第120話 歌姫オンステージ(7)
「ッ!? 鎖・・・・・・・・!?」
突如として虚空から出現した闇色の鎖に、自分の刀と右手を拘束された響斬は驚いたようにそう呟いた。いったい誰が、どこから自分の邪魔をしたというのか。
「「「「ッ!?」」」」
だが、その鎖に見覚えがある人物たちが4人いた。すなわちアイティレ、風音、光司、キベリアの4人だ。
「あ、ありゃ・・・・・? 俺、生きてる・・・・・・・・?」
刀時は自分の首がまだ飛んでいない事に驚いていた。視線を刀の方に向けて見ると、刀と闇人の手は闇色の鎖で縛り上げられていた。いったい、誰が自分を助けてくれたのか。
正確に言うならば、刀時も1度はその鎖を見たことがあるはずだった。しかし、今の刀時は状況に少し混乱していたために、その鎖の事を思い出せなかった。
そして、その鎖を放った人物はキベリアの後方――山の下部からその姿を現した。
「・・・・・・・・・・面倒だ。さっさと突破させてもらう」
低く冷たい言葉を述べたその人物の姿が月光に照らされる。黒衣の外套に身を包むその姿は、彼の雰囲気と相まってまさに怪人と呼ぶにふさわしいものだった。
「「「「スプリガン・・・・・!」」」」
闇色の鎖に見覚えがあった人物たちがその怪人の名を、それぞれ抱く感情を込めながら呼んだ。
「で、ソレイユ。現れた闇人はどんな奴なんだ?」
時は少し遡り、影人が釜臥山に足を踏み入れた時。影人は山道を走りながら、ソレイユにそう問いかけた。出現した闇人が今まで出会った事のある闇人かそうではないのか。ソレイユは光導姫の視界などを共有する事が出来るので、影人はそう質問した。
「・・・・・・? おい、ソレイユ?」
だが、いつもならばすぐに言葉を返して来るはずのソレイユの声は影人の内に響かなかった。
どういう事だと影人が不審に思っていると、イヴがこんな事を言ってきた。
『あー、女神の奴との念話はたぶん出来ねえぜ。俺もこの山に入ってから気がついたが、この山は色々とおかしい、ていうか面倒な性質の場所みてえだ』
「面倒な性質の場所・・・・? どういう事だよイヴ」
どうやらイヴは何かを察したらしいが、影人にはいったい何の事だか分からなかった。
『簡単に言うと、この山の中は色々と外とは断絶してる。空間が断絶してるわけじゃねえ。空気が断絶してんのさ。だから、普通の一般人が入る分には何の問題もねえが、俺たちみたいな能力持ちには、デメリットが発生するってわけだ』
イヴはそこで一旦言葉を区切ると、こう説明を続けた。
『具体的には、気配の隠蔽や遮断、そういった力の強制解除。この山中での転移の禁止。後は、経路の強制断絶とかも含まれてるな。そういう事だから、お前と女神の経路はいま断絶されてるってわけだ。この山の外に出れば経路が再構築されて、いつもみたいに念話は出来るだろうが、今は無理ってことだ』
「マジかよ・・・・・・・・」
イヴの説明を受けた影人は、ついそう言葉を漏らしていた。イヴの言葉が本当ならば、この山は全くもって厄介と言う他ない場所のようだ。
『だからレイゼロールの気配隠蔽も解除されて、気配が急に露出したんだろうよ。まあ、強いて言やこのデメリットはレイゼロールも受けてるから、レイゼロールも転移は出来ないってこった。たぶん山の中をお前と同じように走ってるから、追いつける可能性は十分にあるぜ』
「確かにそれは朗報っちゃ朗報だな・・・・・」
イヴの追加の言葉にそう言葉を返しながらも、影人はイヴの説明を聞いていた時から思っていた疑問を言葉に出した。
「・・・・・・なあ、さっきの説明を聞いてまた疑問が2つあるんだが、何で俺とお前は普通に念話出来てるんだ? あと気配云々の話があったが、俺の気配ってやつも、もう露出してんのか?」
そう、それが疑問だった。なぜソレイユとは念話が出来ずにイヴとは念話が出来るのか。もう1つの疑問も気になるは気になるが、最大の疑問は前者の方だ。
『そいつは簡単だ。スプリガン状態のお前は、言うなれば俺と一体化してるようなもんだ。だから俺たちの場合は経路云々は関係ないんだよ。要は自分同士と話してるようなもんだからな。もう1つの気配云々に関しては安心しろ。この山の気配隠蔽の強制解除はそれが能力だった場合だ。お前の場合は、気配隠蔽がその服装に練り込まれてるから、気配は変わらず遮断、隠蔽されたままだ』
「そうか・・・・・不幸中の幸いってやつだな」
