カクヨムロイヤルティプログラムは嫌われてる？

第十二話 「そっ閉じ」はノーカウント！？

　本日からカクヨムリワードに関する表示が始まりました。まだリワード換算は行われていませんが、広告表示ＰＶ数とアドスコアが表示されています。

　カクヨムトップ画面から『ワークスペース』へ移動し、『カクヨムリワード』を選択すると棒グラフと数字が表示されます。

　既に発表済の10月度の数値と今月（12月）の推移が表示されていますが、集計が終わっていない11月度が抜けているのが、ちょっと違和感ありました。推定値のただし書き付きでもいいから表示すればいいのに。

　そして、この発表により重大な要素が判明しました！

　10月度のＰＶ数は538（第七話参照）としていましたが、カクヨムの該当ページでは427と表示されています。

　個人的に昨年六月ごろからＰＶ数のデータを定期的にとっており、10月度についてはこのプログラムが開始される直前で確認しています。その数値に大きな差が生じている可能性はないにもかかわらず、カクヨム発表とは100以上もの差が生じていました。

　これが意味するものは何か？

　カクヨムリワードのページには「広告表示ＰＶ」と記されています。

　作品ごとに表示と非表示を選択できるので、それによるものと考えられますが、私の場合は初期設定のまま全作品を表示としています。ここでもＰＶ数が減る要因はないのに……その時、ふと思いつきました。

「これは、文字通り広告が表示されたＰＶ数なのではないか」と。

　本文を閲覧してもすぐに移動する――いわゆる「そっ閉じ」をした場合は広告が表示されないまま画面が切り替わることがあります。

　これを的確にカウントしているのではないか、だから実ＰＶ数と広告表示ＰＶ数に差が生じているのではないか。そう考えると合点もいきます。

　自作の場合、じっくりと読ませるものは少なく、タイトルなどで興味を持った方が読み始めてすぐに移動してしまうことも多いのではと以前から感じていました。

　今後のデータとも比較していく必要がありますが、現時点では「そっ閉じ」は広告表示ＰＶにカウントされない場合がある、という仮説を立てておきます。

　今回のデータ公表に伴い、ＰＶとアドスコアの単純比も上方修正することになります。これらは11月のアドスコアが発表された以降に、詳しくご紹介します。