十話
後はもう、やられ放題だったの…
気配とかなりの場数の経験で……何とか…
もってたのかな…
でもね。
彼…
私をチラッと見たの。
眼も耳も使えないはずなのにさ……
ニコッとしてね。
ううおおおぉぉおおあああああああ!!
そのすぐ後…
突進をあの細い体で受けとめたのよ。
あの黒角竜がさ…
動けないんだよ?
壁に刺さった時のようにさあ…
彼に受けとめられ、必死にもがいてんのよ…
あの子は串刺しのまま…
両手を高く上げ…
また眼を赤く染めてね………
蒼剣を奴の頭に刺し込んだ。
まるで…
人形が子供に振り回されるかのようにね…
彼は飛ばされて…
もう…虫の息だったけど私は…
たまらずに走ってたわ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます