘘だ〜」

「嘘じゃねえよ!」

 子供相手に大人げなくそう吠える影人。ソラと影人のやり取りを見ていたシェルディアとキトナはクスリと笑っていた。

「よーしじゃあやるよ! ふはは、我が名はカルタス! 前髪の悪霊め、このカルタスが成敗してくれよう!」

「誰が前髪の悪霊だ!? ぐぅぅ・・・・・・あ、現れたなカルタス! そう、俺こそ前髪の悪霊だ! 今日こそお前の命を頂くぞ!」

 思わずツッコミを入れたものの、前髪の悪霊という雑魚敵を影人は素直に演じた。厨二病なので、こういうものは何だかんだなりきる前髪であった。

「お前のような雑魚が私に勝てるか! 喰らえ前髪の悪霊め! 必殺、カルタス斬!」

「ぐはっ!? お、おのれ・・・・・・流石はカルタス。やはり俺では・・・・・・ガクッ」

 ソラが両手で剣を振るうような仕草をし、影人は雑魚敵らしく地面に手をついた。

「ふふっ、じゃあ次は私ですね。がおー、荒ぶる魔獣だぞー。勇者カルタス食べてやるー」

「魔獣めこのカルタスが成敗してやるぞ! やあー!」

「や、やられたー」

 キトナが両手を上げソラに襲いかかる仕草をする。ソラは剣を横に振るうような仕草で、魔獣役のキトナを倒した。

「最後は私ね。よく来たな勇者カルタス。私こそが邪悪なる吸血鬼の王。この私に勝てるかな?」

 シェルディアが芝居掛かった口調でソラにそう宣言する。ソラは剣を構えるような仕草で、シェルディアにこう言った。

「現れたな悪の親玉め! 貴様を倒して世に平和を戻してみせる! 喰らえカルタス斬!」

「ふはは、そんなものは不死である私には効かないぞ」

「な、何っ!? くっ、なら――!」

 ソラは演技のため厳しい顔を浮かべていたが、その顔には隠しきれぬ楽しさの色があった。それから、ソラと影人たちはしばらくソラに付き合う形で遊び続けた。


 ――それから、

「ほら影人兄ちゃんこっちこっち!」

「分かったからそんなに急ぐなよ。転んだら危ないぞ」

 1日、

「影人兄ちゃん疲れたからおんぶして!」

「はあ? ったく、仕方ねえな」

 1日、

「影人兄ちゃん、今日は外に行ってみようよ!」

「お前ユニルさんがそれはダメだって言ってただろ」

「大丈夫大丈夫! 俺と影人兄ちゃんだけの秘密にすればさ! へへっ、『羽無し』同士の秘密だよ!」

「はあー・・・・・・悪ガキめ。今回だけだぞ」

「やったあ! 影人兄ちゃん大好き!」

 また1日とソラとの日々は過ぎて行った。気づけば、影人がシザジベルに来てソラと出会い7日の日が過ぎた。フェルフィズは不思議と未だにシザジベルには来ていなかった。もちろん、シトュウから他の霊地の境界が揺らいだという報告もない。そのような事情から、影人は自然とソラと絆を深めていった。

「すみません、影人です。ソラくんはいますか?」

 シザジベル滞在8日目。昼頃に影人はいつも通り孤児院にやって来ていた。影人は孤児院のドアをノックした。

「影人さん、こんにちは。今日もありがとうございます」

「ああユニルさん、こんにちは。いえ、昨日もソラと約束してしまったので。まあ、俺も訳あって暇なんでけっこう助かってるんですが。あ、無理してるとか気遣いとかではないので」

「そう言っていただけるとありがたいです。最近のソラは今までにないくらい明るくなりました。毎日が楽しそうで、イタズラもすっかりやめたようですから。これも全て影人さんのおかげです。あの子と仲良くしていただいて、本当にありがとうございます」

