第23話 愛の育み

 夏休みも終わり今日からまた学園生活が始まる。私は彼の車で一緒に登校及び出勤し、学園生活を始めようとしていた。課題もサクッと終わらせていたので夏休みは非常に充実した期間となった。正直、もう少しだけ夏休みがあっても良いのではと思ったが学生は勉強が本業なのでそんな事は言っていられなかった。


 教室に向かうといつもの騒がしさに何故か懐かしさを感じた。私の席は窓側の一番後ろなので、丁度日当たりも良くついつい居眠りしてしまいそうな場所。その隣には茜の席がある。

「茜、おはよう!今日からまた授業始まるけど頑張ろうね(⌒∇⌒)」

「結衣、おはよう(⌒∇⌒)正直今日から学園生活がまた始まるなんて考えたくもないけど、しょうがないから来たって感じだよ(;^ω^)でも、一生懸命頑張ればきっと良い事あるよね?」

「そうだよ(⌒∇⌒)」

数分後担任の一ノ瀬先生が教室にやってきて朝のHRが始まった。やはり、先生の夏休みの話しから始まった。どうやら先生はこの夏休みの間は、書類整理に私生活の両立等に追われて大変だったらしい。でもきっと真山先生達とも飲んだ事もあったんじゃないかなと想像していたが、その光景を何回か見た事がある私はつい笑みがこぼれた。

「結衣、どうしたの?」

「え、何でもないよ(;^ω^)ちょっと考え事していただけだから。」

「ふーん?でも何か隠してる感じがする~。」

「別にないよ(;^ω^)」

そう、真山先生と一ノ瀬先生と若桜先生はたまに飲みに行く事があり私も実はこっそりと参加している。もちろん未成年なのでジュースで参加しているけど、この事は真山先生達との絶対の秘密事項なので他言無用なのだ。バレたりでもしたら彼に怒られてしまいそうな気がした。


 授業も無事に終わり、今は掃除の時間。私の班は教室掃除なのでさっさと終わらせてしまおうと、箒で教室を掃いて空拭きをして机を戻して終わりにさせようとしていたけど、意外にも一ノ瀬先生が細かい所まで指導したのでそう簡単には終わらせてくれなかった。あんなに優しい先生がここまでするとは思ってもいなかったので、つい驚いてしまった。

「あれ、佐々木さんどうしたの?ボーっとして・・・何かあった?」

「一ノ瀬先生って意外と細かい所まで掃除の指導するんだなと思っていたんです(;^ω^)そんなイメージが無かったので正直驚いています。」

「よく言われるよ。でも掃除は基本だから、今のうちからしっかりとやっておけば将来家庭を持った時とかにも役立つから、しっかり君たちには学習させたくてね(⌒∇⌒)」

何も反論出来なかった。


 放課後、今日は先に帰ろうかなと思って彼に連絡を入れた。すると直ぐに返事が来て、『今から俺が指定する所に来い。どういう意味か分かっているよな?』と書かれて大分空白が開けられたメールの一番下に場所が書かれていた。なぜにそこなのかと思っていたけど、彼の命令には逆らえないのでこっそりと行く事にした。しかし教室を出ようとした時、思わぬ人物に出くわしてしまった。

「やあ、また会ったね(⌒∇⌒)」

「逢坂くん!?どうしたの、こんな時間まで残って(;^ω^)」

「君の事を待っていたんだよ。ちょっと話したい事があってね。」

「ごめんね、今から用があってそこに行かないといけないんだ。また今度でも良いかな?」

「分かった(⌒∇⌒)」


 指定された場所。そこはなんと学校内のトイレ前だった。

「やっと来たか。俺を待たせるとはどのような意味だ?」

「別に意味なんてないですよ(;^ω^)それよりも今日は何故ここを指定したんですか?ここじゃない方が逆に良いのでは?」

「スリルをお前はまだ知らないだろう?」

「スリル・・・ですか?」

「そうだ。ここは職員だけしか使えないトイレで、しかも今も使われているから先生方が多く入ってくる。その中でお前がどれだけ俺が与える快感に耐えられるかというのを実証したくて、今回は敢えてここにしたんだ。」

「///」

そう言われて私は彼に腕を引かれて個室に連れていかれた。

「声、我慢しろよ?誰かにでも聞かれたら、お互い危ないからな。」

「はい///」

制服のリボンを解かれ、ワイシャツのボタンも器用に外した彼は制服を汚さないようにと思ったのかトイレの蓋の上に置いてくれた。スカートも外されて下着だけになった私は、恥ずかしさのあまり隠せるところは隠した。

「隠すな。何度も見てきたから今更だろ?」

「恥ずかしいです///」

「恥ずかしさなんて俺が無くしてやる。」

彼は眼鏡を外し、自分のポケットにしまうと下着越しに筋を撫でてきた。濡れ具合が良かったのか、彼はニヤッと口角を上げて下着を脱がせ直接指を入れた。すんなりと受け入れた感触に満足したのか、私の中をわざと音が鳴るように刺激する彼。私は思わずビクッとさせてしまった。

「ぁぁっ、恭一郎さん///そこ、ダメれすぅ。感じちゃう///」

「知ってる。だから敢えてここを攻めてるんじゃないか。」

すると職員専用トイレに誰かが入ってきた。声の感じからして若桜先生と一ノ瀬先生だ。そのシチュエーションが気に入ったのか、彼の行為はエスカレートし指を抜き舐め始めた。少し、音を立てながら念入りに弱い所を重点的にしてくるので私は自分で声を抑えるのがやっとだった。

「よく我慢できるな?もう少し激しくしてやろうか・・・。」

私は思わず首を振ったが、そんな事で辞める彼ではなかった。少し舐めながら吸ったりして、わざと私に声を出させるつもりなのだ。

「んっ、ぁっ///」

「静かにしろ、若桜達にバレるだろ。」

囁かれて今の状況を朦朧とした意識の中で理解した私は、咄嗟に自分の指を嚙んで声を抑えたがその瞬間彼によって達せられてしまった。

若桜先生達が帰った後、彼は優しく抱き留めてくれた。

「スリル、味わえただろう?」

「恭一郎さんの意地悪・・・もう少しでバレる所でした。」

「明日は違う意味でもっと感じさせてやるから覚悟しておけ。」

そう言われ、私はすぐに制服を着て彼が出て行った後にこっそりと自分もトイレを出ていった。

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