第5話 守護者の実力

『彼があなた以外の保証ですよ』

 ソレイユの声を聞きながら、影人は未だ驚きから立ち直れずにいた。だが、それもそうだろう。なぜなら守護者が香乃宮光司だとは影人は露程にも知らなかったのだから。

「香乃宮、あいつが・・・・・・」

 とりあえず、茂みの中から事の成り行きを見守ることに影人は決めた。

 見ていると、陽華と明夜も自分たちを助けた守護者が自分たちの高校の有名人、香乃宮光司だと気がついたようだ。

「あの・・・・もしかしなくても、香乃宮くんですか?」

 明夜が遠慮半分、好奇心半分で光司に話しかけた。すると、光司は先ほどの食堂で話した時と同じように目を見開いた。

「驚いた。僕を知っているということはもしかして君たちは――」

「はい! 風洛高校2年の月下明夜です!」

「あ、同じく2年の朝宮陽華です」

 明夜が普段とは打って変わり、そのクールな顔を表情豊かに変え光司に自己紹介をする。そして明夜に続き陽華も同じように自己紹介をする。

「そうか! 同じ学年なのか、ははっ、今日はよく驚く日だな」

 光司はイケメン特有の朗らかな笑顔でそう言うと、闇奴化していた人間を近くのベンチに寝かせた。気を失っているだけなので、すぐに目を覚ますだろう。

 光司は守護者としての変身を解いた。すると光司の胸元にペンダントが現れた。どうやらあれが光司の変身アイテムのようだ。

 制服姿に戻った光司はうやうしく陽華と明夜に一礼した。

「改めまして、守護者の香乃宮光司です。守護者になってからまだ1年ですが、お二人のことを必ず守ると誓います」

「うへ・・・・・あいつよくあんな恥ずかしいセリフが言えるな」

 光司の歯の浮くようなセリフに影人は苦虫を噛みつぶしたような顔をした。自分はきっと死ぬまであんなセリフを言えないし、言わないだろう。

『彼は優秀な守護者だとラルバから聞いています。何でも、守護者ランキングでも10位に入っているとか』

「守護者ランキングって何だよ・・・・・」

 守護者ランキングなるものが何なのか影人には分からないが、どうやら光司は優秀らしい。通常でも完璧超人に近いのに、守護者としても優秀とはさすがは香乃宮光司といったところか。

 その間も光司と2人のやり取りを茂みから隠れて見ていると、陽華が何かを思い至ったように光司に話しかけた。

「そうだ! 香乃宮くん、スプリガンって人を知らない?」

「スプリガン?」

「うん。前に私たちを、私を助けてくれた人なんだけど・・・・・もしかして、香乃宮くんと同じ守護者なのかなって今思って」

 陽華は一縷いちるの希望をもって、光司に質問した。陽華は初めて光司という守護者と会ったが、光司を見ていると、スプリガンも守護者だったのではないかという考えが浮かんできたのだ。

「さあ、僕は知らないな。ただ、守護者にとって守護者名は名前と同じだから、ラルバ様に聞けばわかると思うよ。ちなみに、僕の守護者としての守護者名は『騎士ナイト』だ。まあ、守護者名はラルバ様が決めるんだけどね」

「あの、香乃宮くん、ラルバ様って?」

 陽華が不思議そうな顔で光司に問いかける。隣の明夜もそんな名前は初めて聞いたという顔だ。

「あれ、知らないのかい? そうだな、君たちはソレイユ様から光導姫としての力を与えられただろう? それと同じで、僕たち守護者はラルバ様という男神だんしんから守護者としての力を与えられるのさ」

