日本神話~浪漫あふれる世界への旅~
東樹
旅一日目、天地開闢(世界創造)
お集まりいただき、ありがとうございます。
はじめまして、私は神話の案内人です。
この度は神話世界のガイドをさせていただく事になりました。
神話の旅を、皆様に楽しんでいただけるよう、精一杯努力させていただきます。
さて、目の前に扉があります。あそこを潜れば、そこはもう神話の世界です。
準備はできましたか? え、何も持っていけばいいかわからない? 持っていくものは何もいりません。
ただ、置いていくものがあります。
それは『常識』です。
神話の世界では、動物が喋り、男が子供を産み、数百キロと離れた所まで、瞬く間に駆け抜ける事が出来るチートの世界です
私達が住む、人間世界の常識は、神話世界の旅路を楽しむさまたげになるからです。
それでは、準備の整った方から、神話世界への扉を潜ってください。
神話浪漫の世界へ共に参りましょう。
【
神話の扉を抜けると、そこは混沌とした世界でした。
さて、いきなりこんな所について、驚いたかもしれません。
それもそのはず、ここは私達が住む宇宙が出来る遥か昔、天と地の区別は無く、全てが混ざあっていた時です。
ビックバンが起きる前の宇宙だと思ってください。
そんなカオスな世界ですが安心して下さい。
もの凄い光のエネルギーが、この世界に集まってきました。
あの光のエネルギーこそ、
天之御中主神が現れたので、天と地は突如として別れました。
それでは、出来上がったばかりの地上に立って、空を見上げて見ましょう。
え、地面がブヨブヨしていて立ってられない? それもその筈、まだ地上は出来上がったばかりで、焼く前のパンケーキの上に立っているようなものですから。
頑張ってバランスをとって見上げてみてください。天のとても高いところに、
その高天原に様々な神様が現れます。
さて、ここから少しややこしくなるから、時間を早くしますよ。
まず、天上界の創造を司る
次に、地上の創造を司る
ここまでに、現れた三神は万物の生産を司る神々で、
【
ところで足元が固まってきて、バランスが取りやすくなったと思いませんか? それもそのはず、この洋菓子の生地のような地上に、命を司る神様である、
テキストにするのが大変でしたが、おかげでバランスを取りやすくなりましたね。
その後に、天上の永遠を守る
ここまでに、現れた五神を
【
そして、地上の永遠を司る
さて、ここまでに登場した七神は
形がなく、姿がハッキリしないので、巨大なエネルギーの塊と思ってもいいかもしれません。
こうして、独神によって地上と高天原が生まれた創世神話の事を
おや、なんだか、高天原の方から、話し声が聞こえてきます。早速、見に行きましょう。
五人の男神と五人の女神が、
数もちょうどいいし、合コンでもしているのでしょか。
さて、今まで性別のない神様ばかり登場しましたが、ついに男女という違いを持つ、神様が生まれました。
『そこの、二人。ちょっとこっちに来なさい』
おや、
ついていきましょう。
『地上はまだ固まっていない。お前達で整えてきなさい』
この地上へ向かったカップルこそが、
高天原から地上を見下ろし、行く末を見守るもの楽しそうですが、これは神話への旅。折角なのでイザナギ様達と一緒に、地上へ行きましょう。
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