第254話 万能を超えろ
「レイゼロール様の元には行かせませんよ、絶対に。この私がいる限り。あなたたち全員の相手は、私が請け負います」
菲の策略を以てレイゼロールの元に至ろうとしていた光導姫と守護者の前に、フェリートが立ち塞がった。厳しい視線を、フェリートは光導姫と守護者たちに向けた。
「ッ、最上位闇人フェリート・・・・・・」
「やっぱり、そう簡単にはいかないって事かな・・・・・・」
厳しい顔を浮かべながら、風音とソニアはそう呟いた。菲の策に欠陥があったわけではない。ただ、菲の策をフェリートという存在が上回っていたというだけだ。
「殺花さん、キベリアさん、ダークレイさん、あなた達はそちらの光導姫と守護者の相手をお願いします。私はこちらの7人の相手をしますので」
フェリートは風音、ソニア、陽華、明夜、プロト、壮司、光司の7人を警戒しながら、光導姫と守護者たちと既に戦いを繰り広げている3人にそう言った。基本的にフェリートは「十闇」の男性陣は呼び捨てだが、女性陣には敬称をつける。それは、フェリートに女性を尊重する紳士としての、人間時代の教育の影響だった。
「っ、フェリート殿・・・・・かたじけない。己も出来る限りそちらに向かえるように努力する」
「あー、勝手にどうぞ。って言うか、それどころじゃないし・・・・・!」
「私に命令するな。・・・・・だけど、こいつらの相手はする」
フェリートにそう言われた殺花、キベリア、ダークレイの3人はそれぞれそんな反応を示した。
「ちっ、まさか私の策を無理やりスピードでどうにかするなんてよ・・・・・これだから嫌いなんだよ強者って奴は・・・・・! だが・・・・おい、お前ら! そっちは7対1だ! 数で圧倒して、とっとと抜けろッ! タイムリミットが正確に分からねえんだ! 冷静に急ぎまくれ!」
予想外の事態に苛立ち、舌打ちをした菲はレイゼロールの元に向かう7人に向かってそう叫んだ。もう作戦もクソもないので、敵に聞かれても問題はなかった。
「まあ、菲の言う通りだよね! みんな、行こう!」
菲の言葉に頷いたソニアが、気合いを入れるようにそう言った。ソニアの言葉に、壮司以外の全員が頷いた。壮司も頷きはしなかったものの、フードの下で真剣な顔を浮かべていた。
「よーし、やるよ明夜!」
「分かってるわ陽華! もうあの時の私たちじゃない。頼りになりすぎる仲間だっているんだから! 行くわよ、氷の龍よ!」
明夜が杖を振るうと、氷で出来た龍が出現しフェリートへと向かった。明夜に合わせるように、ソニアと真夏もフェリートに攻撃を仕掛ける。
「第1式札から第10式札、光の矢と化す!」
「
10条の光線と不可視の衝撃がフェリートに向かう。だがフェリートはいとも容易く、氷の龍も、全ての光線も回避し、不可視の衝撃も空気の揺らぎを事前に感じ回避した。
「香乃宮くん!」
「ああ! 『
陽華の呼びかけの意味を理解した光司は頷くと、プロトにそう言った。
「了解したよ。彼女たちは僕が命に代えても守ると誓う。『死神』くん、君はどうする。僕と一緒に光導姫たちを守る役目をするか、香乃宮くんたちと一緒に攻撃をするか」
プロトは光司の言葉を了承すると、壮司にそう聞いた。守護者ランキング4位『死神』は謎が多い守護者だ。そのため、プロトには壮司がどういう戦闘スタイルを取っているのか分からない。光導姫を守る戦い方をするプロトのようなタイプなのか、それとも刀時や葬武のように敵を削る戦い方をするタイプなのか。ゆえに、プロトは壮司にそう聞いたのだった。
「・・・・・・・・」
「・・・・分かった。なら前衛をお願いするよ」
プロトの質問に答える代わりに、壮司は歩いて陽華と光司の方へと向かった。それを見たプロトは、壮司にそう言葉を送った。
「よーし、こっちも行くよッ!」
陽華がフルスピードに近い速度でフェリートへと接近する。光司と壮司も陽華の後に続く。
「はあああッ!」
「ふっ!」
「・・・・!」
陽華は浄化の炎を宿らせたガントレットで右拳を、光司は逆の右袈裟から斬りあげるような斬撃を、壮司はフェリートの左側面(壮司から見て)から大鎌を横薙ぎに振るった。
「遅い」
だが、フェリートは強化し『加速』された肉体でそれらの攻撃を回避すると、まずは陽華目がけて右の縦蹴りを放った。陽華はフェリートのスピードに反応出来ずその蹴りをもろに腹部に受けてしまった。
「あぐっ!?」
「ッ、朝宮さん!? このッ!」
陽華が蹴り飛ばされた事に憤った光司が、フェリートに連撃を放つ。しかし、『加速』したフェリートと光司とでは根本的にそのスピードが違う。フェリートは光司の連撃を回避、あるいは手で弾いていなすと、光司の左肩に左拳を叩き込んだ。鈍い痛みが光司の左肩に響く。
「ぐっ・・・・!?」
(ちっ、こいつのスピード・・・・! 普通にスプリガン、レイゼロールクラスじゃねえか・・・・! 最上位闇人フェリート、昔から存在してるのは伊達じゃねえな!)
