第3話 JKデビュー



「おっはよ〜!!今日も元気に、行ってきーまっす☆」



みゆきは華のJKデビューに無い胸を躍らせる。



無い胸はちっとも無揺れる事はない。




「喧しい!!!!!!ナレーションがdisる時代かよ!!??あん!?」



「朝からほんとうるせーな。」



「キキキー!きーてよー!うあああん。もうさいていよ!」



「きかない。」



「ちょっ。もうちょっと興味を持ってよ!!」



「うるさい。」



「…キキキの胸はパット入り。」



「あ、いっけない☆昨日のボール借りたままだった。」



「い、やーー、素晴らしい巨乳で、もう、揺れまくり!!眼福眼福!」




「ふんっ。当然だ。私のおっぱいは素晴らしい。繰り返せ。」



「私のおっぱい最高!☆」



「誰がお前のつったよ?あ?」



「チッ。キキキのおっぱい素晴らしい!!」



「間違いない」



「なんなのこれ!?…まあいいわ。ねえキキキ?部活入るの?」



唐突に話を切り替える。


「ああ、一応な!」



「えーー!華のJKだよ!?部活は帰宅部ってのがギャルの定番じゃん☆」



「誰がギャルだよ。」



「え?だって金髪ギャルじゃん??」



「あたしはそんなの意識していない」



「ちょーーっと、ねぇさん無理がありますぜ?何だかんだ自分もjkデビューじゃん!ちゃっかりと色抜きやがって!」



「私は、舐めらんねぇようにしてんだ!」


 …ヤンキーかよ。そっちがお好みかよ?!みゆきは思ったが口にはしなかった…。



「へ、へぇー。そうなんだ…まあ、でもよく似合ってるよ!ほんとに!」



「だろう?ふんっ。」


 …何よそのドヤ顔…よく見たらまた眉毛細くなってるじゃない…ヤンキー…。みゆきは口には出さなかった。




「てかお前も金髪」



「あ、あたしは脱芋出身!!のために研究したの!!ブロンドと言って頂戴!」



「出身校みたいに呼ぶのはやめとけ」



「肩下50センチ。朝から時間をかけて作り上げたウェーブ。ギャルのカリスマを目指して此処にいるのよ!」



「ギャルのカリスマ?今どきダサい。カリスマ性とか要らないでしょ。みんな違ってみんないい。ってやつ?」



「ヤンキーに言われたくねーよ!!」



 ついに言ってしまった。



「だれが、なんだって?」



「いや、キキキも十分カリスマ性あるのになって。」



「そう?まあ私だしね?でも、面倒いじゃん?私はひっそり行きたいのよ」



 よく見たら…ルーズソックス履いてるわね…私も履いてないわ…。こいつ…目立ちたがりだろ。



 みゆきは口には出さなかった。

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せっかく魔法少女になれたのに、ついうっかり異世界転移しちゃってレア感ないんですけど!! まだ名前が無い鳥 @ugly-duckling

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