第128話 兔人族の亜大陸
新大陸探索の時、ベラリカ亜大陸より一回り大きい亜大陸の存在と位置は、確認していた。
わし達は遠浅の広大な海岸に転移した。
見渡す限り全て砂浜、海は綺麗で透明度が高い、当然プラスチックビニールごみなど流れ着いていない。
振り返ると、遠くに椰子の木が群生している。
「南国の楽園じゃな」
「マンバ様!椰子の木が有ると、美味しいヤシガニもいますね?」
「おそらく居るじゃろうな」
「魚貝類に海草、椰子の実にヤシガニで、充分過ぎる食糧が確保!!この大陸、海岸の近くだけで安楽に過ごせますね」
「ヒミコ、こんな楽園が無人のはず無いぞ!!人は兎も角大陸を支配しておる存在は居るはずじゃ、安楽に過ごせるとは限らん」
「ではチョイチョイと片して、この大陸もマンバ様の物にしましょう!!」
「ヒミコちゃん?ちょっと狂暴!」
「
「?」
「飛んで探索するぞ!」
「「「はい!!」」」
わしらは、辺りの探索に飛び立った。
直ぐに大きな集落が見付かった。
焦げ茶色のもこもこが、わしらに気付いて騒ぎが起こった。
「臨戦体勢!!降りるぞ!!」
「「「はい!!」」」
右往左往する集団の真ん中に、わしらは降り立った。
降りて見て気付いた、毛の色は違うが2~3メートルの筋肉達磨、兔人族じゃった。
逃げかけた兔人族達も、降りて来たのが女子供と気付き、一斉に襲い掛かってきおった。
「「「「「「女だ!!!」」」」」」
「最大氷雨凍結!!」
わしにヒミコ、タマモ、保志、四人で全方向に、一斉に最大氷雨凍結を放った。
大きな5000人程の、兔人族集落が全て凍りついた。
「マンバ様、凍結兔人族破壊しますか?」
「このままにして、次の集落に行く」
「は?はい!!」
そんな感じで、3つの集落を凍り漬にし、次の集落に向かう。
「次の集落の兔人族を、転移で凍り漬の集落に送る」
「「「は?はい!!」」」
全く同じ反応、逃げ惑い、相手が女子供と分かれば襲い掛かる。
(恩情かけて遣る必要が有るのかのぅ疑問じゃ)
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