至近距離から陽華と光司が打撃を受けたのを見ていた壮司は、内心でそう呟いた。スピードの違い。それは戦闘能力に直結する重要な因子。スピードが違い過ぎれば、そもそも戦いにすらならない。スプリガンとレイゼロールと何度も戦った事のある壮司は、その事を実感として知っていた。
「次はあなたです」
「っ・・・・・・・・」
フェリートの矛先が壮司に変わる。フェリートは右手を手刀の形にすると、壮司の首めがけて手を振るった。陽華と光司とは違い、その神速の速度にまだ慣れていた壮司は、無理やり体を後ろに倒す事で、ギリギリでその攻撃を避ける。
「ほう、避けますか・・・・・ですが・・・・」
フェリートは左手に闇色のナイフを創造すると、それを壮司に向かって投擲した。壮司はナイフを必死に避けようとしたが間に合わず、右脇腹をナイフが掠った。鮮血が飛び散り、無理な体勢で回避しようとした壮司に明確な隙が生じる。フェリートはそこを見逃さず、壮司に右の蹴りを放つ。
「っ・・・・・!?」
左肩に強烈な蹴りを受けた壮司はそのまま蹴り飛ばされた。一瞬にして陽華、光司、壮司の3人をあしらったフェリート。しかも、フェリートは両手両足に『破壊』の力を纏わせているので、3人には破壊の傷跡である黒いヒビが刻まれていた。
「次は後ろですね」
フェリートは後ろに控えていた風音、ソニア、明夜、プロトに視線を移すと、そちらに向かって駆け出した。その速さは地上を走る流星の如くであった。
「っ、やらせない・・・・・!」
フェリートが駆ける直線上にプロトが躍り出る。プロトは光導姫たちを守るために、率先してフェリートに立ち塞がった。
「邪魔ですよ守護者」
フェリートは立ち塞がったプロトに、『破壊』の力を纏わせた右手を突き出した。
「
プロトはその一撃を刹那のタイミングで回避した。先ほど前衛の3人がやられた時にフェリートの動きは少し見ている。目は多少は慣れた。プロトが避けれたのはそのためだ。イヴァンほどではないが、プロトもかなりの観察眼と、鋭敏な反射神経を有していた。
「ふっ!」
プロトは右手の剣で平突きを放った。剣は真っ直ぐにフェリートの胸部中央、心臓部へと向かう。
(ッ、よくもまあその回避から、こうも正確な反撃が繰り出せますね・・・・・)
プロトの反撃を体を捻って回避しながら、フェリートは内心プロトに感心していた。
「まだだッ!」
プロトはそのまま剣による連撃を放った。プロトを援護するように、風音と明夜もフェリートに攻撃を行う。
「第1式札、光の羽衣と化す! 彼に光の加護を! 第2式札から第10式札、光の矢と化す!」
「水氷の弾丸よ、敵を討て!」
プロトに敵の攻撃を1度だけ無効にする羽衣が纏われ、9条の光線と水氷の無数の弾丸がフェリートに放たれた。
「ふむ、これは少し面倒ですね」
フェリートはそう呟くと、執事の技能『
「
フェリートが空中でそう呟くと、フェリートの周囲に数百もの闇色のナイフが出現した。そして、そのナイフは文字通り雨の如く、地上にいる光導姫と守護者たちに向かって降り注ぐ。
「みんな! 私の周りに集まって!
それを見たソニアが仲間たちにそう叫ぶ。ソニアの言葉を聞いた風音、明夜、プロトの3人はソニアの元に集合した。
ソニアが歌を紡ぎ、ソニアを中心にドーム状の不可視の障壁が形成される。ナイフの雨は全てその障壁に阻まれる。
「ふむ、ではこうしましょう」
フェリートは右手にナイフを3本創造し、それに『破壊』の力を纏わせた。そして、それを見えない障壁に投擲した。
(追加のナイフが来たって!)
そのナイフに『破壊』の力が纏われている事を知らないソニアは、問題ないと考え歌を歌い続けた。その結果、
3本のナイフは『破壊』の力で障壁を壊し、ソニアに襲い掛かった。
「え?」
「ッ、危ない!」
まさか、ナイフが貫通してくるとは思っていなかったソニアが驚いたような顔を浮かべる。そんなソニアを守ろうと、プロトが咄嗟に左手でソニアを突き飛ばした。次の瞬間、プロトの体に2本のナイフが突き刺さった。1本は風音の光の羽衣の効果で無力化され、地面へと落ちていた。
「ぐっ・・・・!?」
「『守護者』!?」
ナイフを受けたプロトが苦悶の声を漏らす。自分を庇い傷を負ったプロトにソニアが悲鳴に近い声を上げる。
「隙ありです」
その間にフェリートは地上に降り神速のスピードでソニアたちに接近していた。
「ッ!? 第1式札から――」
風音が自分たちに接近してきたフェリートを迎撃しようと、言葉を紡ごうとする。だが、それよりも速く、フェリートは風音に右の裏拳を放ち風音を殴り飛ばした。フェリートの裏拳をもろに自分の右頬に受けた風音は「ぶっ!?」と声を漏らす。その際、風音の奥歯が抜けて地面へと転がった。
「風音さん!? このッ、氷の蔓よ!」
明夜が杖を振るい氷の蔓を召喚する。氷の蔓はフェリートの左腕に絡みついたが、フェリートが右手でその蔓に触れると、蔓は粉々に破壊された。『破壊』の力の効果だ。
「あなたもここで殺させてもらいますよ。あの時はスプリガンに邪魔されてしまいましたが」
「ッ!?」
明夜を見つめたフェリートはそう呟くと、右手を貫手の形に変え、明夜に放った。苦手な近接戦、加えて今のフェリートのスピードは人知を超えている。明夜が反応出来る速度ではなかった。貫手が明夜の胸部を貫きかけたその時、
「やらせないッ!」
いつの間にか、陽華が戻って来ていた。陽華は炎纏う拳でフェリートの背後から強襲した。
「っ・・・・」
フェリートは自分を襲って来た陽華に対応すべく、貫手を明夜に放つのを止めその場から離脱した。
「陽華!」
「明夜大丈夫!?」
助けに来た陽華が明夜にそう問いかける。陽華の問いかけに明夜は頷いた。
「もう私を攻撃してくるとは、存外に打たれ強いですね。ですが、あなたでは私には勝てませんよ」
「くっ!?」
避けたフェリートが陽華をターゲットに定め、陽華に攻撃を仕掛けようとした。左の蹴り。陽華は何とかガードは間に合ったが、フェリートに再び蹴り飛ばされる。
「っ、攻撃の――」
「はあああッ!」
「・・・・・・・・!」
ソニア、陽華と同じく戻って来た光司と壮司もフェリートに再び攻撃を仕掛ける。
「無駄です」
しかし、フェリートは氷のような冷静さと疾く風の如き速度でそれらに対処する。まずは自分に近づいて来た光司と壮司に殴打を叩き込み、ソニアの腹部に創造したナイフを突き刺した。
「うっ・・・・!?」
「我が主人の敵は全て私が排除する。何人たりとも、レイゼロール様の元に行かせはしない」
「十闇」第2の闇、『万能』のフェリート。その強さ、最上位の光導姫や守護者たちを複数相手にしても圧倒的。スプリガンにこそ敗れはしたものの、その存在は強力であった。
「っ、こうなったら・・・・・! ソニア! 菲には悪いけど作戦を変更するわ! 私たちでアレを使ってフェリートを足止めする!」
「りょ、了解だよ♪ それしか、手はなさそうだしね・・・・・! 行くよ、風音・・・・!」
現状が非常に芳しくない事を悟った風音が、口から血を流しながらソニアにそう言った。風音の言わんとしている事を察したソニアは、腹部からナイフを抜きながら首を縦に振った。
「「我は光を臨む。力の全てを解放し、闇を浄化する力を・・・・!」」
「ッ、やらせませんよ!」
風音に白色のオーラが、ソニアに七色の虹のようなオーラが纏われる。それに気がついたフェリートは、2人を妨害しようとそちらに駆けようとした。
「行かせるわけには・・・・いかないな・・・・!」
「邪魔はさせないぞ!」
「・・・・・・・・!」
だが、フェリートの前にプロト、光司、壮司の守護者たちが立ち塞がった。進路を阻まれたフェリートは3人を突破して進もうとしたが、時は既に遅い。風音とソニアはその言葉を世界に放った。
「「光臨!」」
「くっ・・・・」
2人の体が光り輝き世界を照らす。そのあまりの輝きに流石のフェリートも目を細める。そして、光が収まるとそこには光臨したソニアと真夏の姿があった。
「ここからが私たちのライブだよ・・・・!」
ソニアは虚空から自分の光臨した能力の媒体であるマイクを手に取る。光臨後の格好は、前回アメリカで影人と戦った時と変わらない、白を基調としながら所々にオレンジ色の刺繍が入ったドレス。
「もう遅れは取らない・・・・!」
一方の風音は、衣装にあまり変わりはなかった。ただ、鮮やかな赤い羽衣を巫女服の上に纏うのみ。だが、風音の周囲に浮かぶ式札の数、それにも変化が訪れていた。光臨前の式札の数は10枚だったが、光臨後の風音の式札の数はその倍――なんと、20枚であった。
「まずは・・・・『ここにいる光導姫と守護者の傷を癒やして』・・・・!」
ソニアがマイクにそう言葉を放つと、ソニア、風音、陽華、明夜、プロト、光司、壮司の傷と『破壊』の力の傷が消え去り回復した。マイクに向かって放った言葉を現実に反映させる。光導姫ランキング2位『歌姫』の規格外の能力だ。
(っ、言葉に出しただけで傷が・・・・・・なるほど、スプリガンと似たような能力ですか・・・・!)
