第346話 忌神の目的
「――あら美味しい。このスープ、キノコのいい風味が出ているわね」
夜。影人たちはハルとヘレナと一緒に夕食を囲んでいた。シェルディアは木製のスプーンでクリーム色のスープを口に運ぶと、そんな感想を漏らした。
「お口にあったなら嬉しいです。おかわりもありますから、どんどんどうぞ」
シェルディアの感想を受けたヘレナが笑みを浮かべる。今日の料理当番はヘレナでハルはその補助だった。食卓にはキノコのスープ以外にも、何かの肉の香草焼きやパンなどが並んでいた。
「うん、本当に美味いな」
「ええ、キノコのスープは野生味がいい意味で味のアクセントになっていますし、こちらの香草焼きは何とも言えぬ絶妙な香りが鼻を抜け、嗅覚でも味わえる。とても美味しいです」
「・・・・・・」
ゼノとフェリートも満足そうな顔で食事の感想を漏らす。影人もスープとパンは食べていたが、香草焼きだけはまだ食べてはいなかった。単純に何の肉か分からないからだ。影人にとって、それは少しの恐怖だった。
「あ、お肉は苦手でしたか? ええと・・・・・・」
「・・・・・・帰城だ。帰城影人。いや、別にそういうわけじゃないんだが・・・・・・」
そんな影人の様子に気づいたのか、ヘレナがそう聞いてくる。ヘレナの言葉を理解した影人は、軽くかぶりを振る。
ちなみに、今まで異世界の言語が分からない影人がなぜ今はその言語を理解しているのかというと、それは影人の右手人差し指に嵌められた黒い指輪に理由があった。
その黒い指輪はいわゆる魔道具と呼ばれる特殊な物で、シェルディアが影人に渡したものだ。その効力は「着用者は視界内に映る対象の意思伝達手段を円滑に理解する事ができ、また自身の意思伝達手段を視界内に映る対象に円滑に理解させる事が出来る」というもので、ざっくり言ってしまえば視界内に映る者の言語を理解でき、影人の言葉も相手に伝わるというものだった。
要は痒いところに手がジャストミートしまくる超便利アイテムだった。昼の話し合いの時にシェルディアが困っているみたいだからと影の中から取り出して渡してくれたのだが、シェルディアにこれを渡された時、影人は思わず「嬢ちゃんはドラ◯もんかよ・・・・・・」と呟いたものだ。そのため、影人の異世界における言語問題は解決していた。
「別に変な肉じゃないから食べなよ。俺たちのいた所で言う牛肉に近い感じだし。食べても死なないよ」
「う、うるせえよ。別にビビってねえし・・・・・・い、いただきます」
ゼノの指摘が図星だった影人は軽くムキになると、木のフォークで香草焼きの一部分を突き刺し食べた。
「っ、美味い・・・・・・」
「あ、それは良かったです。この赤牛の香草焼きは母から教えてもらった自慢の料理なんです。そう言ってもらえたら、母も喜びます」
ゼノが言っていたように、肉は牛に近い食感で味もとても美味しかった。影人の言葉を聞いたヘレナはホッと安堵したような顔を浮かべた。
「そういえば、皆さんは旅をしていると仰っていましたけど、どこを目指されて旅をしていらっしゃるんですか?」
ハルが話題として影人たちにそんな事を聞いてくる。ハルの質問に代表して答えたのはシェルディアだった。
「巨大な見えない力を秘めた場所・・・・・・そこにちょっと用があってね。私たちが捜してる者がそこにいるかもしれないの」
「巨大な見えない・・・・・・」
「力を秘めた場所ですか・・・・・・?」
ハルとヘレナがよく分からないといった顔を浮かべる。そんな2人に今度は影人が言葉をかけた。
「ああ。霊地とか巨大な地脈、龍脈の通り道とか呼ばれるような場所だ。要は、その土地自体が霊験あらたか・・・・・・力ある土地に行く事が、俺たちの旅の目的なんだ」
そう。それが昼間にシトュウから零無に聞いてもらった事を踏まえて影人たちが下した1つの答え。当面の旅の目的だ。
影人がシトュウを通して零無に聞いた事は主に2つ。1つは、どうしてフェルフィズは次元の境界を不安定にさせたのか。2つ目はフェルフィズは具体的に、どうやって次元の境界を不安定にさせたのかという事だ。
そして、影人はその答えを得た。フェルフィズには影人たちの世界を滅亡させたいという願望があるという事。次元の境界を不安定(零無が言うには壊したかったようだが)にさせたのは、この世界と影人たちの世界の壁を取り払い影人たちの世界に混乱と破壊をもたらしたかった。正直、その話を聞いた時影人はあの狂神が願いそうな事だと思った。
もう1つの次元の境界を不安定にさせた方法は、力ある土地、すなわち次元の要所となる場所に道具を突き刺し境界を不安定にさせたというもの。
それらの事を聞き、影人はフェルフィズがこちらの世界に逃げた理由にこう予想を立てた。
フェルフィズは、こちらの世界の次元の要所を不安定に、もしくは壊すつもりだと。
そうすれば、今は不安定で済んでいる影人たちの世界とこの世界との境界が完全に壊れる。そうすれば、フェルフィズの目的は果たされる。ゆえに、影人たちは旅の目的を、こちらの世界の次元の要所を巡る事に定めたのだ。そこにフェルフィズが現れると影人たちは考えた。
まあ、零無が言うには次元の要所を不安定にさせる道具はもうないから、フェルフィズが次元の要所を不安定にさせる事は出来ないらしいが、影人はフェルフィズならば要所を不安定にする事が出来ると、嫌な確信を抱いていた。
「取り敢えず、5つの最も力ある土地に俺たちは行くつもりだ。ウリタハナ、シザジベル、メザミア、テアメエル、ヘキゼメリ・・・・・・だったか。どんな場所か分かるか?」
シトュウに全知の力を使ってもらい、こちらの世界の境界を不安定にさせるには最低5つの場所に干渉しなければならない事が分かった。その土地の名前も同じくシトュウに調べてもらった。
「ウリタハナは魔族国家の
「メザミアは獣人族国家の西の方の場所な感じです! テアメエルは確か魔妖族国家の島の名前だったと思います。ヘキゼメリは・・・・・・すみませんが、聞いた事がないです。ヘレナは聞いた事ある?」
「いや、私も聞いた事ない」
ハルの問いかけにヘレナが首を横に振る。その答えを聞いた影人は、「そうか。ありがとう」と礼を述べた。
「そうだ。聞きたかったのだけれど、地図を持っていない? 地方とか国の地図じゃなくて、いわゆる世界地図の方を」
「世界地図はすみませんが持ってないですね。ですが、キリエリゼ北区画の議事堂の1階広間に展示されています。朝から夕方までは解放されていて、誰でも入る事が出来ますから、よければそちらを」
「ありがとう。なら、早速明日に行ってみるわ」
水を飲んだヘレナがそんな情報を教えてくれた。その情報を得たシェルディアが今日何度目となる感謝の言葉を述べる。それから食事はつつがなく行われ――
「・・・・・・遂に来ちまったか。この時間が・・・・・・」
夜も更けた。影人は、ハルとヘレナに用意された部屋の前で緊張したように、覚悟したようにそんな言葉を漏らした。影人がそんな声を漏らした理由は、今日この部屋でシェルディアと共に朝まで過ごさなければならないからだ。そして、既にシェルディアはこの部屋の中にいる。
(マジで何でこんな事になったんだ・・・・・・)
理由は分かっている。昼間に突然シェルディアが部屋割りを勝手に決定したからだ。影人は流石にシェルディアに猛抗議したが、シェルディアは聞かなかった。ゼノは興味がなさそうに、フェリートだけは影人と同じく反対と言ってくれたが、シェルディアに本気の重圧をぶつけられ、フェリートは引き下がった。結果、影人はシェルディアと同じ部屋になった。
