第13話 2人きりの特別補習
朝になりいつもの様に真山先生の隣で目を覚ました私は、真山先生を起こす為に重たい体を起こして真山先生の体を揺さぶった。
「恭一郎さん朝ですよー?今日は特別補習なんですから、早く起きてください?」
「・・・ほう?結衣、お前は相当俺からの愛を受け止めたいみたいだな?良いだろう、今からでも遅くない。学園に行くぞ。」
「え!?でもパジャマじゃいくらなんでも行けないんじゃ///」
「まだ朝の5時だ。着替えと携帯用の健康ドリンクだけ持っていけば、今日一日は過ごせるだろう。それに監視員さんは常に学園の入り口にいるから、俺が今日一日お前と過ごす事も把握済みだ。この時間は人通りも少ないから、車で行っても怪しまれない。ほら、コートを貸してやるからこれをパジャマの上から羽織れ。」
「はーい。」
学園内に着くと監視員さんに挨拶を済ませ、今日一日二人きりで補習をするという事を確認すると本当に把握されていて、私は一瞬固まったが彼に手を引かれて中に入っていった。
「恭一郎さん、私教室に行って体育館履きを取ってきても良いですか?いくら何でも体育館履きを履かないと、滑って余計にケガしちゃいますし・・・。」
「そうだな。教室前で待っていてやるから、早く取りに行ってこい。・・・早くお前をこの身に感じさせてくれ。」
「ひゃっ///もう、耳はずるいです。」
私は急いでバッシュを取りに戻ると、口角をニヤッとさせて待っていた真山先生の姿があった。
「お待たせしました(⌒∇⌒)」
「じゃ行くぞ。」
「きゃっ、恭一郎さんお姫様抱っこしなくても(^^;)」
「時間短縮の為だ。」
体育館まで来た瞬間、彼は私を抱きしめてきた。
「今からする事は、お前からしたらまだ少し早いかもしれないが俺なりの愛情表現の一環だと思ってくれ。」
「・・・///」
「ほう、そんなに顔を赤らめるという事は今から何があるのか大体予想は付いているのか?」
「体育館等で二人きりという事は、もう限られてくるでしょう?///」
「万が一人目につかれたら大変だから、体育館倉庫に行くぞ。」
「倉庫ですか?暗くてちょっと怖いです・・・。」
「俺がいるから安心しろ。」
強引に連れていかれ、鍵を掛けると彼は私の頬に撫でるかの様に触れてきた。そう、これは今からキスされるという彼なりの合図。私は無意識に目を瞑って彼からのキスを待つと、いきなり激しいキスをしてくれた。
「んっ///」
「恭一郎さん、苦しい///」
「だが、お前はこのくらいのキスが大好きなんだろ?今、最高に潤んだ目で俺を見つめているからな?」
「そ、そんな事ないです///」
「さて、そういう割にはココは素直な反応をしているが?こんなに固くして・・・もっとこっちに来い。俺がほぐしてやる。」
「え、ちょっと!恭一郎さん///こんな所で恥ずかしいですっ///」
「俺と二人きりだから別に恥ずかしい事なんてこれっぽっちも無いだろう?ほら、もっとこっちに来い。」
こんな事されるのは初めてだけど、彼に触れられるのはなぜか嫌じゃなかった。このまま彼に溺れてしまいたい・・・そう思えたのはいつからなんだろう。
「それにしてもこれだけほぐそうとしても固いとは・・・感じすぎだ。仕方ないから甘噛みしてやる。」
「ひゃぁっ!///恭一郎さん、それはダメですぅ~///」
「弱いのか?だが、お前はもう一か所特に弱い所があるよな?」
口角をニヤッとさせると彼は、手を下に這わせ既に潤っている所に触れた。私はその瞬間、電流が体を駆け巡るような感覚がして大きくビクッとしてしまった。だが、彼がその反応を見過ごす事はなかった。
「結衣、こんなにここを濡らすなんてお前はいつから期待していた?」
「き、期待なんて別にしていないです///」
「ほう?では、素直に結衣が白状できるようになるまでここから先はお預けだな?」
い、嫌だ・・・もっとして欲しい。そんな思いで彼を見つめたけど、彼は何も言わずただ指で濡れている箇所を優しく時に激しく撫でているだけ。まるで早く白状させる為の焦らしの様に。
「昨日から・・・昨日から期待していました///」
「よく言えたな。褒美に極上の刺激をやろう。・・・存分に溺れるがいい。」
「刺激?」
「こういう事だ。」
彼はそう言い放つと、直接触れ始めて頃合いを見て指を中に入れて私を溺れさせようとしてきたのだ。
「あっ、きゃん////恭一郎さん、そこダメれすぅ~!」
「滑舌が回らなくなるほど感じるとは・・・。結衣、もっと俺に溺れてみるか?」
そんなこんなで私は一日様々な場所で、恭一郎さんと秘密の愛を育んだ。まさかこんな展開になるとは思っていなかったけど、この事は本当に誰にも言えない秘密の愛の思い出。これからも恭一郎さんと愛し合えるのかな・・・?なんてね。
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