第5話 金髪の転校生
「おはよう、かな。まさかまた同じクラスになるとは思っていなかったよ。」
「うん、私もだよ。」
始業式が終わってすぐ、先生の長い話も終わってようやく帰ると思ってたわたしはしずちゃんとお話していました。
クラス替えで少し不安だったけどまたしずちゃんと一緒の教室で行事とかもまた一緒に回れるから嬉しかった。
クラスのみんなもほとんど前のクラスと同じで良かったと思った。
だって、4組もあるんだから別々になっちゃう可能性も高いわけで、本当に仲のいい子と別れちゃった子もいたからわたしは幸運なほうだったと思う。
「え~、みなさんいますか?座ってください。」
「先生、来るの早すぎです。」
「職員室から出るのは一番遅かったから早くないわよ。それに、先生もこれからが本番ですからね。はい、座った~。座った~。」
配られた紙に自分の名前が書いてある席に座ると、なぜか紙にも名前の書いていない空白の席が一つ後ろに会った。
みんなひそひそと小言で話し始めた。
「誰か転校したのかな?」
「もしかして、幽霊とか?」
「はい、みなさん気になると思いますからネタバレしちゃいますね。入ってきてください。」
ゆっくりと教室の扉を開けて彼女が入ってきた。
「それじゃあ黒板に名前を書いてくれる。」
「はい。」
彼女はそういうとチョークで名前を書いた。
「初めまして、青山・ロゼ・シャノワーヌと言います。以後、お見知りおきを。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます