第219話 カケラ争奪戦 イタリア(5)

 ファレルナがその言葉を呟いた瞬間、世界を純白の光が染め上げた。その輝きに誰も彼もが目を細める。

 ――そして数秒後、輝きは収まった。

「・・・・・・・・それが、君の光臨した姿か」

 初めにそう呟いたのはゼノだった。

「――はい、そうです。これが、私の覚悟の姿。あなたを必ず光に還すと真に誓った姿です」

 ゼノの言葉を受け、ファレルナは真剣な顔で、しかし慈愛の色も混ざったような顔を浮かべながら、そう言葉を放った。

(っ、あれが聖女サマの光臨・・・・・すげえな。マジで天使みたいじゃねえか・・・・・・・・)

 光臨したファレルナの姿を見た影人が素直に思ったのはそんな事だった。事実、光臨したファレルナの姿を一言で表すとするならば、影人が抱いた感想が最も適当であろう。

 光臨したファレルナの姿は大きく変化していた。まず、衣装だがこれはそれほど変わっていない。変わらずに白を基調とした修道服のようなものだ。ただし光臨前とは違い、その衣装には美しい金の刺繍が入っていた。

 ファレルナの最も変化した箇所は、その頭部と背に現れた。まず頭部だが、ファレルナの頭頂から少し離れた空中に光の輪、いわゆる光輪が顕現していた。そして、背中の箇所。この箇所が視覚的に最もインパクトがあるものだった。

 ファレルナの背中、そこには何と3対6枚の、純白の翼が顕現していたのだ。その全体的なビジュアルは、まさに天使。しかも、その最上である熾天使を想起させた。それ程までに、光臨したファレルナの姿は神々しかった。

「へえ、『破壊』の傷口が治って来てる。でも回復の力って感じじゃないな。・・・・・そうか。その身に溢れる高過ぎる浄化の力・・・・浄化の神気とでも言えばいいのかな。それが『破壊』の闇よりも上回っているのか」

 ゼノは少し興味深そうにそう呟いた。ゼノがファレルナに触れた事によって、首を基点に刻まれた黒いヒビ。それはファレルナの胴体や顔にまでも侵食していたが、急速にその黒いヒビは小さくなっていった。

「まあ、そんな事はどうでもいいか。俺らがやってるのは戦いだ。互いの生存を懸けた殺し合い。言葉はいらないもんね」

 ゼノはフッと笑うと、ファレルナをジッと見つめた。ゼノは変わらずに周囲の物を破壊し、闇の粒子となったそれらを自身に吸収していた。そして、その体からは闇が噴き出し続けている。周囲の建物や舗装された道路は既にほとんど崩壊しているが、ゼノの力は収まる気配がなかった。

「戦う事は罪です。しかし、悲しい事に人には戦わなければならない時があります。だから、私はその罪を背負います。その罪を贖うためにも、私は生きます」

 ファレルナは一瞬伏し目がちになるも、キッとした目でゼノを見つめた。次の瞬間、ファレルナの全身からどこまでも澄んだ白い光が嵐のように流れ出た。

「っ、この光・・・・これが、光臨した『聖女』なのか・・・・・・・・」

 ゼノに蹴り飛ばされヨロヨロと立ち上がったエリアは、どこか呆けたようにそう言葉を漏らした。今は戦闘中のはずなのに、エリアはファレルナから目を離せずにいた。それは、ひとえにファレルナの神々しさゆえだった。そして、エリアは気がついていないが、ゼノに蹴られた際に体に刻まれた黒いヒビは、光臨したファレルナの光を浴びた事によって、その跡がファレルナ同様小さくなっていった。

(うっひゃー・・・・・・・なんか、すげえな・・・・)

 ファレルナの姿に目を奪われていたのは壮司も同じだった。いや、それを言うのならば壮司から少しだけ離れた場所にいる影人もか。ただ、2人とも最低限の警戒はしていた。2人が動かないのは、相手が何も行動を起こさないからだ。それゆえに、一種の膠着状態のようなものが展開されていた。

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

 ファレルナの赤みがかった茶色の瞳と、ゼノの琥珀色の瞳が交錯する。光の浄化の神気纏う白い嵐と闇の『破壊』の力纏う黒い嵐。対照的な2人のその姿は、いっそのこと美しかった。

「光よ、闇を祓って」

「闇よ、壊して喰らえ」

 ファレルナとゼノが同時にそう呟いた。すると、ファレルナの体から発せられている光が、ゼノの体から噴き出している闇が、無数の白い帯と黒い帯のようになって互いに襲いかかった。

 白い光の帯と黒い闇の帯が互いに激突し合う。激突した側から、それらは対消滅するかのように虚空へと消える。ただし、衝撃の余波を残して。その衝撃の余波はかなりのものだった。

「ちっ、こいつは中々にヤバいな・・・・・おい、レイゼロール。後どれくらいだ?」

 その光景を見ていた影人は、後方にいるレイゼロールにそう語りかけた。もちろん、黒フードの人物には注意を払いつつも、カケラの事と分からないように言葉はボカした。

(どれくらい・・・・・? レイゼロールは何かを待っている? いや、ここ最近の事を考えると、カケラがどこにあるのかを探っているって感じか)

 しかし、影人が言葉をボカしたのにもかかわらず、壮司は正確に影人の言葉の意味がどのようなものかを理解していた。壮司は影人同様に、ラルバからレイゼロールがどのような存在であるのかについてや、カケラの事を聞かされている。ゆえに、そのような事を予想できた。

「・・・・・・・だいたい後5分ほどといったところだ。お前の言わんとしている事は理解している。確かに、ここにいればゼノと『聖女』の戦いの余波に巻き込まれるだろう」

 レイゼロールは1度カケラの気配を探るのを止め目を開くと、こう言葉を続けた。

「しかし、ここから離れるという事はせん。ゼノが負けるとは全く思っていないが、万が一という場合がある。・・・・・我はまだゼノを失うわけにはいかん。ゆえに、ゼノを浄化させる可能性を潰すためにも、我らはここに留まる。そこの『フェルフィズの大鎌』を持つ者の相手は依然貴様に任せる。それと、ゼノの事もな」

「ちっ、要は全部俺に丸投げって事じゃねえか・・・・」

 レイゼロールの言葉を聞いた影人は、舌打ちをしながら軽く右手で帽子を押さえた。その言葉は影人が一応は信用されているという証だが、面倒ごとを全て押し付けられたとも言える。影人からしてみれば、やれやれといった感じだ。

「・・・・・・ふん、仕方ねえ。面倒極まりないがやってやるよ。弱体化の影響は受けていても、俺はスプリガンだからな」

 しかし、影人は軽く鼻を鳴らすとレイゼロールの言葉を了承した。そして黒フード、壮司の方に視線を向けた。

「そういう事だ黒フード。今はあいつらのせいで変な膠着状態になってるが、また仕掛けてくるなら俺が戦ってやる。来るなら来い」

「っ・・・・・」

 堂々と影人からそう言われた壮司はフードの下の顔を少し歪ませた。

(まあ、確かに俺の状況自体はほとんど変わってないんだよな。俺はスプリガンを突破してレイゼロールを殺さなきゃならない。だがまあ、どっちもチート並に強いから今まで何度も撃退されてるわけで・・・・・・だけど、今回は今までとは違う事が1つだけある)

 それは、スプリガンがファレルナの光によって弱体化しているという事だ。それは先ほどから観察していて分かった。明らかに今までのスプリガンよりも、今日のスプリガンは力の発動速度が遅く、動きが鈍い。これはチャンスだ。

(やっぱ、このチャンスを逃す手はないよな。俺はこんな厨二臭い、いかにも闇サイドですって格好してるが実は守護者だし。光による弱体化の影響なんてない。スプリガンを殺せるなら今だ。スプリガンがいなくなれば、レイゼロールも殺しやすくなる。さっきの言葉だと、レイゼロールが手を出してくる様子はない。・・・・・今日はスプリガンを排除する事に専念するか)

 現在の状況を改めて考えた壮司はそう結論した。元々、ラルバが望んでいるのはレイゼロールの死だった。しかし、スプリガンという存在が現れてからは、ラルバはスプリガンがレイゼロールを殺すのに邪魔な存在になると考えていた。初めは謎の怪人ゆえに何をするか分からない。どちらの味方か分からないという理由からだった。釜臥山で壮司がスプリガンを襲った理由はそのような理由からだ。この時点で、スプリガンは殺せるならば殺すくらいの位置付けだった。

 しかし、現在は明確にスプリガンがレイゼロールの味方になり確定で邪魔な存在になった。しかも、ここ最近は明らかにスプリガンはレイゼロールを守るように動いている。スプリガン程の力を持つ者がレイゼロールを守れば、壮司がレイゼロールを殺せるチャンスは格段に減る。ゆえに、現在のラルバの目的はレイゼロールとスプリガンの死というものに変わっていた。今回、壮司はその目的の内のスプリガンの死を取るべきだと考えたわけだ。

「・・・・・・・・」

 壮司は黙って大鎌を構えた。近距離戦でスプリガンに勝つのはほとんど不可能だという事は理解している。しかし、壮司はこの大鎌でまぐれでも一撃を入れればその瞬間に勝ちだ。ゆえに、勝負はいつだって分からない。

「・・・・・そうか。やっぱり来るかよ。なら第2ラウンドだ」

 影人は面倒くさげにため息を吐く。もしかしたら今回は状況が状況だけに(ゼノとファレルナの大怪獣バトルの余波の事。ただし、このネーミングセンスは前髪による)、もしかすれば撤退してくれるかもと期待していたが、それは影人の淡い期待だったようだ。影人は黒フードを見つめると、こう言葉を紡いだ。

「闇よ、我が肉体を『加速』させろ。闇よ、我がまなこに宿れ」

 影人がそう呟くと、影人の瞳に闇が揺らめいた。既に身体能力の常時強化はしているため、その詠唱はしない。そして次の瞬間、影人は自身の肉体を『加速』させ、凄まじい速度で壮司に近づき左の蹴りを放った。

「っ!?」

 その蹴りを、壮司はほとんど反射的に避けた。普通なら壮司はその蹴りを避けられるはずはなかった。壮司がその蹴りを避けれたのは、レイゼロールや普段のスプリガンの攻撃よりも少しだけ、少しだけ遅かったからだ。

(っ、避けられた・・・・・!? ちくしょう、やっぱり身体強化や『加速』の力の倍率が普段よりも下がってる感じか・・・・・・・! 聖女サマめ、やっぱりとんでもねえ奴だぜ・・・・・・・・・)

 壮司に蹴りが回避された事に内心驚きながらも、影人は同時にそんな分析をした。ファレルナの光、今はその身に纏う白い光によって、影人は依然弱体化の影響を受けている。それが、壮司に蹴りを避けられた最も大きな原因だという事を、影人は自覚していた。

(あっぶねえ・・・・・! だが、俺がこの一撃を避けれたって事は、やっぱりスプリガンはかなり弱体化してやがるな。レイゼロールやスプリガンのイカれた速度の攻撃を何回も体感した甲斐があったって事か。よし、これならいけるかもしれねえ・・・・!)

 壮司はほんの少しだけ口角を上げた。やはりチャンスは今だ。壮司は刈り上げるようにその大鎌を振るった。影人はその一撃をギリギリで回避した。

(ちっ、やっぱ眼の方もいつもより調子が悪いか。だが使えないよりかはマシだ)

 いつもは眼の強化をすれば、世界がスローモーションに映るが、今回はそのスローモーションの倍率とでも言うべきものが低いのか、多少スローに映るくらいになっていた。それでも、影人が思ったように充分なアドバンテージだが、やはりダメージを受けただけで即死というこの状況において、不安がないと言えば嘘になる。

「光よ、息吹となって吹き荒れて」

 影人と壮司が戦いの第2ラウンドを行なっている間にも、当然ゼノとファレルナの戦いは続いている。ファレルナがそう呟くと、ファレルナの6枚全ての羽が大きく前方に羽ばたいた。すると、凄まじい浄化の力を宿した風が起こり、ゼノに襲いかかった。

「っ・・・・」

 その風を受けたゼノの顔が少しだけ歪む。ゼノは闇人だ。全てを破壊しその身に喰らう闇の力を有していても、高過ぎる浄化の力を受ければ、その身に精神上のダメージのようなものを感じる。しかも、光臨したファレルナの光は光臨前よりも更に浄化の力が上がっており、ゼノの闇と言えども喰らう事は難しい。先ほどの光の帯と闇の帯の激突からも分かるように、今のファレルナの光とゼノの闇がぶつかり合えば、互いに対消滅し合う。それは、それ程までにファレルナの光臨の力が凄まじい事を示していた。

「この状態の俺に張り合うか・・・・・・君、本当に人間? 人間にしては、この浄化の力は特異過ぎるよ」

 浄化の息吹を受けながら、ゼノはついそんな言葉を漏らした。ここまでの浄化の力を持つ光導姫は過去にいなかった。約2000年ほど闇人として戦い続けてきたゼノをしてそう言えるほどだ。

「ええ、私は人間です。いずれ死すべき存在です。ですがだからこそ、人は様々な想いを馳せるのです。あなたがそう感じるというのならば、それは私の想いがそれだけの強さである、という事でしょう」

 ファレルナはコクリと1度頷くと、ゼノにそう言葉を返した。その言葉を聞いたゼノは、フッと笑みを浮かべた。

「そうだね。きっと君の言う事は間違っていない。それは紛れもなく人の強さだ。・・・・・でも、想いを馳せるのは人だけじゃない。闇人おれたちもだよ」

 ゼノはそう言葉を放つと、強く地を蹴り急激にファレルナの方へと近づいた。

「っ!?」

「俺たちが馳せるのは基本的には暗い負の感情だ。それが闇の力の源になるからね。だから俺は、君に殺意を馳せるよ」

 ファレルナの体から発せられる浄化の神気とでも言うべき光。その光の中を破壊の闇で喰い尽くしながらゼノはファレルナまで後2メートルといったところまで近づいた。互いの光と闇は接近に応じて無作為に衝突し合うが、それらは対消滅し合う。

