第293話 零無とレイゼロール

「ごちそうさまでした。ふぅ・・・・・・食った食った。いやー、美味かった」

 ホットサンドとナポリタンを食べ終えた影人は、両手を合わせて満足そうに自分の腹をさすった。

「ええ、とても美味しかったです。これはまた来てみたいですね」

 同じくカツサンドとアップルパイを食べ終えたソレイユも満ち足りたような顔を浮かべていた。今度は違う物を食べてみたい。ソレイユはそう思った。

「ふふっ、気に入ったかしら? だったら、また来てあげてちょうだいね」

「ええ、それは是非!」

 シェルディアにそう言われたソレイユはコクコクと頷いた。

「では、休憩出来た事ですし、そろそろ話し合いに戻りましょうか。よろしいですか?」

 各自が注文したメニュー(ラルバだけは料理を頼んでいなかったが)を食し終えた事を確認したシトュウは、オレンジジュースを一口飲むと、テーブルに着いている者たちにそう確認した。

「ああ、俺は大丈夫だ」

「私もよ」

「我もだ」

「わ、私も大丈夫です」

「俺も・・・・・・大丈夫です」

 シトュウの確認に、影人、シェルディア、レイゼロール、ソレイユ、ラルバの全ての者たちが頷いた。ソレイユとラルバだけは、まだシトュウに対して少し緊張したような様子だったが。

「それでは。話し合うべき内容は依然零無についてです。零無の目的は帰城影人、あなたを自身の物にする事。ゆえに、遠くない内に零無は再びあなたの前に現れる」

「・・・・・・だろうな。問題は零無がいつ仕掛けてくるか。後は・・・・・・零無と戦って勝てるかって事だな。シトュウさん、零無は力を取り戻したって言ってた。俺はあいつの元の力がどれだけかは知らないが・・・・・・今の零無の強さは具体的にどれくらいなんだ?」

 神社での零無との会話を思い出しながら、影人はシトュウにそんな質問をした。

「零無の今の力はちょうど私の半分くらいです。元々、零無は『空』。そして、私を含めた真界の神々は零無を追放する際に、零無の『空』としての力をほとんど、割合としては9割9分ほど。本当にほとんどです。それを奪いました。そして、その力は私が受け継ぎました。しかし・・・・・・その力は先ほど零無に奪われてしまいました」

「っ!? つ、つまり零無が奪った力というのは、『空』の力という事ですか? 正真正銘の・・・・」

 シトュウの説明を聞いたソレイユが驚いたような顔を浮かべる。零無が奪った、いやこの場合は取り戻したと言った方が適切か、その力は全ての存在の上に立つ「空」の力。それが半分とはいえ、その脅威はソレイユには計り知れなかった。

「ええ、その理解で間違いはないです。女神ソレイユ。しかも、『空』の力は神の力ではありながら、地上世界でも扱える例外の力でもあります。そこに制約はない。つまり、充分に力を振るう事が出来るという事です」

「奴の力は神の力か・・・・・・ふん、不愉快だな。奴と共通点があるというのは」

 シトュウの説明を聞き、そう言葉を漏らしたのはレイゼロールだった。神でありながら地上世界でもその力を振るえるという箇所に、レイゼロールは反応した。

「そう言えば、あなたも数少ない例外でしたね。闇の女神レイゼロール。まあ、あなたの場合は・・・・・・いえ、この話は今は関係ありませんね」

「っ?」

 シトュウはレイゼロールにチラリとその目線を向けた。シトュウの言葉にどこか違和感を覚えたレイゼロールは少し不思議そうな顔を浮かべたが、その違和感が結局分からなかったので、シトュウに対して何も言わなかった。

「答えをまとめましょう。零無の力は私のちょうど半分くらいであり、その力は全ての存在の上に立つ『空』の力。帰城影人の質問のように、その力を具体的に述べるとするならば・・・・・・私を除く、でしょう。『空』の力、特に零無が扱う『無』の力はそれほどまでに特異な力なのです」