『くくっ、異世界に来てそうそう面白い事になったよな。あの幽霊が知ったら間違いなく激怒するぜ』
「茶化してるんじゃねえよイヴ。俺は本当に困ってるんだからよ・・・・・・」
『バーカ。だから面白いんじゃねえかよ。ほれ、さっさと入れよ。てめえと吸血鬼の情事見守っといてやるからよ』
「っ、バカ。冗談でもそんな事――!」
影人が本気で怒りそうになった時だった。部屋の中から「影人?」という声が聞こえてきた。シェルディアだ。声を掛けられた影人はギクリとした。
「よ、よう嬢ちゃん」
「どうしたの? 早く入ってきたら?」
「い、いや、そのやっぱり・・・・・・道徳的にそういうのは・・・・・・」
影人が躊躇っていると、ガチャリと部屋の中からドアが開けられた。そこには寝巻きなのか、黒いネグリジェを纏ったシェルディアの姿があった。髪も寝るためか結われておらず、ストレートだった。
「っ・・・・・・!」
その妖艶さと美しさを兼ね備えた姿に、思わず影人の心臓がドキリとする。
「まだ躊躇っているの? ほら、取り敢えず部屋に入って」
「あ、ちょ・・・・・・」
シェルディアに手を引かれ、影人は部屋の中に入れられた。基本的に、吸血鬼であるシェルディアに通常状態の影人は勝てないのだ。
「こちらの世界は思っているよりも魔法の技術が発達しているようね。まさか、家の中で水を浴びる事が出来るとは思わなかったわ」
「あ、ああ。そうだな・・・・・・」
影人を部屋に入れたシェルディアは部屋のドアを閉めた。シェルディアが言っているのは、影人も今さっき利用した「水浴び室」なる部屋の事だ。体温か何かで反応するのか、3畳ほどの小さな部屋の中にあった壁に埋め込まれていた円盤のようなものに触れると、上部の壁に魔法陣が出現しそこから温い水が振ってくるというもので、疑似的なシャワーと呼べるものだった。もちろんと言っては少し変だが、水浴び室という名称の通りシャンプーやボディソープ、湯船などはなかった。
ちなみに、水を止める時はもう1度円盤に触れればよいだけだ。後、服装は流石に洗濯機などはなかったので、脱いだ服をそのまま着た。シェルディアの服が違うのは、シェルディアが影から服を出したのだろう。シェルディアの影はさながら四次元ポケ◯トである。
「さあ、影人。一緒に寝ましょう。慣れない環境で、きっとあなたが思っているよりもあなたの体は疲れていれるはずよ」
「い、一緒にってそのベッドにか!? いやいやいや! 俺はそこのソファで寝るから! 一緒は本当無理だって!」
「そんな所で寝たら疲れが取れないわよ」
「だったらスプリガンに変身してベッドを創るから!」
影人がポケットからペンデュラムを取り出しスプリガンに変身しようとする。だが、シェルディアが目にも止まらぬ速度で影人の手からペンデュラムを奪い去った。
「なっ!?」
「これは明日の朝まで預かるわ。ふふっ、これで、あなたは私と一緒に寝るしかなくなったわね」
驚く影人にシェルディアがイタズラっぽい笑みを浮かべる。シェルディアとの付き合いから、これ以上抵抗しても無駄だと悟った影人はガクリと項垂れた。
「はあ・・・・・・分かったよ。俺の負けだ。一緒にベッドに入るよ。ったく、嬢ちゃんのイタズラ好きにはまいるな・・・・・・でも、あんまりこういうイタズラはしない方がいいぜ、嬢ちゃん。嬢ちゃんの強さは知ってるが、色々と危ないからな」
「心配ありがとう。でも、私あなた以外にこんな事は言わないから大丈夫よ」
