井川 徹Ⅳ

俺は今、噴水公園の時計下のベンチに座っている。時刻は9時55分。俺は50分からここにいる。

「5分前行動になってない」

俺はぶつぶつと一人で喋っている。俺は彼女と10時にここに来るように約束していた。俺は5分前行動が当たり前だと思っている。俺は何度も時計を確認をしていた。

「お~い。ごめん、ごめん。待った?」

彼女が尋ねてきたので俺は「待ってました」という顔をした。彼女は俺の顔を見て、苦笑いをして

「待ったよね。ごめんなさい。それより、今思ったのがけど、家が隣なのに、なんでここに集合したの?」

俺は飽きれて大きく息を吐いて、ベンチから立ち上がて、彼女を見て言った。

「家から一緒にいる、俺の馬鹿親が勘違いをするからだ」

俺は彼女に分かるように言ったのに、彼女は何か疑問を抱いてそうな顔をしていた。彼女は諦めのか俺に

「別に勘違いされてもいいけど、そこに何が問題があるの?」

俺は馬鹿な質問をしてきた彼女を蛇がネズミを見るように睨んだ。

「あのな、お前が良くても俺が良くないんだよ。ちょっとは俺の気持ちを考えてくれ。お前のさっきの言い方は、お前は俺に好意が有るみたいだから絶対に言うな」

俺は彼女に忠告をした。彼女は顔を赤くして、手で頬を隠ししぐさをした。俺はその瞬間を逃さなかった。すぐにカバンからスケッチブックと鉛筆を取り出して、彼女を描いた、彼女が10秒を程そのしぐさをしてくれていたため、絵は下書きを完成せることが出来そうだった。俺は彼女の今の姿を目に焼き付けながら、絵を描いた。彼女が俺が絵を描いてることに気づいて俺の背中を思いっきり、叩いてきた。

「いったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

と朝から叫んだ。周りの人たちが俺たちに注目し始めた。俺は彼女に叩かれた背中をヒリヒリするのを我慢して

「言っただろ。これは俺のアイデア収集のデートだと」

俺は半分怒りながら、彼女に言った。彼女は、そのことを思い出したのか、「あっ!」と言って口を押えた。だが

「人が照れてる顔を描くのが悪いのよ。速く行こう」

と言って、歩き始めた。俺は彼女が謎の行動を取っていたので

「なんでそっちに行くのを知ってるんだ?なんで行き先がそっちだと知ってるんだ?」

俺は彼女に嘘をついて言った。これで彼女の反応を見て、真実が分かる。

「逆にどこに行くの?この辺でデートって言ったら、遊園地くらいでしょ」

俺は彼女が変な推測をしているので俺は今日の行くところを言った。

「言っとくが俺は勘違いされるのが嫌なんだ。だから、行き先はお前が行ってる方向の真逆。電車で10分ほどにある、水族館に行く」

彼女はまた、顔を赤くして

「なんで言わないのよ。しかもなんで嘘をつくのよ」

彼女はさっきより弱くポコポコ叩いてきた。俺は騙せれるのが悪いと思っている。でも、顔を赤くしてポコポコ叩く彼女を見てると、なんか嬉しかった。昔て変わらなくて。昔の好きな彼女のままで。俺は彼女を見て微笑んだ。

「人の顔を見て笑うな!」

彼女は叩くのをやめて、拗ねてしまった。でも、最近、彼女の様子が変というか、気になる。何か苦しんでるような・・・・

「やっと離れた。早くいくぞ」

俺は昔と変わらない彼女を見て、女と関わることの可能性を見えた。俺が女子を克服をしたらその時は彼女を好きになってるかもしれない。

もしかした、今も彼女の事が好きなのかもしれない

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