「「「「「っ・・・・・・」」」」」

 シトュウのその言葉。それを聞いたシトュウ以外の5人はその顔色を変えた。

「・・・・・・シトュウさん。その『無』の力っていうのは?」

「一言で言えば、全てを無くす、消し去る力です。この世のありとあらゆる森羅万象、現象すらも無くせる力。その力の前では、全ては児戯。ただ冒涜されるのみ。その力の前では死なないという事すらも意味を成さない。それが、『無』の力です」

 影人の質問にシトュウはそう答えた。その答えを聞いた影人は何かに気づいたような顔を浮かべ、

「その『無』の力ってやつ・・・・・・なんだか、『終焉』の力に似てないか?」

 そう言葉を呟いた。

「っ・・・・・・」

「そ、そうですね。言われてみれば・・・・・・」

 影人の呟きを聞いたレイゼロールは、また零無と自分の似ている点に、不愉快さから顔を歪ませ、ソレイユは影人の呟きに同意するようにそう言った。

「・・・・・・そうですね。確かに、『無』の力は『終焉』の力に似ています。ですが、それは逆なのです。『終焉』の力が、『無』の力にのですよ」

「それは・・・・・・どういう意味かしら?」

 シトュウの指摘を聞いたシェルディアがその目を細め、シトュウにそう聞いた。シトュウの指摘は明らかに何かを知っているがゆえの指摘だった。

「・・・・・・いいでしょう。この話は先ほど関係がないと思い、話す事はしませんでしたが・・・・・・話しておいた方が色々と理解はしやすいでしょう。ですが、その前に1つだけ確認を。・・・・闇の女神レイゼロール。あなたはこの話を聞く勇気がありますか?」

「我がだと・・・・・・?」

 突然、シトュウに名指しされそう言われたレイゼロールはその顔を疑問の色に染めた。レイゼロールには、シトュウがなぜ自分にだけそんな確認を取るのか全く分からなかった。

「・・・・・・お前が何を話そうとしているかは知らんが、愚問だな。今の我に恐れるものは何もない。そう、何もな・・・・・・」

 レイゼロールはチラリと隣にいる影人を見ながらそう言った。1番大切な人間が、自分の理解者が隣にいるのだ。ならば、何を恐れる必要があるだろうか。

「もったいをつけずに話せ。勇気など、出す必要すらない」

「・・・・・・そうですか」

 確かな声でそう答えたレイゼロール。そんなレイゼロールを見たシトュウは静かに頷くと、こう言葉を続けた。

「いいでしょう。ならば、話します。レイゼロール、後は今は死し、冥界の神となっているあなたの兄であるレゼルニウス、あなた達2人の特別な権能であった『終焉』の力。それが零無の『無』の力に似ている理由は単純と言えば単純です。なぜなら――」

 そして、シトュウは衝撃の言葉を口にした。


「――あなた達2人は、。自身の一部を模倣して」


「「「「っ!?」」」」

「なっ・・・・・・」

 シトュウが告げたその事実。それを聞いたソレイユ、ラルバ、影人、シェルディアの4人は驚愕し、レイゼロールは凄まじいショックを受けたような顔を浮かべた。

「レイゼロールとレゼルニウスを、零無が創った・・・・・・? シ、シトュウさん。それはいったいどういう意味なんだ・・・・・・?」

 未だに衝撃を受けた顔を浮かべたまま、そう聞いたのは影人だった。影人はシトュウの言葉の意味を理解出来なかった。まあ、それは影人以外の者も同じだろうが。

「言葉通りの意味ですよ。レイゼロールとレゼルニウスは、零無が『空』であった時に創造した神です。しかも、レイゼロールとレゼルニウスのかみみは・・・・・・補足すると、神産みとは言葉通り神が新たに生まれる事を言います。その神産みは正常なものではなく、零無の独断でした。つまり、レイゼロールとレゼルニウスは一種のイレギュラーなのです。でなければ・・・・・・我々真界の神を含めた全ての命を終わらせる事が出来る、『終焉』という危険な力など、ただの神に付与されません。ましてや、その力を制約もなく地上で振るえるなど」

 少し長めの言葉で、シトュウは影人の問いに答えた。シトュウの言葉を聞いた一同は少しの間、呆然としていた。

「・・・・つまり、レイゼロールやレゼルニウスにとって零無は・・・・・・」

「親のようなもの・・・・・・という事ですか」

 難しい顔でそう呟いた影人の言葉の先を、ソレイユが引き継ぐように述べた。

「親・・・・・・まあそうも言えるでしょうね。最も、零無にとってレイゼロールとレゼルニウスは、ただの思い付きで創造した生命ですから、子などという考えはないでしょうが」

「おい、我もあいつが親などという考えはないぞ。そんな考えは反吐が出る」

「そうですか。それは失礼しました」

 シトュウの言葉に、レイゼロールが不愉快極まりないといった感じでそう言葉を挟んで来た。シトュウはレイゼロールに軽く謝罪した。

「・・・・・・しかし、まさか零無の奴がレイゼロールとレゼルニウスを創ったなんてな。とんでもない事実だぜ・・・・・・なあ、レイゼロール。お前にはその記憶はないんだよな?」

 影人は未だに信じられないといった感じでそう言葉を呟くと、隣のレイゼロールにそう聞いた。影人の質問を受けたレイゼロールは、その首を横に振る。

「奴に創られたという記憶など、当然の事ながらない。そもそも、我の最も古い記憶は、兄さんと共に暗闇から目覚めた記憶だ。自身が神だという事、様々な知識などは初めから備わっていたが・・・・・・そういった記憶などは毛頭ない」

「そうか・・・・・・じゃあ、シトュウさん。零無の奴は何でレイゼロールとレゼルニウスを創ったんだ? 何で、全ての命を終わらせる『終焉』の力を、零無自身をも殺す事の出来る力を2人に与えたんだ?」

「気まぐれと暇つぶし、だそうですよ。零無はそう言っていました。あの時の零無は『空』という存在に退屈していた。ゆえに、あの時零無は様々な摂理に反したような存在を創造していました。その内の1つが、レイゼロールとレゼルニウスの兄妹です。『空』と同じく地上で神力を振るう事が出来るという事。更に、『無』の力の劣化ではありますが、強力極まりない『終焉』の力。世界のバランスを崩す力を持ったレイゼロールとレゼルニウスを、零無はただそうした理由で創造したのです」

 影人の更なる質問に、シトュウはそう答えた。レイゼロールやレゼルニウスの真界の神々の合意を取らぬ、「空」としての独断の創造。それもシトュウたちが零無を追放した理由の1つだった。

「っ、摂理に反した存在・・・・・・シ、シトュウ様。あ、あの私などが意見するのは恐れ多い事は承知していますが、レールは・・・・・・レイゼロールは!」

 シトュウの言葉の一部に反応したソレイユが、何かを訴えようとした。だが、シトュウはソレイユがその何かを訴える前に、こう言葉を述べた。

「安心しなさい、女神ソレイユ。摂理に反した存在とはいえ、既に創られたレイゼロールを今更消したりなんてしません。そもそも、消すつもりならば既に消しています。確かに、あの時期の零無が独断で創ったモノを全て消すべきではという議論もありましたが・・・・・・最終的には生命は消さないという決定になりました。創られた命に罪はありませんからね。ゆえに、あなたの不安はいらぬものです」

「っ! そ、そうでしたか・・・・・・すみません。いらぬ言葉を述べるところでした。あと、シトュウ様を含めた真界の神々の方の決定に、心から感謝いたします。レールを消さないでくれて、本当にありがとうございました」

 シトュウの説明を聞いたソレイユは、そう言って深々と頭を下げた。本当ならば、レイゼロールの存在は消されていてもおかしくはなかったのだ。ゆえに、ソレイユは心の底からシトュウと、その他の真界の神々に感謝した。その果てに、今ソレイユが大好きで大切な幼馴染はこの場に存在しているのだから。

「ソレイユ・・・・・・」

「・・・・・・」

 ソレイユの言葉を聞いたレイゼロールは、どこか神妙な顔になりソレイユの名を呟いた。一方、ラルバは自分がレイゼロールを殺そうとしていた事もあり、複雑そうな顔を浮かべていた。

「・・・・・・ふん。確かに、お前の言った事実に衝撃は受けた。我がどのようにこの世に誕生したか。その背景を唐突に知ったのだからな。・・・・・・だが、それを知った今でも関係はない。我は奴が気に食わん。ゆえに、我は奴と迷いなく敵対しよう。例え、奴が我の創造主であろうともな」

 レイゼロールは1度瞳を閉じ、改めてその美しいアイスブルーの瞳を開くと、いつもと変わらぬ口調でそう言った。言葉通り、その言葉には迷いのようなものは感じられなかった。

「・・・・・・そうですか。あなたは強いですね。どうやら、私の懸念は杞憂だったようです」

 レイゼロールの言葉を聞いたシトュウはポツリとそう言葉を呟いた。レイゼロールの言葉をシトュウ同様に聞いていた、影人、ソレイユ、シェルディアはどこか安心したような笑みを浮かべていた。

「ありがとうシトュウさん。零無の力がどういうものなのかは分かった。『終焉』よりも強い力となると相当だな・・・・・・じゃあ、次は零無の力にどうやって対抗するかって話だな。取り敢えず、シトュウさんは力を貸してくれるんだよな?」 

 影人が話を変え、シトュウにそう言った。シトュウは影人の言葉に頷く。

「ええ、それはもちろんです。そもそも、私がいなければ、零無とは戦いにすらならないでしょう。これはあなた達を過小に評価しているとか、そういうものではありません。これはただ、そういう事実なのです」

「レイゼロールと嬢ちゃんがいても、その評価ってマジかよ・・・・・・力を半分でも取り戻した零無はそんなにヤバいのか・・・・・・」

 シトュウが述べた事実に、影人は難しい顔になった。零無はどうやら桁違いに強力なようだ。影人は改めてその事を自覚させられた。

「ええ。ですが、レイゼロールがこちらにいる事は大きいです。私と零無の力は現在完全に均衡で、レイゼロールの『終焉』の力は零無にも届きますからね。そこに異世界の吸血鬼の力、その他の戦力が集められればと仮定すれば・・・・・・状況はこちらに有利です。私が零無を完全に食い止めれば、零無に隙は生じますから」

「っ、そうなのか・・・・・・正直、その言葉はありがたいな。シトュウさん、これは一応の確認なんだが、零無をまた封じる事は出来ないんだよな。俺がかつてやったみたいに」

「それは極めて難しいでしょう。あなたが零無を封印出来たのは、あくまで零無が弱体化していたからです。それでも、あなたが零無を封じる事が出来たのはやはり謎ですが・・・・・・」

 影人のその言葉に、シトュウは首を横に振った。正直、人間が代償を支払ったからと言って、零無を1度封印する事が出来た事は、シトュウは未だに納得出来ないが。影人が使ったその呪具が、尋常ではなく強力な物だった。シトュウは今はそう考える事にしていた。

「そうか・・・・・・まあ、そうだよな。いや、悪い。可能性の話として聞いただけだ。別に、零無の奴を殺す事を躊躇ってるとか、そういうのじゃないから安心してくれ」

「「「っ・・・・・・」」」

 影人がシトュウに放った言葉を聞いた、ソレイユ、レイゼロール、シェルディアが一瞬その表情を険しくする。それは、影人が零無を殺すと言った箇所に反応してのものだった。

「まあ、今の俺はただの一般人。零無の奴を殺すなんて無理だけどな。俺に出来るのは、ただの囮役だけだ」

「いえ、あなたの中には・・・・・・いや、そうですね。戦う役目は私たちに任せてください。後、これは今というか改めての確認になりますが、あなた達は私と共に戦ってくれるという理解でいいのですね?」

 シトュウがこの机に着いている者たちの顔を見る。シトュウの言葉に、ソレイユ、ラルバ、レイゼロール、シェルディアは頷いた。

「もちろんです!」

「はい。僕に出来る範囲でなら」

「当然だ」

「影人のためだもの。当たり前だわ」

 4人のその様子を見た影人は、一言こう言った。

「・・・・・・ありがとう」

「何を言ってるんですか! 今度は私たちがあなたの力になる番です! 礼なんていりませんよ!」

「うん、そうだね」

「そういう事だ」

「ええ、そういう事ね」

 影人が述べた感謝の言葉に、ソレイユ、ラルバ、レイゼロール、シェルディアはそう言った。ずっとスプリガンとして、影人は1人で暗躍してきたのだ。戦いを終わらせるために。ならば、今度は自分たちが影人に力を貸す番だ。

「・・・・・・分かりました。ならば、勘定に入れさせてもらいます。後は――」

 それから、6人は細々とした事を話し合った。だが、結局零無がいつ仕掛けてくるかという事は分からないため、具体的な話はあまり進まなかった。

「取り敢えず、今日の話はこれくらいとしておきましょう。零無がいつ仕掛けてくるかは分かりませんが、今日明日という事はないでしょう。状況の確認と戦いへの合意。この事を話し合えただけでも、今はよしとするべきです」

「・・・・・・そうだな。正直、もうけっこうくたくただし、今日はもうこれくらいにするか」

 数十分後。シトュウが一同にそう告げた。シトュウの宣言に影人が頷く。既に2〜3時間は話している。休憩を入れても、疲れはかなりのものになっていた。

「そうね、そうしましょう」

 続いて、シェルディアも頷く。シェルディアに続き、ソレイユ、ラルバ、レイゼロールも同意を示すように頷いた。

「ふぅ・・・・・・シトュウさんはこの後どうするんだ? やっぱり真界に戻るのか?」

「ええ。零無の事を他の真界の神々にも伝えなければなりませんからね。ですが、またこの世界に降りて来る予定です」

「そうか。了解だ。それじゃ、またって事で」

 影人は軽く伸びをして、残っていたバナナジュースを飲み干した。解散の空気が場に流れ始め、影人以外の者たちも、残っている飲み物を飲んだり、お手拭きで手を拭いたりしていた。

「よし、じゃあ俺も家に帰るか」

 影人が何気なくそう呟くと、隣に座っていたシェルディアが少し不思議そうな顔を浮かべていた。

「あら? そう言えば、影人が消えて3ヶ月くらい経っているけど、その辺りの整合性はどうなってるのかしらね。やっぱり、3ヶ月間失踪してたみたいな感じになるのかしら」

「・・・・・・・・・・・・え? お、俺が消えてからそんなに時間が経ってたのか・・・・・・? マ、マジ・・・・?」

 シェルディアの言葉を聞いた影人は愕然としたように、そう言葉を漏らした。ナニソレ。キイテナイ。

「ええ、マジよ。で、あなたはどうするつもりなの影人? このまま普通に家に帰るのは難しいと思うけど」

 シェルディアは影人の質問にそう答えると、逆にそう聞いてきた。

「え、あ・・・・・・ど、どうしよう・・・・?」

 シェルディアのその質問に、前髪は情け無い事極まりない声でそう言葉を漏らした。


 前髪野郎に――現実が襲い来る。

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