　執筆状況ですが、更新が滞っているのはご存知の通り。

　現在連載中の「少女剣聖伝」の更新日が３月１４日。続きを書いているもののなかなか進んでおりません。

　以前お話したとおり、３月は昨年１１月から続く激務から解放されました。

　これまでは事実上、毎日出勤しないと仕事が回らないような勤務体制でしたが、それとは裏腹に今月は二連休、三連休などのまとまった休暇が増え、それを満喫した結果でもあります。

　映画を観に行ったり、友人と飲んだり、新しく都市部にできたプラモ屋を覗いたりと久しぶりに自分の時間をエンジョイできました。

　更新停滞の言い訳をするわけではありませんが、時に自分自身を鍛え直すために遊ぶことは有意義だと思います。インプットとアウトプットは物書きとしてとても大事なことで、「インプットしないのにアウトプットできるわけもない」とは、友人Ｓからよく言われることです。

　言い換えれば、アウトプット＝執筆が滞っているということは、インプット＝ネタ探しが足りていない証拠でもあります。

　執筆に対する気力もまた同様。

　書くべきことは決まっていても、それを実際に書き出すには凄まじい精神力を要します。

　人間という生き物は、自分に余裕がないと分け与えることができません。

　かつてマザー・テレサは「貧しい人は美しい」と言いました。

　テレサが貧しい人に食糧を寄付した際、その人は自分が得た食糧を、裏に住む貧しい人に更に分け与えた。貧しくとも分け与えられる精神性こそが、人間の美しさであると感銘を受けたそうな。

　とても素晴らしい言葉です。

　ですが同時に、世の中には「貧すれば鈍する」という言葉もあります。

　すべての人間がマザー・テレサのような聖人ばかりではない。少なくとも私は自分自身に余裕がなければ、誰かに救いの手を差し伸べることはきっとできない狭量な人間です。

　そんな私が、小説という誰かのための物を創り上げるためには、私自身の物心両面が満たされていなければなりません。

　なので、私が執筆したくてしょうがねぇと気力が充実するまで、しばらくお待ちいただければ幸いです。……もうちょっとなんですけどね。

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