 ユニルは心から感謝している様子で影人に深く頭を下げて来た。

「いえ、そんな・・・・・・それより、ソラくんは?」

「ソラは今用を足しています。もう少しすれば来ると思うのですが・・・・・・」

 ユニルがそう言うと、どこからかこんな声が聞こえてきた。

「・・・・・・ソラは大きい方だからまだ時間かかるよ」

 声の主は黒髪の少年だった。影人はその少年に見覚えがあった。

「君は・・・・・・確かベゾト君だったな」

「はい。聞きましたよ、あなたは吸血鬼たちと旅をしているって。・・・・・・やっぱり、あなたも本当は吸血鬼じゃないんですか?」

「・・・・・・いや、俺は『羽無し』だよ。バレたくないから、ソラやここの人以外には嘘をついてるがな」

 どうやら、ベゾトはまだ影人の事を疑っているようだ。影人は再び嘘の答えをベゾトに述べた。

「ベゾト、失礼よ。影人さんはソラによくしていただいてる方なのに」

「分かってるよユニルさん。・・・・・・もし、あなたがソラのためを思って嘘をついているなら、覚えておいてくださいよ。あなたのそれは優しさとは言わない。少なくとも、俺はそう思います」

 ベゾトはそう言うと、孤児院の奥の部屋へと引っ込んでいった。

「ベゾト! すみません、影人さん。あの子は言葉こそキツいですが・・・・・・本当はいい子なんです」

「いえ、それは俺にもわかります。本当に、優しい子ですね彼は」

 申し訳なさそうな顔のユニルに影人はそう言葉を返した。

(あれは多分俺の嘘に気づいてるな。その上であの忠告・・・・・・ソラ、よかったな)

 影人がベゾトについてそんな事を考えていると、誰かがこちらに小走りをしてきた。その誰かはソラだった。

「ごめん影人兄ちゃん! 出ようと思ったら急に便所に行きたくなっちゃって」

「気にするな。ユニルさんとお前と入れ違いだが、ベゾト君とも話してたからな」

「ベゾトの奴と? 俺あいつ嫌いなんだよね。いっつも俺の事『羽無し』ってバカにしてくるし。だからしょっちゅうケンカしてるよ」

「そうなのか? でも、お前俺と初めて会った時にあの子呼びにいったじゃねえか」

「あれはベゾトに『羽無し』は1人じゃないって証拠見せたかったからだよ。そんな事はどうでもいいから早く遊びに行こうよ!」

「あ、ああ・・・・・・」

 ソラはそう言うと外に飛び出していった。影人は意外そうな顔を浮かべ、チラリとユニルの方に顔を向けた。

「ベゾトはソラの事を気遣ってくれてるんですが、その中々素直じゃなくて・・・・・・」

「そういう事ですか・・・・・・すみません、ありがとうございます」

 影人の反応から察したユニルが困ったようにそう言った。その言葉を聞いた影人は事情を理解した。そして、ユニルに軽く頭を下げソラの後を追った。

「ねえねえ、影人兄ちゃん。今日は何して遊ぼっか?」

「別に何でもいいぞ」

「うーん、じゃあシェルディアとかキトナ姉ちゃんとか誘って遊ぶのはどう? ついでにフェリート兄ちゃんとゼノも誘ってさ」

 ソラがそんな提案をする。この数日間の間で、ソラはフェリートとゼノとも面識を得ていた。

「あー、確か今日は何かそれぞれ用事があるって感じでみんな宿にはいないぜ。だから、悪いがそれはなしだ」

「えー、早く言ってよ。じゃあ、今日は俺と影人兄ちゃんだけか。・・・・・・まあ、いっか。影人兄ちゃんと遊ぶの楽しいし」

「はっ、当たり前だろ。なんせ、俺は遊びの名人だからな」

 屈託のない笑顔を浮かべるソラに、暖かな気持ちを感じながら影人は小さく笑った。そんな2人の様子はまるで兄弟のようであった。


「――っ、あれは・・・・・・」

 そんな2人の様子を見たとある翼人族の男がいた。男は少しの間緊張したような顔を浮かべていたが、

「なんだか、面白い事が出来そうな気がしますね」

 やがて、ニヤリと笑みを浮かべた。その笑みは明確に――


 ――邪悪だった。

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