イヴの答えを聞き、疑問が解消された影人は判明した情報を整理して、どうするべきかを思考した。
(俺の仕事はレイゼロールを追って、レイゼロールの目的を阻害すること。俺の状況としては、この山の中では転移が使えない、ソレイユと念話が出来ない2つの制限がある事。全体の状況としては、恐らくもう最上位闇人と光導姫と守護者どもは戦闘に突入しているって事くらいか)
さあどうするか。影人がそう考えた時、前方の山の上部から何か音が聞こえてきた。何かの発射音や何かを弾くような音。更になぜか歌声までも。
「・・・・・戦闘音、この先か」
影人はその音を戦闘音だと判断し、辺りを見回した。山道の脇には木が群生していた。影人は真っ暗闇の林の中に身を移し、その林の中を進んで行った。
「やってるな。敵は・・・・・・・・・ああ、キベリアか。それにレイゼロールの造兵どもと・・・・・・・・あのジャージの男は誰だ?」
少しすると、戦闘が行われている場所が見えた。ソレイユが言っていた4人の光導姫、『提督』、『巫女』、『呪術師』、『歌姫』と、2人の守護者――光司と、冥との戦いの時にもいたあの和装の守護者――が、いま影人が呟いた者たちと戦っている。
(レイゼロールがいない。ってなると、あいつらは足止めか。レイゼロールはもう上の方に進んでるはず・・・・・・・・・まずいな。あいつらもレイゼロールを追えって指令は受けてるんだろうが、このままじゃ時間を無駄に削られるだけだ)
影人がそんな事を考えていると、イヴがどこか興奮したような声でこう言ってきた。
『おっ、雑魚の闇人がいるじゃねえか。影人、あいつボコろう。ついでに光導姫と守護者どもにも、ちょっかい出して戦おうぜ』
(血の気が多すぎだお前は・・・・・つーか、俺の方から光導姫と守護者にはしばらく攻撃できないのお前も知ってんだろ。ソレイユに口酸っぱく言われたじゃねえか)
この山に入る前も似たような事を言っていたが、イヴはストレスでも溜まっているのだろうか。いや、元から血の気は多い方ではあったが。
『つまらねえこと言うなよ。ちょっとだけなら大丈夫だって』
(イタズラしようぜみたいに言うな。あのアホ女神が珍しく頑張った成果を故意に壊すほど、俺はクズじゃねえよ)
珍しく真面目な言葉を返す影人。影人の答えを聞いたイヴは『けっ、この根性なしが』と言葉を吐き捨て、不機嫌そうであった。
(それより、ここを抜くぜイヴ。今回は戦闘に参加しねえ。ソレイユの指示通り、レイゼロールを追う。ここにいる奴らは全員最上位っぽいから、俺が助けなくても大丈夫だろうしな)
光導姫と守護者は全部で6人。対して相手は最上位闇人としてキベリア、レイゼロールの造兵、それとジャージ姿の男――おそらく闇人だろう――だ。造兵は数は多いがそれ程強くはないし(影人主観)、あのジャージの男に至っては、正直あまり強いとは思えない。ゆえに影人は、レイゼロールを追う事を優先した。
(って訳でわざわざ目立つ必要はない。イヴ、とりあえずアレ出来ないか? ほら、この前戦ったあの女の闇人がやってた透明化。流石にこのまま林の中普通に進めば、戦闘中って言ってもどいつかに気づかれる可能性があるしな)
影人は自分の闇の力の意志に内心そう聞いた。あの黒髪黒マントの闇人は、攻撃を行うまで姿を透明にしていた。となれば、ほとんど自由といっていいスプリガンの力ならば、透明化をする事も可能ではないか。影人はそう考えていた。
『ああ? 出来るに決まってんだろ。俺の力は闇人どもとは次元が違うんだよ。闇人程度に出来る事が、俺に出来ねえはずがないだろ』
影人がそう聞くと、イヴはなぜかプライドが傷つけられたかのように不快そうであった。しかし、どうやら出来るには出来るようだ。
(んじゃ頼む。1回お前がやってくれれば俺も感覚はわかるから。透明化は便利だから次からもけっこう使いそうだしな)
『ちっ、めんどくせえな』
そう悪態を吐きながらも、イヴは闇による透明化を影人に施してくれた。影人の全身がスゥと世界に溶けていき、影人はやがて完全に透明となり世界から姿を消した。
(サンキュー、イヴ。コツは分かったし、これで俺も次から使えるな。よし、後はこのままこの戦場を抜ければ――)
影人がそう思った時、戦場に1つの動きがあった。和装の守護者がジャージ姿の闇人にカウンターをくらい、攻撃を受けたのだ。しかもジャージ姿の闇人は効率的に和装の守護者を殴打した後、その刀を和装の守護者の首に目掛けて振るった。
(ちっ! 世話の焼ける・・・・・・!)