「壊れろ」

 殺意の闇を燃やし、ゼノは右の偽腕をファレルナへと突き出す。その琥珀色の瞳は瞳孔が開き、ゼノが負の感情を高めた事からか、ゼノに吸い込まれる闇の粒子も激しさを増した。それは即ち、無作為な破壊が更に加速したという事だ。既に周囲の物質とでも言うべきものはほとんど無くなっていた。

「っ!? 『聖女』!」

 ファレルナとゼノの戦いに介入する事は難しいと判断していたエリアは、少し離れた所から戦いを観察していた。それがいま自分が出来る事だと考えたからだ。エリアは無駄だろうと半ば分かっていても、ゼノに向かって銃を乱射した。しかし、案の定と言うべきか。銃弾は全てゼノの纏う闇に喰われた。

 ゼノの偽腕はファレルナに接近しても不安定にはなっていなかった。その偽腕はゼノの殺意と喰った闇を力とし、ファレルナに届かんとした。

「壊れません、私の意志は」

 だが、ファレルナは確固とした口調でそう言うと、その翼を羽ばたかせ空へと舞った。

「っ・・・・」

 ファレルナが宙へと舞った事で、ゼノの右手は空を切った。

「絶対なる光よ、闇を祓って」

 ファレルナは地上にいるゼノを見下ろしながら両手を広げる。するとファレルナが纏っていた白い浄化の神気がより一層激しさを増した。そして、浄化の神気は白い光となってファレルナから広がるように球体状に発せられた。

 それは闇を全て弾く絶対なる浄化の光。その光はファレルナを中心に広がり続ける。

「っ!?」

 その光に流石のゼノも驚愕した。広がり続ける光に弾かれるように、ゼノは後方へと飛ばされた。

「ッ!? ちっ・・・・・・!」

「っ・・・・!」

 その膨張する光に気がついた影人は、近接戦闘を演じていた壮司の肩を押し、後方へと離脱した。影人に肩を押された壮司は少しよろけ、膨張する光に呑まれた。

「おいレイゼロール! あの光は流石に喰らうのはマズ過ぎる! 後ろに飛べ! お前もだぞゼノ!」

「分かっている・・・・!」

「分かってるよ・・・・」

 影人はレイゼロールとこちらまで弾かれていたゼノにそう叫んだ。影人の言葉を受けたレイゼロールとゼノは、後方へと距離を取った。

 光は3者が20メートルほど後方に下がったくらいで膨張を止めた。そして、白い光はやがて消えた。だが、光による損害はない。白い光はあくまで闇を祓う光だ。ゆえに、守護者であるエリアや壮司には何の害もなかった。

「・・・・・・・・本当にどこまでも規格外な奴だな、『聖女』は」

 白い光が収まり影人がそう呟く。あの光に呑み込まれていれば、闇の力を扱う影人はどこまで弱体化していたか。考えるだけでも恐ろしい。

「お前は大丈夫なのか? あの光に弾かれてたが」

「まあ何とかってところかな。俺の場合はこの闇があったからだけど。でも、精神的なダメージは普通に受けたよ。人間でいうと激痛を直に神経で浴びせられたみたいな感じかな」

「・・・・それでよく普通の顔してられるもんだぜ」

 影人の質問にゼノはそう答えた。その答えを聞いた影人は、少し呆れたようにそう呟いた。

「・・・・・・・・光臨した『聖女』の力は初めて見たが、まさかこれ程とはな。神界の神どもに匹敵する光の力かもしれん。一種の特異点と見るべきか・・・・・・それはそうとして、お前たちに言う事がある」

 レイゼロールもファレルナに対してそんな感想を抱く。そして、ゼノと影人に対してそう言った。

「何だ?」

「なに?」

 影人とゼノがレイゼロールにそう言葉を返す。そして、レイゼロールはこう言った。

「カケラの場所が特定できた。まだ正確に5分経っていないが、我もカケラを7つ吸収して感知の力が上がったようだ。ゆえに、その場所に向かう。今の『聖女』とこれ以上戦う理由もない。お前たちも来い」

「それは分かったが・・・・・・・その場所っていうのはどこだ?」

 影人がそう聞くとレイゼロールは自身の後方にチラリと視線を向け、を見つめその建造物の名を呟いた。

だ。カケラの反応がある場所は、あそこだ」

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