一瞬にして光臨したソニアの能力を看破したフェリート。だが、その対処法は既に知っている。問題はないとフェリートは思った。
「ありがとう、ソニア。次は私の番ね。第1式札から第5式札、寄りて光の女神に捧ぐ奉納刀と化す。第6式札から第10式札、我と同一し力を与えん!」
風音が5枚の式札を刀に変化させ右手に持つ。そして、光臨した事によって拡張した能力を使用すべく、更に5枚の式札にそう指示を与えた。5枚の式札は風音の体の中に溶けるように入る。すると、風音に白いオーラが纏われる。この力は身体能力を常時強化する力だ。
「第11式札から第20式札、敵を追い縋る光の矢と化す! はあああッ!」
風音はそう言葉を唱えると同時にフェリートに向かって斬りかかった。先ほどまでの風音とは比べものにならないスピードだ。それに加え10条の光の矢もフェリートを襲った。
「くっ・・・・!」
フェリートはまずは光線を回避するべく後方に避けた。だが、光線はまるで意志を持っているかのようにフェリートを追いかけてくる。『浮遊』を使って空中にも逃げてみたが、光線はしつこく追って来る。
「ならば・・・・!」
地上に戻ったフェリートはスプリガンとの戦いを思い出し、執事の技能『幻影』を使用した。すると、フェリートの幻影が現れる。光線はその幻影に向かい幻影を貫いた。デコイだ。
「そこっ!」
「ちっ!」
刀を振るって来た風音に、フェリートは『破壊』の力を纏った右手で迎撃しようとした。だが、風音はそこでこう発言した。
「第11式札、
風音の左手に光の刃が顕現する。奉納刀はフェリートに受け止められ、刀身に黒いヒビが入ったが、光刃はフェリートの体を切り裂いた。
「ッ・・・・!?」
黒い血が飛び散る。いくら速くなったと言っても、フェリートはレイゼロールや影人のように、眼を闇で強化し反射神経を上げているわけではない。ゆえにタイミングを合わせられれば、回避する事は出来ない。加えて、フェリートは『硬化』の力も使用していなかった。それが、ダメージへと繋がった。
「――って事だからお願いね。風音には詳しく言えてないけど、多分わかってくれてるはずだから。君たちには本当に申し訳ないけど・・・・・・でも、ごめん。今はこれしか道はない。時間が経てば経つほど、世界が危険になるから。だからお願い」
風音がフェリートと戦っている間の貴重な時間。それを使って、ソニアは陽華、明夜、光司、壮司にそう伝えた。
「いえ大丈夫です! 確かに、私たちには気が重い事ですけど・・・・みんなのためにも、世界のためにも必ずやってみせます!」
「いっちょう、英雄になってみせますよ」
「分かりました。必ず、僕が彼女たちを守ってみせます!」
「・・・・・・・・」
ソニアの言葉に陽華、明夜、光司はそう言って頷き、壮司はただ首を縦に振った。
「みんな・・・・ありがとう、本当に。勝手だけど、希望をあなたたちに託すね。出来れば『守護者』もそっちに送ってあげたかったんだけど・・・・」
「仕方がないよ。『歌姫』、君の判断は間違いではない。あの闇人は、光臨した君と『巫女』、それに僕でやっと抑えられる相手だ。この判断がベストだと僕は思うよ」
「『守護者』・・・・・・ありがとう。よーし、それじゃあ、みんな・・・・行くよ!」
プロトに礼を述べたソニアは力強く笑うと、明るくそう言った。
――超えろ。『万能』の闇人を。世界を救うために。
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