第206話 闇に染まる妖精

「・・・・・・・・・・主人に意見するのは無礼と承知しております。ですが、これだけは申させていただきます。レイゼロール様、私はスプリガンを仲間にするのは反対です」

 レイゼロールが『十闇』に告げた事実、スプリガンを仲間に加えるというもの。その事を聞いたフェリートが最初にそう発言した。

「その男は今までレイゼロール様の、我らの邪魔をして来ました。そして、それは私がいない間もやはり続いていたとの事。目的も正体も全てを隠したままのその男を仲間にするのは、あまりにリスクが高すぎます。確かにその男の強さは認めますが、いつ裏切るかわかったものではありません」

 続けてフェリートはその理由を述べる。至極真っ当な理由だなと、影人は自分の事であるのにどこか他人事のような感想を抱いた。

「・・・・・・フェリート。お前の意見は尤もだ。それに、我はお前にスプリガンを斃させるためにゼノを捜しに行かせたのだからな。結局、我の勝手な判断変更でそれを意味のないものにさせた。それは本当にすまないと思う」

 フェリートの意見とその理由を聞いたレイゼロールは、素直に謝罪の言葉を述べた。ゼノを捜し出すという事自体はスプリガンの事を抜きにしても意味のあるものであったが、その主たる理由は今レイゼロールが言ったように消えてしまったのだ。ゆえに、レイゼロールはその事をフェリートに謝罪したのである。

「いえ、謝罪の言葉をいただくほどの事では決して・・・・ただ、それが私の意見というだけです」

 フェリートは畏まったようにそう言うと、自身の発言を終了した。

「・・・・・・失礼ですが己もフェリート殿と同じ意見です。端的に言って、己はこの男が気に食わない」

 フェリートに続いて発言したのは殺花だった。殺花もフェリートと同じくレイゼロールに対する忠誠心が高い。殺花はレイゼロールを傷つけたというスプリガンを未だに許してはいなかった。

「私は賛成だわ。そっちの方が面白そうだから」

 影人の隣に座るシェルディアがそう発言した。おそらく、1度流れを変えるために発言してくれたのだろう。だが、シェルディアが述べた理由が本心でもあるという事は影人には分かった。シェルディアとはそういう存在だ。

「俺はどっちでも。レイゼロール様ミストレスのご決定に従うだけですよ」

「ワタクシもどちらでもですー。どうなろうとそれはそれでという感じですねー」

 ゾルダートとクラウンはそう言葉を放った。それは中間的な意見だが、実質的にはレイゼロールの意見に従うという、賛成の意見だった。

「わ、私は嫌ですッ。そいつにはいい思い出がありませんし・・・・・・・・!」

「うーん、僕も嫌派ですかね。あの腹パンマジで痛かったし・・・・後、やっぱ怪しいので」

 キベリアと響斬は思い切り私怨の混じった意見だった。ちなみに、キベリアはスプリガンに既に本当の姿を晒していたが、警戒しているのか赤髪の方の姿に変身していた。

「俺はスプリガンの条件次第だ。おいスプリガン。お前が俺たちの仲間になったら俺と戦え。それを約束するなら、俺は賛成にしてやる。嫌なら反対だ」

 冥は他の者たちとは少し違った意見だった。どこまでも戦いを望む、まさしく戦いに狂った冥らしい意見だ。

「・・・・・・いいだろう。戦ってやるよ」

「ははっ、なら賛成にしてやるぜ!」

 冥の条件を了承した影人はそう返答した。影人の答えを聞いた冥は嬉しそうに笑った。

「・・・・・好きにすればいいわ」

 ポツリとそう言ったのはダークレイだった。ダークレイは円卓の面々から顔を背けていた。

「ふむ・・・・・・・・お前はどう思うゼノ?」

 『十闇』のそれぞれの者たちの意見を聞いたレイゼロールは、まだ意見を述べていない最後の1人、ゼノにそう聞いた。

「うーん・・・・・俺は彼と初めて会ったからよく分からないな。でも思うのは、そこの彼・・・・スプリガンを仲間にするって決めたのはレールなんでしょ。なら、そもそも賛成するとか反対するとか言うのがおかしいんじゃない?」

 ゼノは一瞬その琥珀色の瞳を影人に向けると、正面を向き不思議そうに首を傾げた。

「「っ・・・・・!」」

「うっ・・・・・・」

「そう言われるとね・・・・・」

 ゼノの言葉を受けた反対派、フェリートと殺花、キベリア、響斬はそれぞれ困ったような反応を示した。そもそも、『十闇』は形式上はレイゼロールの部下だ。言う事を聞かない者もいたり、シェルディアなどは例外だが基本はそうだ。

