第5話 金髪の転校生

「おはよう、かな。まさかまた同じクラスになるとは思っていなかったよ。」

「うん、私もだよ。」


始業式が終わってすぐ、先生の長い話も終わってようやく帰ると思ってたわたしはしずちゃんとお話していました。

クラス替えで少し不安だったけどまたしずちゃんと一緒の教室で行事とかもまた一緒に回れるから嬉しかった。


クラスのみんなもほとんど前のクラスと同じで良かったと思った。

だって、4組もあるんだから別々になっちゃう可能性も高いわけで、本当に仲のいい子と別れちゃった子もいたからわたしは幸運なほうだったと思う。


「え~、みなさんいますか?座ってください。」

「先生、来るの早すぎです。」

「職員室から出るのは一番遅かったから早くないわよ。それに、先生もこれからが本番ですからね。はい、座った~。座った~。」


配られた紙に自分の名前が書いてある席に座ると、なぜか紙にも名前の書いていない空白の席が一つ後ろに会った。

みんなひそひそと小言で話し始めた。


「誰か転校したのかな?」

「もしかして、幽霊とか?」

「はい、みなさん気になると思いますからネタバレしちゃいますね。入ってきてください。」


ゆっくりと教室の扉を開けて彼女が入ってきた。


「それじゃあ黒板に名前を書いてくれる。」

「はい。」


彼女はそういうとチョークで名前を書いた。


「初めまして、青山・ロゼ・シャノワーヌと言います。以後、お見知りおきを。」




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