第72話 書きたいもののあれこれ

 シェアード・ワールドの構築はライフワークと言っても過言ではないですが、それとは別に、「これも書きたいなあ」という作品も数多くあります。


 筆頭は変身ヒーローもの。特撮ものと言い換えてもいいでしょう。

 私はアニメと特撮で育った人間なので、やはり物書きを志すならば、自分の原点を一度はその手で描いてみたいと願うもの。


 しばしば、もし自分が仮面ライダーやウルトラマンを書くのならと妄想し、考えていた題材が実際に使われた時などは「先に考えていたのにー!」とやきもきしてしまいます。


 とはいえ、いざ書こうとするとこれが難しい。

 例えば、平成仮面ライダーには、「ライダーと怪人のエネルギーは本質的には同じものでなくてはならない」「怪人は人間から誕生したものでなくてはならない」「変身アイテムは子供が触れにくいもの、触れると親から怒られるものでないとならない」――などの設定に関する製作者側のルールがあったりしますが、それを順守しようと思うと途端に難易度が跳ね上がります。


(まあ、実際にTVシリーズを手掛けるわけでもないので、別に守らなくてもいいのでしょうが、そこも含めてライダーと言いましょうか)


 かと言って、既存作品の二次創作は載せたくても載せられないし……。

 アギト外伝とか書いてみたいんですがね。G3ユニット主体で。


 ウルトラマンだったらいわゆるニュージェネ世代ではなく、古典的な光の巨人を書いてみたい。

 いや、別にニュージェネを否定するわけではないですが、神様のように描かれるウルトラマンのほうが私は好きだったので。漫画的ともいえる軽薄なキャラクター性でべらべら喋られると、なんというか神秘性がね……?


 ただ、タイタスは好き。

 尻で攻撃を弾くウルトラマンなんて初めて見た。


 他作品でいえば、サンライズ系列のエルドランシリーズなども書いてみたいでしょうか。

 絶対無敵ライジンオーや熱血最強ゴウザウラーなどですね。学校が変形してロボットが発進するダイナミックな演出は幼心に憧れ、うちの学校も変形しないかなーと夢想していました。


 機械系でいえば、ZOIDSシリーズも書いてみたい。

 これに関しては実際に、高校生の時分に二次創作的なものを書いていました。コマンドウルフ乗りの女の子が主人公で。さすがに残っていませんが。


 しかし、私が考えることは誰しも考えるようで、カクヨム界隈にも変身ヒーローものを書かれている筆者様もたくさんいらっしゃいます。いつかそっち方面の作品で参加できたらなぁ……と思ったり、思わなかったり。


 いろんなジャンルを並列して書けるだけの生産力があれば、と願わずにはいられません。


 え? 魔法少女?

 やだなあ、書いてみたいに決まっているじゃないか。

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