シェルディアはそう言って簡素なベッドに入った。そして、ポンポンとベッドを叩く。影人は決死の覚悟を決めシェルディアの隣に寝転んだ。
「ふふっ、誰かと一緒にベッドに入るのは初めてだけど・・・・・・いいわね。珍しくドキドキしてきたわ」
「・・・・・・様子と言動が一致してねえぜ、嬢ちゃん」
至近距離から影人の顔を見つめながらシェルディアがニコニコと笑う。影人は未だに緊張したような声で天井を見つめそう呟いた。
「あら、本当よ。心臓の鼓動もいつもより速くなっているし。確かめてみる?」
「・・・・・・真剣に遠慮させてもらうよ。というか、今更な疑問なんだが嬢ちゃんにも心臓あったんだな」
「私も生物だから当然よ。臓器の位置とか数はあなた達人間とほとんど全く同じだから」
「そうなのか・・・・・・じゃあ、おやすみ」
影人はそう言うとシェルディアに背を向け目を閉じた。間違いは犯さない。影人がそんな事を思っていると、
「えい」
突然、シェルディアが影人の背中に抱きついて来た。
「っ!?!? なななななっ・・・・・・!?」
シェルディアに抱きつかれた影人は軽くパニックに陥り、バッとシェルディアの方を振り向いた。影人には何が起こったのか分からなかった。
「ふふっ、あなたのそんなに驚いて余裕のない顔は初めて見たかもしれないわね。よかった。零無の言っていたように、こういった事でドキドキする心は戻っているのね」
振り向いた影人の顔を見つめながら、シェルディアは嬉しそうに笑った。シェルディアは右手を影人の顔へと近づけ、そっと影人の前髪を掻き分けその下にあった、影人の驚きから見開かれている目を見据えた。
「ねえ、影人。あなたは優しいから、自分の本当の気持ちのままに従う人だから、まだ戦い続けている。あなたの戦いがいつ終わるのか、今はまだ分からないけど・・・・・・1つだけ覚えておいてね。戦いが終わっていなくとも、戦いが終わっても、あなたは普通に生きていいのよ。友達と遊んだり、恋をしたり・・・・・・穏やかに生きてもいいの。もちろん、あなたが望めばだけどね」
「嬢ちゃん・・・・・・」
シェルディアがフッと優しく笑う。その言葉を聞き、シェルディアのどこまでも優しい笑みを見た影人は、気づけば元の状態に戻っていた。
「ああ・・・・・・ありがとう。こんな俺を気遣ってくれて。嬢ちゃんの言葉は、しっかり受け止めておくよ」
「ふふっ、ならよかったわ。普通に言っても、あなたは聞き流しはしないでしょうけど、あまり気にしないだろうし。いつもとは違う雰囲気で言って正解だったわ」
小さな笑みを浮かべた影人に、シェルディアはそう言葉を述べる。どうやら、色々とシェルディアの計算内だったようだ。
「やっぱり、嬢ちゃんには敵わないな。それはそうと・・・・・・そ、そろそろ離れてくれないか? もう言いたい事は終わっただろ・・・・・・?」
「あら、寂しい事を言うのね。別にいいじゃない。このまま寝ても」
「いや流石に寝れないから・・・・・・! ゆっくり休めって言ったのは嬢ちゃんだろ。このままじゃ、休めないって・・・・・・!」
「仕方ないわね。なら、今日はこのくらいにしておいてあげるわ」
シェルディアが影人から離れる。そして、シェルディアは――
「じゃあ・・・・・・おやすみなさい影人」
そう言った。
「ああ・・・・・・おやすみ嬢ちゃん」
影人も再びそう言葉を返す。そして、2人は眠りについた。
「おはようございます。昨晩はお楽しみでしたね」
翌朝。ハルとヘレナ宅のリビングに影人が行くと、先にテーブルに着いていたフェリートがそんな事を言ってきた。
「・・・・・・は? 何言ってんだお前。タチの悪い冗談はやめろ。嬢ちゃんとは何もなかった」
「知っていますよ。あなたの事が嫌いですから、あなたが嫌がりそうな事を言ってみただけです」
