第22話 恋人との距離Ⅱ
私と佐奈は喧嘩しているわけじゃないけど、トラブルになりそうな
感じがしているのです。
佐奈の顔を何度見ても怒っているような感じがしているので
私はそれが気になっていて仕方がありません。
「佐奈、本当にごめんなさい」
「謝れば済むと思っているの、楓」
「そ、それは…………思わないです」
私は何で佐奈の事を追いかけてここまで来てしまった事に
後悔しているのです。
しかし、佐奈との関係が悪くなって大学内でも会いづらくなると
困るので来てしまったのかもしれません。
今すぐここから逃げ出したいというのが気持ちにあります。
「楓、私は怒っているのよ」
「それは佐奈の顔を見ればわかります」
「わかっているのなら、どうすればいいのかを考えなさい」
「そんな事を言われてもわかりません、ごめんなさい」
「貴方ね、ごめんなさいしか言えないの」
「ごめんなさい、佐奈」
「はぁっ、貴方はそれで私の恋人なの?」
「私にはもう佐奈の恋人でいる資格がない」
「なっ、なんて事を言うのよ」
「もう私には構わないで」
「……………………」
私はとんでもない事を言ってるような気がしてなりません。
もしかしたら私は取り返しのつかないような言葉を言った
かもしれないと思います。
佐奈は私の方に歩み寄って近づいてくると、いきなり佐奈は
私の唇に口付けをしてくるのでした。
「佐奈………………」
「私にとって楓は大切な存在なの、わかるよね」
「ごめんなさい、わかりません」
「どうしてわからないのよ」
佐奈は私の唇にまた口付けをしてくると佐奈は
「これだけ貴方の事が大好きなのに………………」
「ねぇ、佐奈、私って佐奈の何なの?」
「楓は楓じゃない、私達は恋人同士だよね」
「うん、そうだね」
「だったら、私をもっと頼っていいんだよ」
「うん」
「楓、愛しているよ」
私と佐奈は抱きしめ合いながら、お互いに口付けを交わしていると
私の衣服の上から佐奈の手が私のお胸に触れてきます。
「佐奈は何をしているの、やめて」
「うふふっ、楓の胸っていつ触れても柔らかくていいわね」
「もうやめてよ」
「そうね」
佐奈はお胸に触れるのをやめると私に
「とりあえず、某大学に戻りましょう、そこできちんとお話をしてね」
「うん、わかったよ」
私と佐奈はご一緒に某大学へと戻る事にします。
しばらく歩いて移動していると、某大学に到着して佐奈専用のお部屋に
移動しています。
佐奈専用のお部屋に着くと、佐奈が鍵を開けて二人は中へ入ると
佐奈が内側から鍵をかける。
私は佐奈にどんな事をされるのかを考えている。
その前にお話をしないといけない事があるのも事実です。
それから佐奈との恋愛の続きが始まるのかなって思います。
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