戦場を観察していた影人は、光導姫たちや光司がレイゼロールの造兵に阻まれて、あの守護者を助けられないであろうという事が分かっていた。そう、もし助けられる人物がいるとするならば、それは自分だけだ。
(この前自分の位置を再調整したばかりで、いきなり守護者を助けるのはどうかと思うが仕方ねえ)
影人は林から飛び出すと虚空から鎖を呼び出した。幾条もの鎖がジャージ姿の闇人の右手と刀を縛り上げる。そして、攻撃を行った事により影人の透明化は解除された。
その事により、造兵以外の全ての者たちの視線が自分の方に向くのを影人は感じた。こうなっては気づかれずにここを抜けるという事は不可能となった。
となれば、ここを抜ける方法は1つしかない。
「・・・・・・・・・・面倒だ。さっさと突破させてもらう」
すなわち、強制的に突破するしか。
「ッ! 彼がそうか・・・・・・!」
自身の右手と刀を鎖に縛られている響斬が、そう言葉を漏らした。光導姫、守護者、キベリアが呼んだ黒衣の人物の名前。それは響斬もレイゼロールから聞かされていた怪人の名だ。
「なっ・・・・・・! あいつがスプリガン!? な、何よすっごく格好良く登場して! 腹立つわ!」
スプリガンを初めて見た真夏は、真夏らしい感性を全開にしてそんな言葉を放った。スプリガンが登場したからといって、レイゼロールの造兵の攻撃の手が緩まるはずもないので、真夏は造兵たちの攻撃を捌きながら、スプリガンの方に視線を向けていた。まあ、それは他の光導姫と守護者も同じだが。
(ッ・・・あれがスプリガン・・・・・・・・)
歌によって造兵たちに攻撃を行なっていたソニアは、歌いながらその視線をスプリガンに向けた。ソニアは会議ではスプリガンを敵とは認定しない意見に賛成したが、スプリガンと出会ったのはこれが初めてだった。
「・・・・・・
そんな人物たちの反応をよそに、影人は自身の身体能力を闇で強化した。わざわざ言葉に出す必要はないのだが、厨二の前髪野朗はこの言葉が気に入っている。なら、余裕がある時は言葉に出したいというのが、遊び心というものだ。
「ッ・・・・・・や、やるっていうの? い、いいわ、ならこの前のお礼をしてやろうじゃない・・・・・・・・!」
スプリガンの体から立ち昇った闇のオーラを見たキベリアが、少し後退りをしながらそう言った。キベリアは1度スプリガンと戦い、ボコボコにされている。正確に言えば、キベリアをボコったのは影人の体を乗っ取っていたイヴなのだが、当然キベリアはその事を知らない。
結局なにが言いたいかというと、キベリアは自分をボコボコにしたスプリガンに対してトラウマを持っていた。つまり、キベリアの一見強気な態度は虚勢であった。
「・・・・・・・・ふん、言ったはずだ。さっさと突破させてもらうってな。お前らと遊んでいる時間は・・・・・・・・・ない!」
言葉を話している間に、自身に闇による『加速』と眼の強化を行っていた影人は、言葉を述べ終わると同時に全速力で駆け出した。『加速』を使っていたので、最初からトップスピードだ。「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」
闇による身体能力の強化と『加速』。スプリガンの掛ける速度はまさに目にも止まらない速さで、今までスプリガンに視線を向けていた者たちには、まるでスプリガンがその場から消えたように見えた。
(俺の最高速度でこの場を無理矢理に突破する。ったく、1番面倒なプランになっちまったな・・・・・!)
本来ならば、気づかれずにこの場を抜けるのがベストだった。この山の転移が出来ないという制約がなければ、転移をしてこの場を抜ければいいだけだった。現実はそう理想通りにいくものではない、ということか。
(とりあえずジャージの闇人を1発殴って、後は適当に抜けるか。レイゼロールの造兵どもも、邪魔になるようなら蹴散らす)
速すぎる世界の中、影人はそう思考した。本来ならば、この速度で動けば視界はよく見えなくなるはずだが、しかし影人には世界がスローモーションに見えていた。先ほど、『加速』と同時に眼を闇で強化していたからだ。
影人はまず響斬の方に肉薄すると、響斬の腹部に右のストレートを打ち込んだ。その際、響斬の右手と刀を拘束していた鎖を解除する。身体能力を闇で強化された影人の一撃をモロに喰らった響斬は、「がっ・・・・・!?」と苦悶の声を上げて、数十メートル先に吹っ飛んだ。これで、殺されそうだった守護者は大丈夫だろう。
影人は響斬をぶっ飛ばすと、そのまま視力とスピードを全開にし、造兵の軍団へと向かっていく。無駄な力はあまり使いたくはないので、基本は避けながら進んでいくが、どうしても邪魔な造兵がいた場合は、殴って骨を砕いていった。
影人の体感にしては10秒ほどといったところだが、実際の時間としては2秒か3秒ほど。たったそれだけの時間で、影人はこの戦場を抜けた。
「は・・・・・・・・・・? い、いつの間に・・・・・・!?」
1番最初に声を上げたのは真夏だった。気がつけばスプリガンは山の上部の方にいた。位置的にスプリガンに最も近かったのが真夏だったからだ。
「「「「「なっ・・・・・・!?」」」」」
アイティレ、風音、ソニア、光司、キベリアも真夏に一拍遅れ驚愕したような表情を浮かべる。響斬は影人にぶっ飛ばされたので反応はなく、刀時もまだ少し混乱していたようで、反応はなかった。
「・・・・・・じゃあな」
眼の強化の解除と加速を解除した影人は、チラリと後方を振り返りそう呟くと、山の上部へと向かって再び走り始めた。
「ま、待てッ! スプリガン!」
光司が後方からそんな言葉を掛けてきたが、影人はその言葉を無視した。
(とりあえず、後はレイゼロールを追うだけだな)
戦場を抜けた影人は、途中遭遇したレイゼロールの造兵どもを蹴散らしながら、山道を走り続けていた。今のところ自分の位置は、山の半分以上を超えた辺り、6合目か7合目くらいか。
(レイゼロールが目指してるのはたぶん頂上だよな。今のところ出会ってないってなると、そうとしか思えねえ。ちっ、今レイゼロールの奴はどれくらいの位置にいやがるんだ・・・・・)
戦場自体は無理矢理にはなったが、かなり早く突破したのでロス時間はあまりないはずだ。しかし、未だにレイゼロールの後ろ姿や足音も聞こえないとなると、自分とレイゼロールはかなり離れているという計算になる。
「・・・・・・・・・あいつと当たるまで、体力と力の方は出来るだけ温存しておこうと思ってたが、仕方ねえ。『加速』を使って一気に距離を縮め――」
影人がそう呟こうとした時、
――不吉は突如として訪れた。
「ッ!?」
山道を駆けていた影人の前に、黒いフードに身を包んだ謎の人物が立ち塞がる。その黒フードの人物は右手に黒い、
その姿は謎の人物が携えている武器と相まって、死神という存在を想起させた。
「・・・・・・・・・・」
そして、その死神は向かって来る影人に向かって、何の躊躇いもなくその大鎌を振るってきた。
「ちっ・・・・・・!」
影人は急停止して、その攻撃をバックステップで避けた。
「・・・・・・・・・・・誰だ、お前は?」
急に攻撃を受けた影人は、謎の黒フードの人物に警戒の視線を向けてそう問うた。光導姫や守護者は影人が先に攻撃しない限り、影人に対して今は攻撃できないはずだ。それが、ラルバと会議で決まった意見を元に取り決めた決定だと、ソレイユは言っていた。
(って事は、こいつは光導姫や守護者じゃないのか? そうであるなら・・・・・・・こいつも闇人か?)
黒いローブから覗く手を見るに、恐らくは男だ。だが、この死神のような人物が何者なのか影人には分からなかった。
『ッ!? あの大鎌は・・・・・・・マジかよ・・・・・!』
(イヴ・・・・・・・・・・?)
しかし、イヴは何かを知っているように声を震わせた。そんなイヴの様子に影人は疑問を抱く。
『おい影人、よく聞け! あの大鎌から絶対にダメージを受けるなよ! でなきゃ、死ぬぞ・・・・・!』
(は? どういう事だよ? お前、こいつについて何か知ってんのか?)
警戒感を全開にしたような声でイヴは影人の内からそう言った。イヴの言葉の意味がまだ正確には理解できなかった影人は、心の内でイヴにそう質問をした。
すると、イヴは影人の質問にこう答えた。
『あの黒フードの事は知らねえよ。ただ、あいつが持ってる武器・・・・・・・・あの忌み武器を俺は知ってる』
そして、イヴはその忌み武器の名を影人へと教えた。
『あれは「フェルフィズの大鎌」。遥か神代に失われたはずの・・・・・・神殺しの大鎌だ・・・・・・!』
(神殺しの大鎌・・・・・・・・・?)
その聞き覚えのない言葉に、影人は内心おうむ返しにそう聞き返しただけだった。
――かくして、
この場において、2人の正体不明・目的不明の怪人は相対した。
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