世話好き

試験が終わった頃、紅葉が話をしてきた。

「どう、その後なんか進展あった」

「…三か月で何とかできる話ではないよ。これからじっくりとやるところかな。」

「うわーなんか気持ち悪い。」

「あ、いま三君傷ついた。メンタル弱いんだから取り扱いは気をつけて。」

「でもね、なんか上手くいくような気がする」

「なんで疑問形何だよ。」

「なんかあったら私が聞いてあげるなら。」

「そういやさ。気になるやついないの」

「…もしかしたら君に惚れるかもね。」

「今の内に言っとこうごめんなさい。」

「あら振られた。まあいいけどさ。頑張ってよ。」

その帰り道例の店に行った。

「あ、三こっちにきて。」

と呼ばれた。

「でどう試験まさか赤点とってないよね。」

「そのまさかの境目です。」と偽る。本当は無論復習だから少しやれば九割がとれる。

「え、やばくない。どうするの。」

「どうしましょか。」

「じゃ勉強会開きますか。覚えるまで帰らせないからね。」

「え、えっとここで。」

「え、何言ってるの家にきてもらうの。」

「…はい。」

「そうと決まれば急ぐ急ぐ。」といい急かされながら注文したものをたべた。

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