 ゼノの発言は尤もなものだった。

「・・・・・・・・・身も蓋もない事を言うが、ゼノの言う通りだ。我は既にスプリガンを仲間に加える事に決めた。最低限信頼できるかどうかは、我が既に確かめた。スプリガンの目的に関しては後で貴様らに教える。いいな、スプリガン」

「好きにしろ。お前に話した以上、隠す理由はない」

「・・・・・・・・ならば話はこれで終わり。お前たちの中に不満を抱く者がいるのは重々承知だが、これからはそうなる。無理に不満を隠さなくともいい。だが、最低限の関係だけ築け。以上だ」

 そう言って、レイゼロールはこの話を終わらせたのだった。

 こうして、影人は正式にレイゼロールサイドに属する事になった。











「ジー・・・・」

「・・・・・・・・俺に何か用か?」

 全ての話が終わり影人が席から立とうとすると、影人は自分をジッと見つめてくる視線に気がついた。その視線の主――ゼノに影人はそう言葉を掛けた。

「ん? ああ、用とかは特にないよ。ただ、君がどんな人なのかなーって見てただけ」 

 影人にそう聞かれたゼノは、何でもないように答えを返した。そして、変わらず影人を見続ける。

「・・・・・あんたは確かゼノだったか。お互い、今日が初対面だったな」

「うん、そうだね。話を聞いた限りじゃ、君かなり強いんでしょ? レールと何度も互角に戦ったり、シェルディアとも互角の勝負をしたって聞いたよ。凄いんだね」

 黙っていてもまた無言でずっと見続けられるだけだと思った影人はゼノにそう語りかけた。影人の言葉を受けたゼノは、ぼんやりとした笑みを浮かべた。レイゼロールの事をその愛称で呼ぶ限り、この闇人はレイゼロールと付き合いが長いんだなと、影人は思った。

「・・・・・・・・・凄くはない。さっきレイゼロールから聞いたと思うが、俺はこの力をある者から押し付けられた。要は貰い物の力だ。俺はただ、その強力な力を振るっているに過ぎない」

 ゼノの賞賛の言葉に、影人はふいとゼノから顔を背けながら言葉を吐いた。レイゼロールは影人を仲間に加えるという話を終えた後に、自分が伝えた目的の事や力の由来などについて『十闇』に話した。それを聞いた者たちの反応はそれぞれであったが、それは今はどうでもいいだろう。

 影人がゼノに言ったこの言葉は紛れもなく影人の本心であった。影人は望んで力をソレイユから与えられたわけではない。最終的に力を得る選択をしたのは影人だが、望んでいたわけでは決してない。

 影人の力は借り物の力だ。自分が努力して手に入れたものではない。そして影人が借り物として得た力は、原理などはよく知らないが、どうしようもなく強力なものだった。

 だから、影人は心の底から自分が凄いなどと思った事は決してない。影人がレイゼロールや最上位闇人と渡り合ってこれたのは、その借り物の力のおかげだ。それがなければ、影人は数秒で殺されるような他愛のない人間だ。影人はその事をしっかりと自覚していた。

「そうかな? 俺は全くそうは思わないけど」 

 だが、ゼノは軽く首を傾げながらそんな事を言ったのだった。

「っ? なぜそう思うんだ・・・・?」

 ゼノの予想外の答えに、影人はついそう聞き返した。

「確かに君の力は借り物なのかもしれないけど、それを使って戦って来たのは君自身のはずだろう? 力は扱う者に依存する。いくら強力な力を持っていてもそれを適切に上手く使えなければ、それは強力な力とは呼べないよ。でも、君はその力を上手く使って来たからこそ、今ここにいるんだよ。だから、俺は君を凄いと思うよ」

「ッ・・・・」

 ただ素直にゼノはその理由を述べた。その言葉を受けた影人は、どこか衝撃を受けたような顔を浮かべた。ゼノと会ったのは今日が初めてだ。影人はゼノがどんな人物であるのか全く知らない。だが、なぜかその言葉が嘘ではないと直感的に感じた。

「・・・・・・・・・・どうやら、あんたは変わった奴みたいだな」

「うーん、レールなんかにもよく言われるよ。俺自身はそんな感覚ないんだけど」

 影人はゼノにそんな感想を述べた。それを聞いたゼノは、相変わらずぼんやりとした笑みを浮かべ、首を傾げていた。

「おいスプリガン! いつまでゼノの兄貴と喋っていやがる! 戦うぞ!」

 影人がゼノと話をしていると、冥がバンッと円卓を叩きながら影人の隣に立ってそんな事を言ってきた。他の闇人たちは話し合いが終わると早々にこの部屋から出て行ったので、今この部屋に残っているのは、影人とゼノと冥、そしてレイゼロールとシェルディアだけだ。シェルディアは何とも面白そうな表情を浮かべながら、影人の事を見つめていた。絶対に間違いなく、影人の様子を見て楽しんでいる。

「・・・・・・・・・・確かに後で戦うとは言ったが、ここでか? どう考えても普通に壊れるぞ」

「地下に修練場があるんだよ。そこでる。ほら立てよ。行くぞ」

 冥はどこか興奮したような顔でそう捲し立てた。こいつ本当に根っからの戦闘狂だなと影人は思った。

「冥は変わらないなー。やっぱり、まだ戦いが大好きなんだね」

「当たり前だぜ、ゼノの兄貴! 俺は誰よりも強くなりてぇからな! そうだ、ゼノの兄貴もまたどっかで戦ってくれよ。俺、昔よりかは強くなったぜ」

「えー・・・・・・俺、あんまり戦いは好きじゃないんだよね、面倒くさいし。まあ、気が向いたらいいよ」

「ゼノの兄貴の気が向く時っていつだよ・・・・・あ、そうだった。おいレイゼロール。お前、ゼノの兄貴と俺が戦うように取り計らうって約束したよな? ゼノの兄貴説得してくれ」

 ゼノと話をしていた冥はその事を思い出すと、唐突にレイゼロールにそう言葉を掛けた。

「・・・・・・・・・・確かに約束したな。正直、覚えているとは思わなかったが」

「人をバカみたいに言うんじゃねえよ!」

 冥にそう言葉を掛けられたレイゼロールはポツリとそんな言葉を漏らした。レイゼロールの言葉を聞いた冥は、少しキレたようにそう言葉を放った。

「・・・・・・・・ゼノ。悪いがそう言う事だ。冥と1度戦ってやれ」

「レールって昔からそういうところあるよね・・・・でもまあ、レールがそう言うのなら仕方ないか。いいよ、冥。君と戦ってあげる。好きな時に声を掛けて来て。応じるからさ」

 レイゼロールからそう言われてしまったゼノは軽くため息を吐くと、冥にそう言った。

「やったぜ! なら今からだ。今から戦おう!」

 その言葉を聞いた冥は興奮したように、ゼノにそう言った。

「え、今から? でも冥はスプリガンと戦うんじゃないの?」

「ゼノの兄貴が戦ってくれんならそっちが先だ! 何せ大体100年ぶりだからな! スプリガン、てめえと戦うのはゼノの兄貴との戦いの後だ! だから逃げんなよ!」

「・・・・・・・・・呆れるくらいに戦いが好きな奴だな」

 満面の笑みを浮かべる冥。そんな冥を見た影人は本当に呆れたように言葉を漏らした。よくもまあ、2連戦で戦おうなどと思うものだ。

「ゼノの兄貴もスプリガンも地下に行くぞ! ほら早く!」

「分かったから落ち着きなよ。全く、面倒だなー」

「・・・・そこは同意するぜ」

 冥に急かされたゼノと影人はイスから立ち上がった。すると、影人たちの様子を見ていたシェルディアも同時にイスから立ち上がった。

「あれ、シェルディアも来るの?」

「ええ、せっかくだから私は見学させてもらうわ。きっと面白いでしょうし」

 ゼノがシェルディアにそう質問した。シェルディアはゼノの問いかけに軽く頷くと、笑みを浮かべた。

「・・・・・・待て、ゼノ。そう言えば、お前はまだ力を封印したままではなかったか? お前が帰ってきたのは数日前だが、お前は面倒がって封印の解除をしていなかったはずだ」

 影人、冥、ゼノ、シェルディアが部屋から出て行こうとしたタイミングで、レイゼロールが思い出したようにゼノにそう言葉を掛ける。レイゼロールからそう言われたゼノは、「ああ、そう言えばそうだった」と頷いた。

「でも大丈夫だよ。俺、多分この封印壊せるし。ええと、こんな感じかな?」

 しかし、ゼノはぼんやりと笑うと自身の右手で自分の体に触れた。そして、瞳を閉じて集中するように息を吐く。次の瞬間、ゼノは瞳を開き自分から少しだけ離れた空間を掴むように右手を握る。その右手をバッと勢いよく虚空に振るった。


 すると、が弾けるような音が部屋の中に響いた。


「ッ!?」

 その光景を見たレイゼロールは、信じられないといった表情を浮かべた。闇人に封印を施していたレイゼロールには分かる。ゼノは間違いなく、今まで施されていた封印をどういうわけか破壊した。レイゼロールにはそれが信じられなかった。