「・・・・・・いい性格してるぜお前」
澄まし顔のフェリートにそう言葉を返し、影人も席に着いた。席にはフェリートの他にゼノもおり、ゼノは「おはよう」と影人に軽く手を振ってきた。
「おはようございます影人さん! もう少しで朝ごはん出来ますので、少々お待ちを!」
「ありがとうハルさん。朝飯までご馳走になって悪いな」
台所にいたハルに影人は感謝の言葉を述べた。ヘレナはハル曰く朝に弱いらしく、もう少しすれば起きてくるとの事だった。
「おはよう。いい朝ね」
しばらくすると、シェルディアがリビングに現れた。シェルディアは少し早起きをしてこの近くを散歩していた。
それから、影人たちはハルに朝食をごちそうになった。メニューは丸パンに豆らしきもの入ったスープというシンプルなものだった。
「ん・・・・・・おはようハル」
影人たちの食事が終わる間際になると、ヘレナが軽くを目を擦りながらリビングに現れた。ヘレナは影人たちに気がつくと、「あ、皆さん・・・・・・おはようございます」と軽く頭を下げた。
影人たちが食事を終えると、ヘレナとハルも朝食を摂り始めた。
「ヘレナさんとハルさん、時間は大丈夫なのか? その仕事とかの」
影人が少し申し訳なさそうにそんな質問をする。すると、2人とも笑顔でかぶりを振った。
「大丈夫ですよ。私たちの仕事は時間が不定期ですから」
「私たちは採取専門の冒険家ですので、予定は自由に自分たちで決められるんです!」
「冒険家・・・・・・なるほど、異世界っぽいな」
2人の答えを聞いた影人はポツリとそう言葉を漏らす。漫画やゲームなどで出てくるその単語が、本当に存在しているのは何だか不思議な感覚だ。
「じゃあ、私たちはこれから議事堂に行くわ。そこに行った後はこの街から出る予定だから・・・・・・あなた達とはここでお別れよ。ヘレナ、ハル。2人とも本当にありがとうね。世話になったわ」
ハルとヘレナが朝食を終え少し時間が経過した頃、シェルディアが2人に別れの挨拶を告げた。
「も、もう行かれるんですか? 別に、私たちはもう少しいて頂いても・・・・・・」
「気遣いは嬉しいけど、私たちも旅の目的があるから。だから、私たちは行かなくてはならないの。ごめんなさいね」
急なお暇の言葉にハルはそう言ったが、シェルディアは首を横に振る。シェルディアたちはフェルフィズを追わなければならない。そのためには、フェルフィズが行きそうな場所を目指す必要がある。すなわち、昨日影人が言った5つの土地に。
「そうですか・・・・・・なら仕方ありませんね。こちらこそありがとうございました。皆さんの旅の安全を願っています」
「皆さんよければまたキリエリゼに来てくださいね! いつでも歓迎しますから!」
「ええ、その時はぜひ」
「本当にありがとうな」
「お世話になりました」
「ありがと。バイバイ」
ヘレナとハルが見送りの言葉を口にする。シェルディア、影人、フェリート、ゼノはそれぞれ感謝と別れの言葉を述べると、ハルとヘレナの家を出た。
「さて、じゃあ議事堂に行きましょうか。2人から大体の位置は教えてもらったし、議事堂は目立っているらしいから場所は分かるはずよ」
「そうか。まあ、最悪分からなくてもそこらにいる人に聞けばいいだけだしな」
シェルディアの言葉に影人が軽く頷く。そして、シェルディア、影人、フェリート、ゼノは地図を見に行くべく議事堂へと向かった。
――この時、影人は思いもしていなかった。まさか、この後自分があんな事に巻き込まれる事になろうとは。本当に夢にも思っていなかった。
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