 光司が陽華と明夜にラルバなる神について説明する。それを聞いた陽華はつい光司の手を握って顔を近づけた。

「香乃宮くん! そのラルバ様に会えないかな!?」

「え、ええと・・・・朝宮さん、その、淑女が年頃の男にむやみに顔を近づけるものでは・・・・・」

 イケメンといえど、いきなり女子に顔を近づけられるのは、流石に恥ずかしいようだ。光司は丁寧すぎる言葉で陽華をたしなめた。

「ちょっと陽華! 顔近づけすぎよ! あと手!」

「あ、ごめん! つい・・・・」

 陽華も急に慌てて手を離し、光司から距離をとった。どうやら無意識だったようである。光司も気を取り直したようで、陽華のお願いに答えを返した。

「いや、大丈夫だよ。それよりラルバ様に会いたいか・・・・・一応、僕からそのスプリガンって人のことを聞くこともできるけど、それじゃあだめかい?」

「もちろんそれだけでもとってもありがたいんだけど、その、できれば直接会いたいかなって・・・・・」

 陽華は光司に申し訳ない気持ちを抱きながらも、強い意志を宿したい目で光司を見つめた。

「そうか・・・・・・わかった、ラルバ様に掛け合っておくよ」

 光司は真摯な態度で陽華の思いに答えた。光司のその返事を聞いた陽華は嬉しそうに顔をほころばせた。

「本当!? ありがとう! 香乃宮くん!」

「ッ! あ、ああ」

 一瞬、光司は心臓が大きく跳ねたのを感じたが、それが何故なのか光司自身にも分からなかった。

 それからしばらく3人は少し話し合っていたが、陽華と明夜も変身を解除すると、3人は光の粒子となってその場から消えた。

『ふう、もう茂みから出て大丈夫ですよ影人。陽華と明夜は学校に送りましたし、守護者はラルバが送りました』

 ソレイユの言葉を聞いた影人は、すぐさま茂みから出て近くの木に寄りかかった。そして大きなため息を一つついた。

「ったく、朝宮のやつめ余計なことを・・・・・おいソレイユ、俺の存在は香乃宮が言ってたラルバってやつは知ってるのか?」

『いいえ、影人。あなたの存在はラルバも知りません。なので、もし陽華がラルバに会えば少し厄介なことになりますね』

 ソレイユが言っている厄介なことが何を意味しているのかは影人にも理解できた。

「つまり・・・・香乃宮が、守護者が俺の敵になるかもしれないってことか」

『ええ、あなたは私以外に正体を知られてはなりません。あなたが正体を明かせないということは、ラルバも、彼の管轄の守護者も、あなたを不審な人物として対応するでしょう。加えて、あなたの力の属性も不審な人物の理由となるでしょう』

「最悪だな・・・・・」

 再び大きくため息ををつくと影人は頭を掻いた。影人はその立場上、光司や陽華に明夜たちに自分が味方とは明かせない。たった1人で影から暗躍する。それがソレイユが影人に与えた役割だからだ。

「ソレイユ、一応聞くが、朝宮がラルバに会うのを阻止できないのか?」

『陽華のあの様子だと難しいでしょうね。それに私が陽華にラルバに会うなというのもおかしいでしょう?』

「だよな・・・・・はあ、面倒くさい」

 影人の心とは裏腹に空は青く澄んでいた。









 光司が守護者とわかった翌日。影人はいつも通り学校へ通った。ただ、心は少し重い。もし光司が敵に回ったらと思うと面倒に過ぎる。

(一匹狼はつらいぜ・・・・)

 クールな心持ちで影人はそう思っているが、本心は「やべぇ、俺もしかしたら香乃宮の剣で斬られるかも」と内心ガクガクの見た目陰キャであった。

 そんなことを考えていると、もう昼休みが訪れた。昨日はおかずがないという理由で弁当はなかったが、今日は米がないという理由で弁当はなかった。自分の母親はお茶目というかバカかもしれない。

 そんなわけで今日も学食フロアに訪れたのだが、今日は購買を利用するのではなく、学食を利用しようと影人は考えていた。

「ふむ・・・・今日はササミチーズカツ定食に、豚バラ生姜焼き、それに焼き魚定食か」

 学食のメニューを見ながら影人は頭を悩ませた。男子高校生的には、豚バラ生姜焼きに目を奪われるが、ササミチーズカツもヘルシーな上にうまいと捨てがたい。いや、やはり日本人的には焼き魚も――