「うん。戻ったね。待たせたね冥、スプリガン。じゃ、行こうか」

「? おう!」

「っ・・・・・? ああ・・・・・・・・」

 ゼノは何でもないようにそう言った。ゼノが正確に何をしたか分からない冥と影人は、取り敢えず頷くと、部屋を出て行ったのだった。

「あの子・・・・・凄いわね。本当に自力であなたが掛けていた封印を破った。私にもどういう原理か分からないけど・・・・・・・・あの感じだと、昔よりも更に強くなっているかもしれないわね」

 ゼノの行動を見ていたシェルディアは、部屋に残りながらそう呟いた。

「ああ・・・・・・・もしかしたら、ゼノは何か高みの領域に至ったのかもしれんな・・・・・・」

 そして、レイゼロールも真剣な表情を浮かべそう言葉を漏らした。












「さあ、始めようかゼノの兄貴! 戦いをよォ!」

 地下の修練場に移動した冥は拳をバチンと掌に打ちながらゼノに向かって叫んだ。

「うんうん。分かってるよ」

 ゼノはまるで父親のようにそう言うと、冥の対面へと立った。2人の間の距離は10メートルほどだ。

「・・・・・随分と広い所だな」

「まあ修練場だから。戦いたい時に、私たちが好きに戦えるように作られた場所だもの」

 2人から離れた場所で、影人とシェルディアはそんな言葉を交わしていた。修練場は等間隔に炎が灯されておりそれが光源だ。影人が見る限り、修練場は巨大な正方形のような形をしており、どれくらいの面積なのか正確には分からない。天井の高さもかなりのもので、広大な場所としか影人には形容できなかった。

「ゼノの兄貴、分かってると思うが一応言っとくぜ。手加減は――」

「なしだろ? 大丈夫、そんな事はしないよ」

「よし、ならいいぜ」

 ゼノは左手で軽く右肩を揉みながら、冥の言葉の続きを述べた。ゼノの言葉を聞いた冥は満足気に頷いた。

「・・・・・・・・吸血鬼。1つ聞くが、あのゼノって闇人はどんな闇人なんだ? 見た目で判断するわけじゃないが、冥に兄貴と呼ばれているのは何か違和感なんだが・・・・・・・」

 スプリガンに変身しレイゼロールの本拠地にいる都合上、そんな口調で影人はシェルディアにそう質問した。影人の事情を理解しているシェルディアは、「うーん、そうね・・・・・」と少し悩みながらもこう説明した。

「一言で言えば、最強の闇人かしら。そして、1番初めに闇人となった原初の闇人でもある。あんな見た目をしているけど、私とレイゼロールの次に歳上。だから、冥はゼノの事を兄貴と呼んでいるの。まあ、ゼノの強さも認めた上でだけど」 

「最強の闇人・・・・・・・」

 シェルディアのゼノに関する簡単な説明を聞いた影人はそう言葉を漏らした。シェルディアやレイゼロールほどではないだろうが、最強の闇人という事は、フェリートや目の前にいる冥よりも強いという事だ。影人はゼノがいったいどんな戦いをするのか、しっかり観察しようと思った。

「さて・・・・・じゃあ、行くぜッ!」

「おいで、冥」

 冥が両手の拳を握り締めながらゼノへと突撃した。ゼノは彼特有のぼんやりとした笑みを浮かべながら、冥を受け入れるかのように軽く両手を広げた。

「最初から全力だッ!」

 冥の両手の拳に闇が纏われる。その拳は黒拳ヘェイチュァンと冥が呼ぶ、冥が放てる最大威力の一撃だった。それが二撃。冥は同時にその両の拳をゼノの胴体めがけて放った。ゼノは反応できないのか、それを避ける動作はしなかった。

 冥の必殺の2つの拳がゼノの体に触れる。ゼノはそのまま吹き飛ばされる。影人はごく普通にそう思ったのだが、しかし現実は予想外の光景が影人の目に飛び込んできた。

「あ・・・・・・・・・・・・?」

 ゼノの体に触れた瞬間、冥の両腕が一瞬で黒いヒビに侵食され、冥の両腕がバラバラに砕け散ったのだ。何が起きたのか分からない冥は、呆けたようにそう声を漏らした。

「冥、悪いけど1回君を壊すよ」

 そして、ゼノはまるで悪いと思っていないような声音でそう言うと、右手で冥の胸部に触れた。

 すると次の瞬間、


 冥の全身に黒いヒビが入り、冥は全身が粉々に砕け、バラバラになって崩壊していった。そして冥がいた場所には、が散乱していた。


「は・・・・・・・・・・・・・・・・?」

 その光景を見ていた影人は、気がつけばそう声を漏らしていた。

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