七話

それから三人は…



別々の土地で…

別々に暮らし…



部族の王として、三千程の頂点に君臨する。



狩人の技を伝え…


一人一人が強くなる事を皆に命じた。




狩人に作ってもらった鉈のような武器を改良し…


毒が出るように施す…








ははは。


お前らには、これくらいの大きさだろう…








キィ!








そんな会話が聞こえてきそうな…


あの一緒にいた日々の、狩人の優しい顔を時折…


三人の王は思い出す。




今も変わらず、鉈のような武器を持っておるじゃろう。




そしてもう一つ…


王達は皆に教える…





狩人を…


狩人と言う者達を…



決して信用するな……

と。

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