第104話 タイムリーのあれこれ

 給湯器がご臨終なさった。


 しかも、出勤30分前。

 朝シャンを一日のルーチンとする私にとって、これほどの絶望はありません。


 昨日までは使えていたのに……。

 そんな泣き言を言ってもお湯は出ないので、気持ちを切り替え、顔だけ洗って出勤しましたが、やはり調子が乗らず一日通して微妙な仕事具合。


 今週始まってすぐに暴力沙汰に巻き込まれ、次いで給湯器が故障。

 なんなんだ今週は。厄日か。暗剣殺か。どうしてこう躓くんだ。私、そんなに悪いことしたっけ?


 そこでふと思い出したのが――まだまだ執筆途中で、アップするにはもう少し時間が掛かりそうですが――現在進行中のヴィオラ外伝(3)の作中で「悪いことは重なるものだ」という一文を書いたことです。


 弱り目に祟り目。泣きっ面に蜂。踏んだり蹴ったり。

 自分で書いておいてなんですが、ああ、本当に悪いことって重なるんだなぁと痛感した次第。


 文章を長く書いていると、まるで未来の自分を想起させるような言葉選びをしていることがあってなかなか面白いです。みなさんも、そういう時ってありませんか?


 異動して二ヶ月。慣れてきたころが一番危ないといいますが、そういう油断している時期に悪運が忍び寄ってきたのかもしれませんね。気を引き締めねば。


 とはいえ、人間万事塞翁が馬。一利一害。吉凶禍福は糾える縄のごとし。

 そういう言葉もあります。

 今週悪いことが重なったのだから、その分、来週は良いことが起こってくれないものでしょうか。

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