 うーんうーんと悩んでいると、後ろから影人に向かって声がかけられた。

「やあ、帰城くん。メニューでお悩みかい?」

「げっ・・・・・香乃宮」

 自分に声を掛けてくる奇特な奴は誰だと後ろを振り返ってみると、そこにいたのは香乃宮光司だった。今日も変わらずイケメンフェイスに爽やかな笑顔を浮かべていやがる。

「・・・・何の用だ。見ての通り、俺はメニューを決めるのに忙しい。向こうへ行け」

「ごめんよ、僕もまだメニューを見ていないんだよ。だから失礼」

 そう言うと、光司は影人の横に移動して影人と同じようにメニューを見つめた。

「帰城くんはもう決めたのかい?」

「俺はまだだ。正直どれも捨てがたい・・・・」

「そうか、確かにどれもおいしそうだからね。――よし、じゃあ僕は焼き魚定食にしようかな」

 光司はそう決めると早速、焼き魚定食の食券を購入した。それを見た影人は少しというかけっこう驚いた。

「・・・・意外だな。御曹司さまが焼き魚定食なんて」

 香乃宮光司はいわゆる御曹司だ。それはつまり金持ちということである。実際、昨日は学食で1番高いステーキを食べていた。

「ははっ、そうかい? 確かに僕の親は客観的に見て裕福だけど、だからといって高い食べ物だけがおいしい、なんていう教育は受けてこなかったからね」

 光司は嫌み1つない顔でそのまま定食を受け取りに向かった。

 後に残された影人は、悩んだ末にササミチーズカツ定食の食券を購入した。そして水を汲んで空いている席を見つけると、影人は腰を下ろした。

 いざ実食、という心持ちで割り箸を割ると、前の席にある人物が焼き魚定食を持って腰を下ろした。

「いいかな?」

「・・・・もう座ってんじゃねえか。好きにしろ」

 ニコニコ顔の光司に影人は呆れた顔で言葉を放った。一体こいつはなぜ自分に構うのだろうか。

「ありがとう。さてと、ではいただきます」

 光司は手を合わせると、焼き魚に箸を入れ綺麗に骨を抜いていく。そこには彼の育ちの良さがうかがえた。

「・・・・まず1つ、昨日は悪かった。突然腹が痛くなってな。次に2つ目、お前なんで俺に構う」

 ササミチーズカツ定食を食べながら、影人はぶっきらぼうに光司に質問した。正直、光司が守護者とわかってから影人はできるだけ光司を避けようと思っていた。

 まあ、その理由は絶対に言いたくはないのだが。

「そうだったのか、てっきりまた振られたのかと思ったよ。――僕が君に構う理由は簡単だよ。君と友達になりたいからさ」

「・・・・・よくもそんなセリフを素面しらふで言えるもんだ」

 聞いていてこっちが恥ずかしくなるとはこのことだ。だが、そんなことを真っ直ぐ言うのがこの男なのだろう。

 はっきり言って、こいつは本当に良い奴だ。人間として何も面白くもない自分と、おそらく本心から友達になりたいと言っている。きっとこいつとはいい友人に

「――そいつは光栄だ。だが、答えはNOだ」

「え?」

 影人は付け合わせの味噌汁を飲み干すと、おぼんをもって席を立った。その言葉を聞いた光司は呆けたような顔をした。

「はっきり言って迷惑だ。もう2度と俺に関わるな」

 とどめの言葉を放ち、影人はそのまま光司のいる席を後にした。その途中、光司を見つけた陽華と明夜とすれ違う。

「あ! 香乃宮くんも学食? 私達もなんだけど一緒に――あれ、どうしたの香乃宮くん?」

「あれ? 今の人・・・・」

 明夜と陽華は学食で光司の姿を見かけたので、一緒にご飯でもと思って声を掛けたのだが、明夜は光司が何かに驚いたような顔をしているのが気になった。

 一方、陽華は今すれ違った男子学生がこの前ぶつかった少年と同じ人物だということに気がついた。だが、少年はもう学食フロアから出て行くところだった。

「ッ! ああ、月下さんに朝宮さん。いや、別に何も。そうだ、一緒にどうだい?」

 光司は少しぎこちない笑顔で陽華と明夜を食事に誘った。











それから数日、また闇奴が現れた。例の如く、影人の脳内に闇奴の出現を知らせる音が響き、闇奴の居場所を教える。

「ちっ、せっかくの休日が・・・・・!」

『すみません影人。ですが、今回もお願いします』

 ソレイユが申し訳ない声音でそう言ってきた。まったくである。今日は夜までゲーセンでゲーム三昧と決めていたのに。

『・・・・・影人、そんなことでは恋人の1人もできませんよ』

「うるせえ、クソ女神! 心を読むな! あとそんなもんいらねえよ!」

 自転車を漕ぎながら、影人は虚空に向かって叫ぶ。

 休日に一人叫びながら自転車を爆走する陰キャ野郎に、すれ違った人々は一様にこいつはまじでヤベェ、という視線を送った。

 それから5分ほど自転車を爆走させると(もちろん、しっかり信号は守った)、急に辺りから人がいなくなり始めた。

「あいつらもう戦ってんのか!」

 人がいないということは、結界が展開されているということだ。それはつまり、陽華と明夜が変身しているということである。

 影人がそんなことを考えていると、前方から何か激しい音が聞こえてきた。まるで、何かが暴れているような音だ。

「グルルゥゥゥゥ!」

 自転車を近くに置いて、電柱の陰から影人は様子を窺う。すると闇奴の姿が確認できた。

 どうやら今回は大きな狼型の闇奴のようだ。牙をむき出しでうなり声を上げている。そして闇奴の前には右手に剣を持った光司が、陽華と明夜を守るように立ち塞がっている。

「グルァ!」

 狼型の闇奴がその鋭い爪を光司に向かって振るう。光司はその攻撃を剣で受けとめ、闇奴の攻撃を封じた。

「朝宮さん今だっ!」

「了解ッ!」

 光司の合図で陽華が闇奴に向かって飛びだす。陽華が飛び出したのを確認すると光司は、突然今まで受け止めていた闇奴の攻撃を力を抜いて受け流した。

「グルッ!?」

 いきなり力のバランスを崩された闇奴はそのまま体勢を崩した。光司はその隙を見逃さず、右足で闇奴の腹を思いっきり蹴り上げる。

 守護者変身時の身体能力は人間をはるかに超える。そのため闇奴はその大きな体を宙に浮かせた。

「でやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 陽華は地を蹴り、闇奴より少し上空までジャンプした。そして、空中で体を一回転させると、勢いをつけた両手のハンマーパンチを闇奴の鼻の部分に叩きつけた。

 空中で身動きが取れない闇奴は、陽華の攻撃を避けることが出来ず、そのまま浄化の力が宿った強烈な一撃を受けた。闇奴はそのまま悲鳴を上げながら、地面に激突した。

「月下さん!」

「ええ!」

 ダメージを受けながらも体を起こそうとする闇奴に光司が叫ぶ。

 光司に名前を呼ばれた明夜は杖を振るい、浄化の力を宿した魔法を発動させた。

 闇奴の回りに次々と氷の壁が現れ、闇奴の周囲を覆った。唯一氷の壁がないのは光司のいる前方だけだ。

「グルァァァァァァァッ!」

 闇奴は唸り声を上げながら、恐ろしいスピードで光司めがけて駆けた。そして、その牙で光司に食らいつこうとする。

「君では僕には勝てないよッ!」

 光司は冷静にその攻撃を避けると、剣で闇奴の体を切り裂いた。

 闇奴はそのダメージで体をのけぞらせる。

「2人とも!」

 光司は地上に着陸していた陽華と、明夜に再び声をかける。二人は頷くと、陽華は右手を、明夜は左手を闇奴に向かって伸ばした。

「「汝の闇を我らが光へ導く」」

「逆巻く炎を光に変えて――」

「神秘の水を光に変えて――」

 2人が詠唱を開始すると、陽華のガントレットと明夜の杖が眩い光に変わり、2人の手に宿った。

「「浄化の光よ! 行っっっっっっっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」

 浄化の光の奔流が闇奴に向かって放たれる。闇奴はその光に飲み込まれ、浄化され元の人間の姿に戻った。

「お見事! 2人ともすごいよ、これで光導姫になって、まだ1ヶ月くらいだなんて信じられないよ!」

「いやいや、香乃宮くんがしっかり合図してくれたおかげ。ね、陽華?」

「うん。しっかり隙もつくってくれたし、今までより断然やりやすかったよ」

 3人は今の戦いについて語ると、闇奴化していた人間を近くの壁にもたれ掛からせた。それが合図かのように、3人は変身を解いた。そして陽華と明夜が変身を解いたことで人払いの結界がその効力を失う。

「ねえ、香乃宮くん。私たち今日はおいしいスイーツを食べに行こうって約束してたんだけど、よければ香乃宮くんも一緒に行かない?」

「え、僕がかい? もちろん嬉しいお誘いだけど、本当にいいのかな・・・・・」

 光司はチラッと陽華を見る。今日は仲の良い友人と食べるスイーツを楽しみにしていただろうに、本当に自分も行ってもいいのだろうか。

 そんな光司の戸惑いを感じたのだろうか。陽華は光司に笑顔を向けてこう言った。

「もちろん! スイーツは人が多いほどおいしいからね! まあ、香乃宮くんが嫌じゃなければだけど・・・・・」

「っ・・・・・あ、ありがとう。なら、遠慮なく」

 またしても心臓が跳ねたような気がしたが、光司はそれを気のせいと無視して2人と共にスイーツを食べにその場を去った。

「・・・・・・・・・・・」

 3人がいなくなったのを確認した影人は、近くに止めていた自分の黒の自転車に座りながら、今見た光司の戦いぶりを思い出していた。

「・・・・香乃宮、あいつ恐ろしいくらいの強さだな」

 剣の捌き、状況判断、それに守護者としてのハイスペックな身体能力をうまく使いこなしている。それは、まだスプリガンとして力を与えられて1ヶ月ほどの素人の自分にも見てわかった。

 それに何より、光司は戦い慣れていると思った。おそらく、陽華と明夜が相手をしている闇奴よりも、もっと強力な闇奴と戦っていたのだろう。

『そうですね、でなければ守護者ランキング10位などという地位は得ていないでしょう。・・・・・・それにしても、彼は本当に優秀な守護者ですね。ラルバに感謝しなければ』

「だから守護者ランキングって何だよ・・・・・」

 相変わらず謎のランキングが気になる影人だが、ソレイユはまだそのことを説明する気はないようだ。

「というか、香乃宮がいるんだし俺いらないくないか?」

『いいえ、影人。必ずあなたが助けなければいけない場面が、強力な闇奴が2人の前に現れるでしょう。だから、その時はお願いします』

「・・・・・・・・・はあ、わかったよ」

 ソレイユの言葉に大きなため息をつきながら、影人は自転車にまたがった。

 とりあえず、今日は夜までゲームをやろうと影人は、ゲームセンターを目指して自転車を漕ぎ出した。

 

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